ふたたび海へ 理想郷をたずねて①
(「理想郷を訪ねるみち」鵜原理想郷からの夕暮れ)
こんにちは、りゅうぞうです。
前回は、房総の山を横断して、太平洋まで出るつもりだったんですが、途中の清澄寺で暑さにやられてダウン。
千葉の山の秘境っぷりがまた、すごかったです。
⇩前回の旅はこちら。
trailtravel8hureai.hatenablog.jp
というわけで、遠路はるばる電車とバスを乗り継いで、前回終了地点の清澄寺からスタートです。
自宅を出たのが5時半ぐらい、到着したのが9時29分。
ほぼ4時間かかりましたよ、ハイ。
今回のルートはこれです。
清澄山を東に太平洋に下り、そこから海岸沿いに勝浦を経て九十九里浜の南端まで。
途中ビバークを入れて2日間の旅です。
これが1日目のルートです。
清澄寺から内浦山県民の森まで「アジサイのみち」、そこからおせんころがしまでの「海と森をつなぐみち」を通り、そこから電車移動して「理想郷をたずねるみち」で終了。
2日目のルートは、また改めて詳しく紹介しますね。
今回は、山あり海ありのダイナミックなコースです。
なかでも楽しみにしているのが、「鵜原理想郷」!
理想郷っていうぐらいだから、天国みたいなところに違いない!
( * ´Д`) ハアハア・・・
もう心が騒ぎます! いや、よこしまな気持ちはありませんよ。
で、出発したんですが、前回の旅が8月22~23日だったのに、今回の旅はなんと、4カ月後の平成27年12月22~23日となりました。
もう年の瀬です。
熱中症の記事を書いた次が、もう冬になってるって、なんだか強引なストーリー展開のようで、とても気が引けます。
来年はもっと頑張って旅しようと誓うのでした。
一気に海へ! 秘境をあとに
さて、新幹線なら大阪まで余裕で行ける時間をかけて、ようやく到着しましたJR安房小湊駅。なんだか公民館のような雰囲気です。
ここから、バスに乗って清澄寺まで。
バスといっても、ワンボックスカーです。
運転手さんに、「九十九里まで行くんです」って言ったら、「うへぇ!」と反応が返ってきました。
20分ほどで清澄寺バス停に到着です。
ここは知る人ぞ知る、極真空手発祥の地らしい。なんでも、大山倍達がここで一年半にわたり山籠もり修行をしたそうです。
清澄寺はなかなか立派なお寺です。
1200年ぐらい前に「不思議法師」という素性不明のお坊さんがやってきて、開山したそうです。またここは、日蓮上人が日蓮宗を開いたお寺でもあります。
もともとは、もっと山奥の元清澄山(前回アップダウンがきつくてバテたあたり)にお寺があったそうです。たしかに不思議法師が現れそうな秘境でしたね。
ちょっと境内に入って、お参りして、スタートします。
前回の秘境ムードとは異なり、明るく開けたトレイルです。
林道なので、人の気配もあります。
下り基調ということもあり、快調に走って行きます。
海が見えてきました。
神奈川編でもこういう景色を見ましたが、山の間から輝く海が見えると、心が躍りますね。ぼくの大好きな景色の一つです。
そうこうするうちに、「アジサイのみち」の終点の内浦山県民の森に到着です。
8km弱を1時間ほどで進んだので、だいぶ時間の余裕もできました。前回の熱中症ふらふら状態とは全く違う快調ぶりです。
まあ、もう冬になりましたからね・・・
ここから先は、しっかりした舗装道を下って、先ほどの安房小湊の町まで一気に下り降ります。
秘境とも、いよいよお別れです。
終わりとなると、やっぱりちょっと寂しい。
4kmほど続く、ながーい下りを進むと、ようやく海のほとりに出ました。
始まります 海の千葉
さて、ここからは海沿いにJR行川アイランド駅まで進み、そこから電車で鵜原理想郷へ向かいます。
まずは、安房小湊の内浦湾沿いに走ります。ここの内浦海岸は神奈川編を思い出させる砂浜です。
⇩砂浜を走る神奈川の旅はこちら
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やっぱり、海はいつ来ても開放感がありますね。
今回の旅で、印象に残った光景がこれです。
砂浜を走っていると、波打ち際でキャーキャーとはしゃいでいる女性4人を見かけました。よく見ると、だいぶ年配のご婦人たちでした。
まるで女子高生のように、無邪気に会話しています。女学生時代の友達でしょうか。
もしかすると、何年ぶりかで一緒に旅行に来たのかもしれません。
彼女たちにとっても忘れられない旅があったのかも、そんなことを想像しながら、ぼくは4人の影を見ていました。
やがて砂浜は終わり、誕生寺という日蓮上人が生まれたというお寺に到着します。
お寺の裏に高台へ登るみちが通じていて、そこを登っていくと、トンネルがありました。
そこを抜けると、今度は先ほどまでの優しい砂浜とは打って変わった、荒々しい断崖のみちが続いていました。
このみちを1kmほど行くと、小さな漁村がありました。
少し集落のほうに降りてみます。
急な崖沿いに、家がへばりつくように建てられていて、それらが階段と路地で迷路のように結ばれています。
そして、漁港と言えば、ネコです。いたるところにネコが歩いたり、寝ていたりして、ネコ好きのぼくとしてはもうウキウキです。
(*´ω`*) ここが理想郷?
この美猫一家は、別の記事でも紹介しましたね。
⇩ネコや動物たちの記事はこちら
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ネコに心を癒されながら、漁村を散歩しました。
さて、ここを過ぎると、「海と森をつなぐみち」のゴールとなる「おせんころがし」と行川アイランドはすぐそこです。
おせんころがし、なんだか気になる地名です。
この続きは、次回の「理想郷をたずねて ②」で書くことにしますね。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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ではまた。
(= ´ω`)ノ
次回の旅はコチラ⤵
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ふらふらで終了 秘境です千葉の山②
(「モミ・ツガのみち」金山ダムの吊り橋)
こんにちは、りゅうぞうです。
さて、豊英湖近くのキャンプ場でビバークし、2日目の朝です。
⇩今回のルートと1日目のてんまつ
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今日もいい天気になりそうです。
というか、かなり暑くなりそう!
キャンプ場を朝の5時半に出発しましたが、早くも猛暑の予感です。
今日は、清住山を越えて太平洋岸まで出る、約40kmを行く予定ですが、1日目に暑さにやられた身としては、ちょっと不安・・・
暑いです、滝のあるみち
キャンプ場を出発したのち、早くもルートを間違えてしまい、昨日の山から下ってきた道のほうに行ってしまいます。
このせいで、計画では10分ほどで到着する予定だった大滝まで、1時間もかかってしまいました。
(; ・`д・´) 早くもピンチの予感
大滝はここを下るみたいですが、やめときます。
大滝を過ぎると、舗装林道からトレイルに入っていきます。
いきなり急です。
この岩を削った階段が、昨日に引き続き秘境ゾーンのはじまりを物語っています。
で、その通りになりました。
何度も言うようですが、標高は全然ないんですよね。
せいぜい300mぐらい。
でも、岩場あり、細尾根あり。そして、延々と続くアップダウン。
ここから「滝のあるみち」ゴールの香木原バス停までは5kmぐらいしかないんですが、いくら進んでも着かない!
何度も木陰を見つけては、ザックを下ろし、Tシャツを脱いで体温を下げないと苦しい。
やっぱり、昨日の疲労が抜けていないみたいです。
(´Д`) アカン・・・
何とかバス停まで行けば、自動販売機があるはず!
「そしたら、冷たいコーラを一気に・・・」またもや妄想が頭の中をぐるぐるします。
しかしもう、いつものパターンなので、だいたい予想できますよね。
そうです、バス停には何もありませんでした・・・
あなどれません、関東ふれあいの道。
すると、ゴルフ場の看板を見つけました。すこし道から離れますが、ゴルフ場のクラブハウスなら、自販機があるはず!
ということで、15分ほど歩いて立派なクラブハウスに突入。
汗まみれでザックを背負っているぼくは、ハイソ(死語)なゴルフ場には全く場違いでしたが、受付のお姉さんは、咎めることもなく笑ってぼくを見送ってくれました。
(*´ω`*) ありがとうお姉さん
コーラ2本を一気に飲んですこし生き返ったので、再び旅を続けます。
有料道路なので、高速道路みたいに入ることができないのかと心配してましたが、料金所があるほかは普通の道路でした。
料金所のおじさんに挨拶して通ります。
金山ダムから清澄寺へ、そして力尽きる・・・
2kmほど鴨川有料道路を南へ走ると、「モミ・ツガのみち」のスタート地点となる金山ダムバス停に到着します。
ここから、このルートのゴールとなる清澄寺までは13.5km。再び山越えです。
バス停から山のほうへ向かって進んでいくと、すぐに金山ダムです。
吊り橋がかかっていて、その先には深い緑に覆われた山が。
この橋を渡って、しばらくダム湖沿いに走り、そして再び山の中に入っていきます。
昨日と同じく、急なアップダウンの連続です。
とにかく、これが地味にこたえます。
苦労して登ったと思ったら、また下り。貯金を一瞬で失うこの無力感・・・
また登り、また下り、そしてまた登り。
せっかく登ったのに、またもや下り・・・
最初のうちは、下りだけでも走ってたんですが、10回ぐらいアップダウンを繰り返すと、もうその気力すらなくなりましたよ、ハイ。
ちょっと広くなってるところで、倒れるように休憩。
靴と靴下を脱いで、Tシャツも脱ぐ。
なんだか、軽い熱中症みたいな感じになってきた。
そしてまた、登った苦労を全て帳消しにする急な下り。
もうやめて・・・
しかし、ものごとには、いつか終わりが来るもので、とうとう元清住山に到着しました。
もう何時だったか覚えていません。
ここから「モミ・ツガのみち」のゴールとなる清澄寺までは、トレイルで約8km。
本当は、清澄寺からさらに20kmぐらい走って海まで出るつもりでしたが、もうその気力は残っていませんでした。
((;´Д`) グスン
なんとか、清澄寺まで向かうことにします。
途中、キノコが輪になって会議をしておりました。
悲しい気持ちが少し癒されました。
そしてなんとか、ゴール地点のバス停まで到着。
もう、ふらふら。
ということで、次回は、こんな山奥から再開しなくてはならなくなりました。
しかし、ちょっと、千葉の山を甘く見ていました。あなどれない秘境です。
果たして、また戻ってこれるのか?
最後まで読んでいただいてありがとうございました。
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(= ´ω`)ノ
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新ステージ開始! 秘境です千葉の山①
(写真:「ニホンザルと出会うみち」高宕山からの山並み)
こんにちは、りゅうぞうです。
前回は三浦半島南端の岩礁のトレイルをまわり、ようやく神奈川編が終了したところでした。
⇩前回の旅はこちら
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神奈川編が終わったのは平成27年の3月29日ですが、それからいろいろありまして、千葉編を開始するのはかなり時間が空いてしまいます。
思えば、この時が関東ふれあいの道一周存続の最大の危機だったかも・・。
なんとなく、面倒臭かったというか、モチベーションが出なかったというか。
「もう、やめようかな・・」
そんな気持ちを振り切り、再開したのは5か月後の8月でした。
今回のコース全体図です。
とにかく、スタート地点まで行くのが遠いです・・・
そして、ゴール地点はさらに遠く、もう「秘境」です。
本当は、電車が通っている海側まで行く予定だったんですが、途中で力尽きて、山の中で終了してしまいました。この件は次回でお話しますね。
今回のルートの前に、東京湾からのコースがあるのですが、今回はどうしてもうまくつなぐことができなくて、その次のコースからスタートしました。
さて、細部ルートです。
これが1日目です。
電車でJR内房線佐貫町駅まで行き、そこからバスで神野寺というお寺まで行きます。
マザー牧場で有名な鹿野山です。
ここからずーっと林道と山中を通り、一山越えて豊英(とよふさ)湖に出て、近くのキャンプ場でビバーク。
「九十九谷をたどるみち」と「ニホンザルと出会うみち」です。
(なお、この地図は千葉県のホームページに掲載されているルートマップですが、西が上になっていたりしてすごく分かりにくい!)
きっと、この細部ルートを見ても、どこなのか分からないですよね。まあ、千葉の一番山奥の地域です。だいたいそのぐらいで十分です。
次に2日目
これもまた、わかりにくい・・。
豊英湖から一山越えます。これが「滝のあるみち」。
次の「モミ・ツガのみち」と連結していないため、鴨川有料道路を通ります。
その後、金山ダムからルートに入って山に入り、清澄山まで。
本当は、ここからもう一つのルートに入って山を下り、太平洋まで出ようと計画していたんですよね・・・
ということで、平成27年の8月22日~23日にかけて旅をしました。
秘境感たっぷり、九十九谷から石射太郎山
家を出てから、はるばる3時間・・・
いかにも「ぼくの夏休み」風のJR佐貫町駅に到着です。季節は巡って8月です。
ここからさらに、バスに乗って山奥へ。
バスの乗客は、ぼく一人です。
バスの床は板張りだし、タイムスリップ感が尋常じゃない。どんどん山の中に入っていきます。
30分ほど神野寺に到着します。12時ちょうどでした。
バスから降りると、強烈な日差しでクラクラします。寺の前にある売店で水とポカリを買いました。
スタート地点はここから1kmほど行った白鳥神社です。白鳥神社まで行って、また神野寺の前を通り、マザー牧場の近くから山へ入っていきます。
途中、こんなガソリンスタンドの廃墟があったり、
「なんだこれ?」っていう感じの看板があったりして、
そんなこんなで、徐々に人気のない林道に入っていきます。
こんなところも通るけど、これって絶対人通ってないですよね・・・
( ´ Д`) 道が見えない・・・
不安感は募りますが、進むしかない。
とにかく静かです。ほんとに人の気配がしません。
真夏の日差しが照り付け、セミも鳴いていますが、逆にそれが静けさを倍増させているみたい。
だんだんと、神奈川のふれあいの道との違いを実感し始めます。
と、ちょっと心細くなったところに、
出ましたよ・・
トンネル。
ぼくは、以前トンネルで不審者に追いかけられるという恐怖体験をしたこともあり、トンネルが苦手なんですよね。
まあ、向こうが見えてるし、何のことはないトンネルなんですが、人っ気のない静かな林道で、これが出てくるとドキドキします。
もう、全速力で通過します!
低い山なんですけどね、えらく山奥の感じがします。
ほんとに、誰とも会わない。というか、気配がしない。
ほんとに静かです。
と思ったら、
また出た・・・
再び、全速力で駆け抜けます。
100m走のスピードです。そして、こんな不必要なダッシュを繰り返したことで、体力が徐々に奪われていったのでした・・・
お次は竹やぶが現れました。
道がよく分からない・・・
ちょっと眠ります、高宕山
そんなこんなで、石射太郎(いしいたろう)山のあたりまで登ったころには、ずいぶん疲れてしまいました。
変わった名前の山ですが、山頂にあった説明板によると、鹿野山から巨人が弓を射るとデカい石に当たったらしいです。で、「石、射ただろう」と言ったのでこの名前になったとのこと。
そんなダジャレのような山のせいか、ちょっと頭がぼんやりしてきました。
すごく汗が出るし、なんだか力が入らない感じ。
低山なので、とにかく暑いです。
石射太郎山では、とうとう横になって休みました。20分ほど。
「とにかく眠い!」
バテるのと反比例して、山はどんどん深くなっていきます。
なんだか秘境感があるんですよね。
低山ゆえに人があまり来ないのか、道も荒れています。
でも、高宕山というところまでいけば、観音さまがあるらしいし、ということは寺があって、「ちょっとは人の気配もあるんだろうなー、もしかしたら、冷たい水でも飲めるかもなー」などと期待して進みます。
でも、こんな淡い期待が裏切られたこと、前にもありましたね。
⇩その時の旅はこちら
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で、到着しましたよ、高宕観音。
(;゚Д゚) ううっ・・・
あるのは、岩壁と寂れたお堂。
もちろん、誰もいません。
いわれによると、行基や源頼朝ゆかりの観音で、「訪れる人が絶えなかった」と書いてあるんですが、かなり人の気配が絶えてます・・・
行き止まりかな、と思ったら、岩壁をくりぬいて道が伸びてます。
まあ、人影こそありませんが、なかなか素敵な観音様です。
ここもまた、すざまじいばかりの秘境テイストです。
岩壁に穿たれたトンネルをくぐり、さらに少し登ると、高宕山の頂上に出ました。
短いですが結構急な登りです。鎖も使います。
そしてこの登りで、とうとう最後の力が尽きてしまいます。
標高300mに死す・・・
眠気がどうにも我慢できなくなって、頂上で靴と靴下、Tシャツを脱いで眠ってしまいます。この段階で16時をだいぶ過ぎていたような気がします。
この先も山道が続くので、急いだ方がいいんですが、もう目玉が勝手にぐりーんと上に向いてしまう状態で、転がり落ちるように眠ってしまいました。
写真は山頂からの写真ですが、標高300mとは思えないほど高度感あります。
苦あれば楽あり、幸せのビバーク
30分ぐらい、眠っていたかもしれません。
相変わらず、静かです。もちろん、人の気配もありません。
夏なので、まだ暗くなるには時間がありますが、まだ下山道も2kmほどあるし、少し急いだ方がいいかと思いました。
あと、急ぐ理由がもう一つありました。
それは、本日ビバークするキャンプ場に、千葉に住む友人が遊びに来てくれることになっていたからです。
これは本当にうれしかったですね。
ふれあいの道、といいながら、あまり人とも出会わなかったし。
下山する途中も、まだバテが残っていて、途中で15分ぐらい横になったりしていましたが、それでも何とか陽が沈む前に人里まで降りてくることができました。
あとは、キャンプ場に向かって急ぎます。
日が暮れてくると、暑さも少しは和らいで、楽になってきました。
オートキャンプ場なので、サイトが大きいです。
とりあえず、暗くなる前にツェルトを立てることができました。
この後、キャンプ場のシャワーを使って汗を流して、友達の到着を待ちました。
あまりに楽しくて、写真を撮るのを忘れてしまったのは残念。
真っ暗な中、よく星が見えました。
次回は、この次の日、再び千葉の秘境を旅したことについて書きますね。
最後まで読んでくださってありがとうございました。
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ではでは。
(= ´ ω ` )ノ
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さよなら神奈川! 岩礁のみち
こんにちは、りゅうぞうです。
前回は、葉山から三崎口駅まで三浦半島を南下しました。奇岩や洞窟がたくさんある荒磯のルートは、冒険心を掻き立てる素敵なトレイルでした。
⇩前回の旅はこちら
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今回は油壷から三崎港、剱崎と三浦半島の再南端を回りますよ。前回に引き続き、普段はあまり経験することのない岩礁のトレイルを進みます。
さて、いつもの全体図です。
(= ・Д・)ノ おおっ!
3ヶ月にわたり旅してきた神奈川も、いよいよ終了だ!
これはやっぱり、うれしい!
細部のルートです。
京急三崎口駅からバスに乗って、「油壷・入江のみち」のスタート地点となる油壷バス停へ行きます。
そこからは海岸沿いの道を通って三崎港まで。
まぐろが食べたいので、ここでお昼にする予定です。
三崎港から神奈川編最後のルートとなる「三浦・岩礁のみち」のスタート地点までは2kmほど離れていますが走って移動することにします。
ここからが、前回にも負けない岩場ルートが続きます。楽しみだ!
今回の総距離は15kmぐらい。これまでで一番短いかな。ゆっくり楽しむつもりです。
というわけで、すっかり春めいてきた2015年3月29日に出発しました。
まぐろがうまいぞ 三崎港
さて、油壷バス停です。10時前に到着しました。
バス停のところに桜が咲いてますね。春特有の、のんびりした雰囲気が溢れています。
ここから「油壷・入江のみち」のゴールとなる三崎港までは3.4kmしかありません。神奈川県のふれあいの道最短のルートです。
ゆっくり行きましょう。
バス停にあった売店で、水を買います。
かわいいおばあちゃんが店番してました。
水着も売ってます。「水着ぎ」と書いてあるのはご愛敬です。
バス停から、海のほうへと下っていくと、ヨットハーバーがあります。
その隣には、古びた船小屋。
なんだか外国みたいですね。
と思ってたら、本当に海外でした。
「かいと」と読むみたい。
まあ、本当にどうでもいいことなんですが、旅をしていると、こういったどうでもいいことがすごく楽しかったりしますよね。
こんな感じで、海沿いを歩いたり走ったりしていると、すぐに到着しました。
三崎港です。
ここは前に、家族でまぐろを食べに来たんですよね。
うまかったです。
その記憶が再びよみがえってくる!
今回は、「安くてうまい」をテーマに、お店を探してみます。
路地裏のほうも探してみます。
しかしどれも、いいお値段するんですよね。あと、結構客が並んでたりする。準備中の店も多いです。
そんな中で、ようやく、安くて、並んでなくて、トレランザックを背負って一人で入っても違和感ないような店を見つけました。
入ってみると、おやじ店主が一人で調理と会計と片づけをやってました。
「そこどうぞ」と言われたテーブルは、前の客の皿がまだ残っています。
座ってみると、なんだかテーブルがべとつくのが気になる・・・
やっちまったか・・・と思いつつ、まぐろシラス丼とまぐろ竜田揚げを注文。
もちろんシラスは江の島の旅の時の記憶が残っていたからです。
⇩シラス丼の話はこちら
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いやいや、うまかったです!
( * ´ ω`*) おやじ疑ってゴメンね
食べてる途中に、おばさんが二人やってきて、わいわい言いながら店の片づけや会計を始めました。おやじはようやく厨房に専念できるようです。
千畳敷・盗人狩から剱崎へ 岩礁のみち
お腹もいっぱいになったところで、いよいよ神奈川編最後のトレイルに向かいます。
実は三崎港から次のコースのスタート地点である宮川町バス停までをつなぐバスはなく、いちど三崎口駅まで戻ってバスを乗り換えることになってしまいます。
たいした距離でもないので走って移動します。
11時20分にまぐろの店を出て、11時45分には宮川町バス停に到着しました。
バス停から海に下る道を降りていくと、すぐに岩礁への入り口となります。
わくわくしながら入っていきます。
前回の「荒磯・潮騒のみち」も奇岩がいっぱいでしたが、今回はさらにスケールが大きくなった感じです。岩のねじれ方や荒々しさも激しい気がしました。
コンクリートの歩道はすぐに終わり、岩の上を歩きます。
岩を削った階段を上ると、見えてきました。
千畳敷です!
(;゚Д゚) 広い!
まるで岩の波が打ち寄せているかのようです。
そのなかに道標が立っている光景も、非日常的で何とも言えません。
誰もいないことをいいことに、
「うわー」と大声を出して走ってみました。
気持ちよかったなぁ。
千畳敷を抜けると、次は盗人狩という切り立った崖に囲まれた入江に出ます。
いわくありげな名前ですが、昔、盗賊が追われてここまで逃げると、あまりの断崖に足がすくんで動けなくなり、たやすく捕らえられたことにちなむそうです。
写真が下手で、あまり険しさが伝わらなくて残念。
まだまだ岩礁は続きます。
川のように岩場を横断する海水を飛び越えたり、
アスレチックみたいな道の上を渡ったり。
このルートも、ただ歩いているだけで楽しいです。
楽しいこともさることながら、こうやって誰もいない岩場を一人旅していると、大げさな言い方ですが、この世に自分と、海しかいないような気持ちになってきます。
海が擬人化されてきて、二人きりで対話をしているような感じです。
ただそこに、むき出しの海があって、そのそばにぼくがいる。ただそれだけ。
ぼくの大好きな小説、ル・クレジオの「海を見たことがなかった少年」のなかに、皆が話題にしている海とは、実は海のことではなく、海水浴、ダイビング、砂浜、日差しといったものだ、というくだりがあります。
ぼくは何となく、この一節を思い出しながら、岩礁を進んでいきました。
しばらく行くと、海岸から離れて台の上に登り、道路に出ます。
菜の花がきれいですね。
この道路沿いに行くと、再び海のほうへ下る道となります。
すこし波が荒くなってきました。
ほんの少しですが、ぽつりと雨粒が落ちてきた。
少し急ぎましょう。剱崎はもうすぐです。
ここで岩礁のトレイルは終わりです。
名残惜しいけど、神奈川の海もこれで終わり。
漁港では、ぽつりぽつりと降る春雨の中、少年が船の舳先の下で絵を描いていました。
なぜだかすごく、心に残る光景でした。
台の上に登ると、一面のキャベツ畑です。
その向こうの海を、貨物船でしょうか、大きな船が、ゆっくり、ゆっくり横切っていきます。
どこか、遠い外国からやって来たのでしょうか。
それとも、長い航海を終えて、帰って来たのでしょうか。
これもまた、旅の終わりにふさわしい風景でした。
さよなら、神奈川!
さて、これでクリスマス・イブから始まり3ヶ月に渡った神奈川編も終了です。
合計15ルート、約160km(?)を計5回、延べ6日間かかりました。
とすると、1日の行程は30km弱ぐらいかな。
まあ、遅いですね。
それでも、関東ふれあいの道一周を始めるときに立てた「旅をする」ということは、できたんじゃないかと思います。
始めるにあたって、考えたことは下の引用の通りです。
ぼくは、この一周を一つの長い旅として、目的を持って行い、何かを得て終わりたいと思いました。そしてできれば、そこで得たものを自分の人生に役立てたり、人に伝えたりしたいと思いました。 旅のもうひとつのイメージとしては「競うものでもないし、比較するものでもない」ということです。 だから、何日以内に一周しようとか、誰かよりも長い距離を踏破しようとか、そういうことは度外視しようと思いました。美しい景色では立ち止まり、多くのものを見て、人と話すときはゆっくりと、そんなふうに続けたいと思ったのです。
どうやって一周しよう? - ロングトレイルの旅 関東ふれあいの道一周
これが何となくできたような気がしたことで、手探りというか、行き当たりばったりに始めた「関東ふれあいの道一周」でも、どうやらこんな形で、最後まで旅ができるんじゃないかという気もしてきました。
ゆっくりだけど、旅を続けてみよう。
そう思えた、神奈川編でした。
ということで、次はいよいよ千葉編に突入します!
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
次回も読んでいただけると、とても嬉しいです。
よろしければコメント、読者登録など頂けると励みになります。
では、また。
(= ´ ω `)ノ
新たにはじまる「驚愕の千葉編」はこちら⤵
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荒磯と冒険のトレイル 三浦半島
(写真:「荒磯・潮騒のみち」に立つ道標)
こんにちは、りゅうぞうです。
前回は砂浜沿いに鎌倉まで進みました。
前回の旅はコチラ⤵
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今回は、三浦半島を南下し、荒々しい岩場沿いに進む旅です。
いつもの全体図です。
赤はこれまでに走ったルート。青が今回のルートです。
いよいよ神奈川も終盤に差し掛かってきました。
そろそろ、東京湾を挟んで、やけにルートが長い対岸の県が気になってきますが、気にしない、気にしない・・・
今回はコースで17.8km、駅までの移動などを含んでも20km弱です。
JR逗子駅からバスに乗って一色海岸バス停まで移動。ここから4km少々海岸沿いの道路を進み、その後、三浦半島を一望する大楠山を往復します。これが「佐島・大楠山のみち」です。
次のスタート地点とはルートが連結されていないので、バスで移動。高等工科学校前バス停で下車し「荒崎・潮騒のみち」に入ります。
このルートは漁港を抜けて荒崎公園へ向かったのち、波しぶきがかかるような岩礁を南下していきます。最後はそのまま内陸に入り、矢作入口バス停でゴール。時間の余裕があったので、そのまま京急の三崎口駅まで走って移動しました。
今回の楽しみは、何と言っても今まで経験したことのない岩場のトレイルです。
そんなわけで、2015年の2月28日に出発しました。
葉山から大楠山へ 春の訪れ
逗子駅には10時に到着しました。
今回も快晴です。
ここから、スタート地点の一色海岸バス停へ。バスに乗って15分ほどです。
走り始めるとすぐに、海側に立派なお屋敷があります。葉山御用邸です。
道沿いには豪邸も多いですね。県道207号線沿いをザックを背負って走っていると、すごく場違いな感じもします。ちょっと先を急ぎます。
すぐに長者ヶ﨑に着きました。
2月の末ですが、春の気配が漂う陽気です。走ってみるとすぐに暑くなりました。ここで上着を脱ぎます。
ここからさらに3kmほど舗装道行くと、大楠山へと続く曲がり角に出ます。
大楠山は、標高250mほどの里山です。
入ってみると、予想を裏切る素敵なトレイルがありました。急な登りもないし、いいハイキングコースです。
山頂から鎌倉方向を眺めます。
前回走った湘南海岸が見えますね。そしてその奥には丹沢の山すそが。
こうやって見ると、ずいぶん遠くから旅してきたような気がします。そういえば、去年のクリスマス・イブに旅を開始したけど、もう春を感じる季節です。
そんなことを考えながら山を下っていると、見つけました。
ピンクの梅の花と、黄色い菜の花が、青い海を背景にして咲いています。やっぱり、もう春ですね。
( * ´ Д`) キレイだ・・・
枯れて死んだようになっていた草木から、色彩が溢れ出て、命がほとばしります。
何度見ても、ぼくには、この再生のプロセスが不思議に思えるし、素晴らしいものに感じます。
極地や赤道のような地方でも、四季とは違うかもしれないけれど、やはり何らかの季節の移り変わりがあって、その土地なりの生命の循環が存在しています。
この循環の中に生きているからこそ、栄枯盛衰のリズムがぼくたちの心の中に根付いているし、過去を整理し未来へ向かうメンタリティが形成されているのではないかとも思ったりします。
荒磯と崖、岩洞で冒険気分
さて、大楠山を下るとバス停に出ます。ここで「佐島・大楠山のみち」は終わりです。
ここから次の「荒磯・潮騒のみち」のスタートとなる高等工科学校前までは、少し距離があるのでバスで移動しました。
12時45分にスタート。この付近は、少し道標が曖昧で正確な道がわかりにくいですが、とにかく海岸線沿いに進みます。
しばらく進むと、荒崎漁港に出ました。
静かで素朴な雰囲気です。ワカメ(?)がずらりと干してありました。
海沿いの道を行き、小さな入り江を3つか4つほど過ぎると、このルートの撮影ポイントである荒崎公園へ到着しました。
13時30分でした。
ここからも海沿いに同じような舗装道が続くのかと思っていたら、どうやら崖の下へ向かうみたい。
いよいよ、岩礁沿いのトレイルのはじまりです。
岩場で親子連れが楽しそうに遊んでいました。
だんだんと、磯が荒々しい地形になってきます。
磯は洗濯板状に横走する岩の床になっていて、崖の下に遊歩道が設置されています。
遊歩道はコンクリートで道が作られているところもあるし、何も人工物がないところもあります。
時には、こんな洞穴を抜けて行ったりします。
(= ´ ∀ ` )ノ 楽しい!!
正直、かなり楽しいルートです。
なんだか冒険しているみたいで、ワクワクして進みます。
弁天島という小島が見えてきました。
ほとんど人に会いません。そういえば、岩礁に入ってからは誰とも会っていません。
まさに独り占めですね。
と思ったら、向こうからザックを背負った女性が歩いてきました。
すれ違いざまに、おたがいニヤリと笑います。
きっと、同じこと考えていたんでしょうね。
前回までの、砂浜を旅するというのもすばらしかったですが、こうやって岩礁のトレイルを歩くというのもまた、これまで経験したことのない楽しさがあります。
磯の香りというんでしょうか、砂浜とはまた違った、野性味のある香りが満ちています。その中で洞穴に入ったり、岩伝いに進んだりしていると、なんだか子供のころの探検ごっこや秘密基地を思い出しますね。
大きな岩壁に沿って歩いていきます。
その向こうには、また岩のトンネルが見えています。
たまに、こんな感じのところもあります。
気をつけて進みましょう。
岩場のトレイルは、あまり足元がよくありません。なので、このルートは走ることはお勧めしません。ぼくはこの岩礁は全て歩きました。
いや、むしろ、この楽しい冒険が終わってしまうのがイヤで、わざとゆっくり歩いたり、立ち止まったり。通り抜けたトンネルを、もう一度逆方向からくぐったりしてましたね。
これもまた、スピードや距離を目標にしていたら、味わうことのできない楽しさなのかもしれません。
なんだか終わってほしくないな、このルート。
と、思っていたら、とうとう小さな浜に出てしまいました。
名残惜しいですが、磯の冒険も終わりです。
肩幅より細いような、急な階段を上って集落へと向かいます。
この時点で、14時過ぎぐらいでしたから、次のルートに行こうと思えば行くことができましたが、お腹も減ったのでここで終了にします。
三崎口の駅で、サザエを土産に買って、マグロメンチカツを食べました。
おいしかったです。
いよいよ、神奈川県のふれあいの道も、残り2ルートを残すばかりとなりました。
次回は三浦半島の先端部、油壷から三崎港、剱崎を旅します。
最後まで読んでくださってありがとうございました。
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ではでは。
(= ´ ω ` )ノ
次回の旅はコチラ⤵
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湘南海岸から鎌倉へ 浜辺をゆく
(写真:「湘南海岸・砂浜のみち」と富士山)
こんにちは、りゅうぞうです。
前回は、大山を抜け、大磯の海に出ました。山に海と、変化に富む神奈川県の魅力を体感したところです。
前回の旅はこちら⤵
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今回は、湘南海岸の砂浜を東に走り、鎌倉までの旅です。
赤がこれまでに走ったルート。青が今回のルートです。
もしかして、神奈川はあと半分ぐらい?
今回のルートは、全て海沿いです。
距離はコースまでの移動を含めて18kmくらい。日帰りです。
映画や、歌などでいろいろ有名なところですね。実は鎌倉と江の島ぐらいしか行ったことがないので、かなりワクワクしてます。
時間の余裕もあるし、鎌倉で観光できるかも。
シラス丼も食べたい・・・
ということで、2015年の2月1日に出発しました。
砂浜を走って江の島へ
JR茅ヶ崎駅からバスに乗り、浜見平団地バス停で降ります。ここからスタート地点まで1km弱ほどあります。
海が近づいてくると、防風林が見えてきます。
防風林の間の坂を登っていくと、目の前にキラキラと輝く海が現れてきました。
まるで映画のようです。
もう、これだけで、今日は何かいいことあるような気がします。
( * ´ ω`* ) わくわく
スタート地点の柳島海岸です。
11時30分に出発しました。
まるで太平洋を覗きこむかのように、富士山が身を乗り出しているようです。
波は白く砕けて、富士山の雪の白さと競っているようにも見えました。
絵にかいたような風景ですよね。
この日は快晴で、2月にしては日差しも強く、海辺をゆくには最高の天気でした。
コースは正確には浜辺ではなく、その脇のサイクリング・ロードらしいのですが、この開放感がたまらなくて波打ち際を走ります。
浜には、ほとんど人もいません。
濡れた砂は、適度に締まって、走りやすいです。
時々大波がやってくると、さわやかな音を立てて、海水が足元までやってきます。
それをよけながら進むのが楽しい!
江の島が近づいてきました。
波の音が耳に心地よいです。
いままで、砂浜を走るってスポ根のイメージしかなかったけど、こんなに楽しく走れるなんて新たな発見です。
シラス丼と、まだ見ぬ名所めぐり
江の島には12時40分に到着しました。
お昼ご飯にします。
もちろんシラス丼にしました。実は初めて食べるんですよね。
生と茹でのハーフ&ハーフです。
Σ (* ´Д`) うまい!
特に、生シラスがうまかったです。家でも食べたいなあ。近所のスーパーでは生シラスって売ってないのかな。
シラス丼がうまかったので、幸せ気分で店を出ます。
冬だけど、南国の雰囲気ですね。
ここからゴールの鎌倉由比が浜までは6kmぐらいです。
江の島からは、しばらく歩道を進みます。
この景色、見たことあるなあ。映画で見たのかな。
始めて訪れた場所ですが、記憶があるって不思議な感じです。
稲村ヶ崎につきました。
振り返ると富士山と江の島です。きれいだなあ。
ここも、よく名前は知っていたけど、来たのは初めてです。
もちろん、稲村ケ崎の名前は、あの映画と歌で知ったんですよ。もう二十年以上前かな。 まさか、関東一周の途中で訪れるなんて、夢にも思わなかった。
いよいよ、今回の短い旅も終わりです。
由比ヶ浜の滑川河口まで到着しました。
海が燃えるように輝いています。
そのまばゆい光の中で、子どもたちや、恋人たちや、老人が、歩いたりはしゃいだりしていました。
それは、どこにでもあるような見慣れた光景でしたが、とても心惹かれる光景でもありました。
たぶん、旅で見る光景のほとんどは、このように見慣れた、どこにでもあるようなものです。しかし、旅の道中で見る光景は、そのほとんどが行き過ぎて、もう二度と見ることがありません。
だからこそ、全ての光景が美しく感じるし、全ての瞬間が深く記憶に残るのかもしれません。
ぼくは、しばらくこの光る海を見ていました。
海の向こうには、次の道が続いている三浦半島が黒々と姿を見せていました。
ではまた。
(= ´ ω ` )ノ
次回の旅はこちら⤵
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旅で出会ったネコやイヌやヒツジたち
こんにちは、りゅうぞうです。
今回は、ちょっと気分を変えて、旅で出会った動物たちの話です。
ぼくは子供のころ、ネコを11匹、イヌを1匹、ハトを1羽飼ってました。まあ、ぼくが1人で飼っていたわけじゃなくて、もちろん家族で飼っていたんですけど。
小学校から帰ると、夕方までイヌ小屋に入ってイヌと遊んでました。
毛だらけになるから、母は怒ってましたね。
ネコは、飼っていたというより、いつしか野良ネコが家に集まってきて、何となく彼らの共通のねぐらに利用されていた感はあるんですが、まあ、みな可愛かったですね。
冬なんかは布団の中に5~6匹入ってきます。夜中トイレに行く時は、彼らを起こさないように気を使って、そーっと抜け出た思い出があります。
胸に乗られると、遠慮して、ネコが目覚めて立ち去るまで、そのまま尿意を我慢してました。
ネコ・ファーストです。
( * ´ω`* ) ハァ・・・
今も、ネコやイヌを見ると、思わず
(*´Д`)ハァハァ
と、なります。
まあ、「ふれあいの道」でふれあう対象には、彼らも含まれるというように解釈をしまして、ほとんど情報としての価値はゼロですが、何枚か写真をご紹介しますね。
くつした君です。
彼は千葉県の「御宿海岸を歩くみち」で見かけました。
小さな漁村があって、入江を取り囲むように山がせり出していました。そこを登っていく迷路のような階段の途中で、ぼくの前を悠然と横切っていきました。
足をけがしていたのかもしれません。
この漁村はネコがたくさんいました。
港のほうでは、ネコ家族がぼくを見つめていました。
みんな模様が一緒なので、すぐに親子と分かります。やはり、一番のチビがお母さんのすぐそばにいますね。お母さん美人です。
これは、千葉県の「桜をめでるみち」にある雄蛇ヶ池のほとりにいた親子(?)です。
この二人も美猫ですね。
千葉はサバトラ率高いな。
雄蛇ヶ池は心霊スポットで有名ですが、ネコスポットでもあるのでは?
至る所でネコの姿を見ました。この2匹は、他に4~5匹のネコたちと一緒にいました。近所のおばさんとおじさんにエサをもらってました。地域ネコなんでしょうね。
ミケさんです。
千葉の「埴輪と遊ぶみち」の路上にいました。
こちらが呼ぶまでもなく、ニャーニャー言って近づいてきました。あまりに無防備で心配になるくらい。いつまでもついてくるので、なかなか別れられない。
ワンコもいます。
彼は、茨城県の「水の恵みと水田地帯のみち」で出会いました。
どこか寂し気な風情ですね。なぜだか、1kmぐらいぼくと一緒に道を走ってくれた。
旅の相棒にしたかったけど、それは無理なので、途中で別れました。
オオカミ君です。
彼は千葉県の「山里のみち」で、突然背後からぼくを追いかけてきました。
やられるかと思いました。
クロちゃんです。
印旛沼のキャンプ場でバーベキューをしてたらやってきました。
もう、要求に貫禄があります。
「はやくよこせ」って雰囲気がビシビシ伝わってきます。
でも、口にごはん粒ついてるぞ。
これはかなりビックリしました。
突然、イヌの顔した人が現れましたからね。
肩乗り犬とは・・・
最後はこれ。
神奈川県の「弘法大師と丹沢のみち」弘法山のふもとにある「めんようの里」で飼われているヒツジたちです。
⇩このコースの記事はこちら
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みんなの人気者ですね。
モフモフして、かわいいです
しかし、
ここで、ジンギスカンとラムしゃぶをやっているという衝撃の事実。
(;゚Д゚) ヒツジさん・・・
いかがでしたでしょうか。
今回は、ちょっと寄り道してみました。
次回はまた、関東ふれあいの道一周の旅に戻りますね。
ではまた。
(= ´ ω ` )ノ
このほかのネコ記事はコチラ⤵
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