千葉の真ん中でふれあいを叫ぶ
(写真「森と森をつなぐみち」笠森寺)
みなさん、こんにちわ。
平成27年の12月に始まった「驚愕の千葉編」ですが、時は無常に流れ、今回の旅はすでに一年以上たった平成28年2月6日のことです。
ホントに進まないなー
全体像はこんな感じです。
進んでいるようにも見えるし、全然進んでいないようにも見える。
今回のコースから、一路北上して茨城との県境を目指すのですが、ちょうど千葉の真ん中あたりですね。
しかし、なにげに千葉県は広いな・・・
前回は大東崎灯台から九十九里浜へ出て、夜の山を走って笠森寺まで行きました。
帰りのバスがなくてエライ目にあった旅でした。
⇩ エライ目にあった旅はこちら
trailtravel8hureai.hatenablog.jp
今回はどうなるんでしょう。
細部ルートはこちらです。
前回、真っ暗な中たどり着いた笠森バス停がスタート地点です。
ここから坂東31番霊場笠森寺を経て、六地蔵バス停までが 「森と森をつなぐみち」です。約13km。
六地蔵バス停からは「山里のみち」です。長柄ふるさと村を通り、新治(にいはる)小学校の角を曲がって次の「昭和の森をたずねるみち」に入ります。
この間は11kmぐらい。
新治小学校からの「昭和の森をたずねるみち」は小中池公園を通過してJR土気(とけ)駅までの10kmです。
今回はあわせて約34kmぐらい。日帰りです。
ということで、平成28年2月6日に出発しました。
清水寺もビックリ 笠森寺
スタート地点の笠森バス停です。
7時前に家を出て、到着したのが10時40分。
いや、前回はスタート地点まで4時間かかりましたからね、今回は早い!
(´ω`メ) 全然平気だよ!
電車の中で本読んでます。薄い本なら1冊読めるようになりましたハハハ・・・
笠森寺への道は、苔むした切り通しを登っていきます。
前回は真っ暗だったから、こんな道になっているとは全く分かりませんでした。
これはなかなかワクワク感のある道ですよ。
笠森寺の山門に到着しました。
「別格総本山」って書いてある。これはすごい寺に違いない!
否が応でも期待が高まります。
とにかく、前回はこのあたりは鼻をつままれても分からない闇の中でしたので、何も見ていないんです。
門をくぐると、ドーンと笠森寺が!
なんですかこの構造! まるで清水の舞台みたいになってる!
いや、実は京都の清水寺よりスゴイんです。
と言うのは、清水寺は舞台の方向だけがこのような格子型に柱と梁を組み合わせた造り(懸造(かけづくり)というらしい)になっているのですが、ここ笠森寺はなんと四周すべてが懸造になっているのです。
なんと、この四方懸造というのは笠森寺が日本唯一なんですよ!
(;゚Д゚) うわーすごい!
確かに、横から見ても懸造です。
これは昔からすごい建築だったらしく、浮世絵にもバッチリ描かれています。
これです。
ちょっと、高くしすぎだろオイ・・・
(*´Д`) オーバーだな浮世絵
しかし、なかなかにすごいお寺です。このまま通り過ぎるのはもったいないので、上に登ることにしました。
急な階段を上って本堂へ。
精巧に組まれた柱と梁です。
これは大変だっただろうなー
本堂に巡らされた回廊からの景色です。
結構高いですよ。いい眺めでした。
ぜひ皆さんも一度訪れてみてください。すばらしいお寺でした。
山道を下り里へ向かう
いつまで見ても見飽きない笠森寺でしたが、先がまだまだあるので20分ほど滞在して出発することにしました。
寺の境内を抜けると、気持ちのいいトレイルが続いています。
前回、ここはバス停への降り口が分からなくて、間違えて走った道でした。
その時は暗くて不気味なトレイルでしたが、明るいと全く印象が違いますね。
トレイルは徐々に下り始めます。
この官能的なカーブが何とも言えません!
気持ちよく走って下ります。
そして山を下りきると、里に出ました。
どことなく、春を待つ風情です。田畑もそろそろ田起こしの季節です。
とある民家の庭に、手作りのバスケット・ゴールが作られていました。
作ったのはお父さんでしょうか、おじいさんでしょうか。
そして再び、小さな森の中に入っていきます。
すごい階段もありますよ。武峯神社へと続く階段です。
幸いぼくは下りでしたが。
ここを過ぎると、「森と森をつなぐみち」のゴール六地蔵バス停はすぐそこです。
次の「山里のみち」に入り1時間ほど走ると「長柄ふるさと村」に到着しました。
ここです。
村、とは言うものの、立派なリゾート施設でした。
おかげで飲み物の補給ができましたよ。
2月の寒い時期でしたが、結構人がいましたね。
このアクティビティは面白そうだった!
谷を越えて、向こうの森までロープが続いていて、みんな「キャー」と言いながら滑ってました。
(∩´∀`)∩ やりたかった
さらに1時間ほど走り、次の「昭和の森をたずねるみち」に入ります。
このあたりは平地なんですが、油断しているとまた現れました。
トンネルです。
短いトンネルでしたが、手掘り感はかなりのものでした。
壁のでこぼこ感がたまらないですね。
このトンネルを抜けると、春が待っていました。
菜の花です。
そして、17時過ぎに、ゴールの土気駅に到着しました。
今回は、特にハプニングもなく、無事終了です。
おなか減りました。ちょっとラーメンでも食べて帰ります。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
それでは、また。
(*´ω`*)ノ バイバイ
次回の旅はコチラ⤵
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関東ふれあいの道 道標さまざま
(写真:栃木県「稜線をたどるみち」)
みなさんこんにちは。
もう2週間もブログ更新していませんでした。
3月は何かと忙しい時期で、ふれあいの道一周も、全く進まない今日この頃です。
(;´Д`) すいません
ちょっと中休みというわけではないんですが、今回は少し趣向を変えて、関東ふれあいの道の道標について紹介してみようと思います。
ぼくが関東ふれあいの道に興味を持ったきっかけが、山の中にあった道標からでした。
「いろんな所で見るけど、これはなんだろう?」
そこから始まったのです。
⇩きっかけのお話はこちら
trailtravel8hureai.hatenablog.jp
さて、関東ふれあいの道は、かなり親切に道標が立てられています。
見逃しさえしなければ、めったに道に迷うことはありません。
ただし、基本的に時計回り方向に歩くことが想定されているようなので、ぼくのように反時計回りで進んでいると、結構見にくい場所にあったりします。
で、これらの道標ですが、大きく分けて3種類あるようです。
① 道しるべタイプ
その第1は道しるべです。
何と言っても、旅をしていて一番頼りになるのがこのタイプです。
(=´ω`)ノ 安心!
言わずと知れた、このタイプの道標です。
ただし、県によって微妙な違いがあり、距離の表示がないものもあります。
これは距離の表示がありませんね。
そして、この道しるべは結構いたるところに立っています。関東にお住まいの方は、試しに探してみてください。意外と身近なところに立ってるかもしれませんよ。
こんな普通の住宅地にも。
街中にだって立ってる。
こんな国道の脇にも立ってる。
利根川沿いの国道356号の脇に立つ道しるべです。
ちょっと、くたびれた感じがせつないです。
② 石柱タイプ
次によく見るのが、石柱タイプの道標です。
これです。
出現頻度は道しるべタイプに一歩譲りますが、その重厚感は他を圧倒します。
(*´ω`*) かっこいい!
しかも達筆です。
時には森の中に埋もれていたりしますが、それでもなおこの存在感!
ちなみに「関東ふれあい」家のお墓じゃないです。
③ 石碑タイプ
第3のタイプは、石碑タイプの道標です。
これです。
これは道しるべタイプ、石柱タイプに比べると、やや数が少ないですが、それらを寄せ付けない優れた特徴があります。
そうです、これは、コース上の現在地が黒石と赤石で視覚的に表現されているのです!
(;゚Д゚) スゴイ!
まあ、若干アバウトなところもありますが、それは気にしない。
ふと気づくと、ベンチの脇に設置されたりもしています。
この赤黒メーターが見つかると、なかなか嬉しいんです。
荒磯にもあったりします。
なかには、埋もれそうになっているのもあります。
他の2タイプと違って、背が低いのでちょっとかわいそうです。
いずれのタイプも、それぞれ特徴があって、なかなか味のある道標です。
もし初めてふれあいの道で不安なかたも、こういった道標がしっかり立てられていますから、安心して歩いてみてください。
また、歩かない人も、ときどき道端でこんな道標を見つけたら、「ここはふれあいの道かー」なんて感慨(?)にふけってみてはいかがでしょうか。
実は、この3タイプ以外にもさまざまな道標がありますので、またいつか紹介しますね。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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ではまた。
(=´ ω `)ノ バイバイ
山に日は落ちて 九十九里から笠森寺②
(「観音様のみち」ゴールの笠森バス停)
みなさんこんにちは。
平成28年1月10日に行った千葉の旅の続編です。
前回は、太東崎灯台から九十九里浜を経て、千葉の田園地帯を抜けた旅でした。
⇩ 前回の旅はこちら
trailtravel8hureai.hatenablog.jp
今回は、さらに千葉の内陸部に入り、坂東31番霊場の笠森寺まで向かいます。
古墳の宝庫です千葉県
次のコースは「先住民のあるいたみち」ですが、「先住民ってだれやねん!」と思いますよね。
どうもこれは、古墳時代に千葉に住んでいた人たちのことを指しているらしい。
というのも、このコースには古墳がたくさんあるからです。
なんと、千葉県は1万3000基を超える古墳があって、なんと全国第4位の古墳県(?)なのでした。
Σ(゚Д゚) しらんかった!
ちなみに1位兵庫、2位鳥取、3位京都とのこと。
ぼくのイメージでは、奈良とか大阪が上位県かと思っていたんですが、奈良はなんと8位(約9600基)、大阪に至っては13位(約3400基)でした。
まずは裏山チックな竹やぶを登っていきます。
ぼくは子供のころ、よく竹やぶで竹の棒を剣に見立てて修行したり、秘密基地を作ったりして遊んだので、今でも竹やぶに入るとワクワクします。
青竹がすがすがしいです。森とはまた違った趣がありますね。
実は、この道標の後ろの、盛り上がった部分が古墳でした。
もう、古墳が山と一体化していて、言われなければ見分けがつかないです。
能満寺古墳、長さ75mもあるかなり大きな古墳です。
能満寺古墳の竹やぶを下ると、ふたたび田園地帯に出ました。
おばあちゃんが歩いています。
どこか懐かしい風景ですよね。
懐かしいと言えば、キリンオレンジの250mml缶が自動販売機に!
現役の自動販売機らしいですが、買えるのかな。
試してみればよかった。
お次は、油殿古墳群です。
もう、里山にしか見えない。
しかし、これだけ古墳があるということは、やはり昔から豊かな土地だったんでしょうね。
そして夜がやってくる
こうして古墳と田園地帯を通り、「先住民のあるいたみち」が終わったのは、15時30分でした。
季節は1月ですから、もう日が傾き始めています。
日が沈むのは17時前ぐらいなので、明るいのはあと1時間少々・・・
次の「観音様のみち」は11.3kmで、その半分が山の中です。
これは山の中で夜になるかも、というか、夜になる!
(._.) ちょっと不安・・・
ちょっと悩みましたが、ここで終わると、次回またここまで来て再開しなければならず、交通が大変です。
なので、頑張って進むことにしました。
何もないバス停です。まるで交通標識のようにバス停の看板が立ってます。
ここでは終われない!
徐々に日が傾いて影が長くなってきました。急いで出発です。
山に続く道を走って行くと、「ユートピア笠森」という保養施設が出現しました。
「ユートピア」という名前なんですが、すでに閉鎖されているらしく、雰囲気的にはディストピアに近いです。
全く人の気配はありません。
バス停の標識が不気味です。
太陽はますます山の向こうに傾いて、もはや薄暗くなってきました。
(; ・`д・´) 急がなきゃ・・・
だんだん悲壮な気持ちになってきます。
ユートピア笠森から数百メートル行くと、とうとう登山道の入り口が出現しました。
(゚Д゚;) 荒れてるやん!
ここからトレイルは5kmほどなので、たいした距離ではないんですが、ユートピア笠森のディストピア効果もあって、不安が募ります。
思っていたよりも、アップダウンが急で、なかなかスピードが上がりません。
明るいうちに、トレイルを通過してしまいたいのですが、ちょっと無理みたい。
とうとう、日が暮れてきました。
あたりが暗くなってきます。
山は静かです。あたりは何の物音もしません。
ちょっと休みます。ランプを取り出し、夜に備えます。
すっかり日が沈んでしまいました。
真っ暗です。
やっぱり、一人で夜の山に入るのはドキドキします。
30分ほど走ると、ようやく笠森寺に到着しました。とはいえ、お寺の敷地内も真っ暗です。当然人の姿は全くありません。
さらに、バス停への降り口を見つけられず、間違って別の山道へ入ってしまいました。
ようやく山門を見つけて下っていきます。両脇に立っている力士像が怖い・・・
夜の山道も苦手ですが、夜のお寺はさらに苦手です・・・
ゴールの笠森バス停に到着したのは、17時35分でした。
とにかくここも真っ暗です。
本当にバスが来るのか? と心配していたら、最終バスがやってきました。
「このバスは茂原駅行ですよね」
(ホッ。でも一応聞いとこ)
「いやいやー、茂原行は終わりましたよ。これは反対方向の営業所行ですよー」
運転手さんが答えます。
その口調は、高校球児のようにさわやかです。
(;゚Д゚) ええっ!
その後、ぼくを心配した運転手さんが教えてくれるには、この途中に、別の茂原駅行の最終バスが停まる停留所があるので、そこで降りて乗り換えればなんとか帰れるとのこと。
ありがとう運転手さん。
で、その停留所で降りて、茂原駅行の最終バスを待ちました。
寒いし、お腹が減るし、かなりつらい。
結構古い町並みですが、売店もないし、もちろん食堂もありません。
1時間以上待って、ようやく最終のバスが到着
(;´Д`) もう感激です・・・
バスの中って暖かい・・・
そして、ようやくJR茂原駅に到着しました。
何ですかこの大都会!
正直、今のぼくには新宿以上の大都会に見えました。
電気がついてるし、コンビニもあるし・・・
こうして、第3回目の千葉の旅も無事終了しました。
次回は、笠森寺からさらに千葉を北上していきます。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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ではまた。
(=´ω`)ノ
次回の旅はコチラ⤵
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灯台のあるみち 九十九里から笠森寺 ①
みなさん、こんにちは。
今回は千葉編の第3回目、九十九里浜から千葉の内陸に入っていく旅をお話します。
前回は、2日かけて、南房総の山地から太平洋岸に下り、鵜原理想郷から九十九里の南端にかけて旅しました。
⇩前回の旅はこちら
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徐々に、千葉県のもつ奥深さに気付き始めてきたところです。
山は標高こそないけれど秘境、海は断崖あり、長い砂浜あり。なかなかあなどれない強県(?)です。そんな千葉県の、知られざる側面を垣間見れた前回までの旅でした。
今回の全体像はこちら。
こう見ると、だいぶ進んだような気がしますね。
しかし、千葉県は長いなー
今回の細部ルートは以下の通りです。
前回終了したJR長者町駅からスタートし、海岸沿いにJR東浪見(とらみ)駅まで。これが「九十九里の砂を踏みしめて歩くみち」11.9kmです。
東浪見駅からは「大海原を望めるみち」です。内陸部に入り、睦沢公民館入口バス停までの11.3kmになります。
睦沢公民館入口バス停からは「先住民の歩いたみち」です。ここは古墳が点在しているルートです。距離は9.5km。
その後、中之台バス停からは「観音様のみち」、12.5km。ここは山越えです。ゴールは坂東31番霊場であり名刹の笠森寺になります。
ということで、今回は4コース、約45km。
平地、舗装道が多いのですが、気になるのは最後で山の中に入ることですね。
(´・ω・`)
山の中で暗くなるかも・・・
夜の山には何度も一人で入っていますが、やっぱり明るい山の方がいいです。
ちょっと急ぎ目で行こう、と決心して出発しました。
平成28年1月10日のことです。
灯台と砂浜をめぐる
またまたやってきました、JR長者町駅です。
自宅を5時前に出発し、8時15分に到着しました。
なんど見ても、レトロでかわいい駅舎です。
駅を後にして、しばらく長者町の集落を通ります。
どの家も立派な生垣に囲まれています。
(*´ω`) さすが長者の町
まるで迷路のような街並みを抜けて行きます。
しばらくすると、広々とした夷隅(いすみ)川の河口に出ました。
いい天気です。
川の向こうから、潮の香りがしてきました。
川沿いに海まで出て、そこから海岸沿いに北上します。ここは九十九里浜ですが、河口付近は険しい崖になっています。
崖に続く高台を登り、樹木のトンネルを抜けると、白亜の太東崎灯台が立っています。
灯台の周辺は少し開けていて、売店や休憩所がありました。
まだ9時半ですが、売店ではおじさんが何人か集まって楽しそうにお酒を飲んでいます。空気が開放感であふれていました。
ぼくも一休みします。
太平洋が一望。
いい天気です。
昼寝でもしたくなる気分ですが、まだまだ道のりは遠いので、名残惜しいですが灯台を後にします。
10分ほど走ると、太東崎に出ました。
そして、海沿いをひた走ります。
そして、起伏に富んだ断崖が徐々に平らになってゆき、砂浜が続くようになります。
九十九里浜です。
ここからは、砂浜を走ります。
途中、たくさんの人がサーフィンを楽しんでいました。
実は、この海岸が終わると、これから先、ふれあいの道一周で海を見ることはありません。
ここからは、千葉の内陸部に入り、それから茨城県、栃木県と続きますが、海に面したルートはもうないのです。
ちょっと寂しくなります。できるだけ、砂浜を踏みしめ、水平線を目に焼き付けて進みました。
波打ち際を数キロ走ると、いよいよ内陸部にコースをとり、JR東浪見駅に到着しました。11時を少し過ぎたぐらいでした。
まるで、普通の家の玄関のように見えますが、東浪見駅です。
売店がない?
(^ω^メ) もう慣れました大丈夫です
千葉の田園地帯をゆく
さて、ここからは海岸線から離れて内陸部へ。
東浪見駅を後にすると、まずはちょっとした丘陵部を越えていきます。
グンダリ山というかっこいい名前です。
このあたり一帯は、古くから神域として保護されている原生林があり、南方と北方系の植物が同居する貴重な地域らしいです。
洞庭湖というのは、中国の有名な湖です。
それにちなんでつけられた名前らしいのですが、ちょっと名前負けかな。
で、ここを過ぎると、田園地帯に入ります。
日本の田舎って感じですね。
子供の頃、よく見た風景です。
低い里山を越えると、集落と田んぼ。
そしてまた里山を越えて、隣の集落へ。
さっきまでの海岸線沿いとは異なり、のどかな田園地帯が続きます。
と、油断してたら・・・
またもや現れるトンネル。
Σ(゚Д゚) しかも洞窟タイプ・・・
そうこうしながら、13時半には「大海原を望めるみち」は終了。
(そういえば、このルート大海原は見えなかった気が。逆に走れば見えるのかな?)
お腹が減ったので、道路沿いにみつけたうまそうな店でお昼ご飯にします。
(*´ω`*) カツ丼うまかったです。
腹ごしらえも終わったので、のこる「先住民が歩いたみち」「観音様のみち」に向かいます。
しかし、この後、この穏やかな旅が一転・・・!!
この続きは次回に書きますね。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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(`・ω・´) キリッ
それでは、また。
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月の砂漠から九十九里浜へ
(写真「御宿海岸を歩くみち」月の砂漠像)
みなさん、こんにちは。
さて、平成27年の1月22日~23日に旅した千葉編の最終回です。
前回は、初日(22日)に清澄山から下りてきて、おせんころがしから鵜原理想郷まで行ったところまで書きました。
⇩前回の記事はこちら
trailtravel8hureai.hatenablog.jp
今回は2日目(1月23日)の旅をご紹介します。
2日目の細部コースです。
鵜原理想郷の残りを走ると、次の「荒磯のみち」ですが、連結区間が2km少々あります。ここは走ることにします。
「荒磯のみち」はJR勝浦駅がスタートです。海岸沿いに進み、部原バス停ということろでこのコースは終わりです。
次の「御宿海岸を歩くみち」のスタート地点であるJR御宿駅までは、再び連結区間が入ります。ここも走ることにします。
御宿駅からは月の砂漠像を経てメキシコ記念公園、岩船地蔵尊を通りJR浪花駅でゴール。
まだ続きます。
次の「黒潮の潮騒を聞くみち」のスタート地点は、またもや連結区間を挟みます。
ここは電車に乗って移動することに。
JR大原駅をスタートしてしばらくすると、九十九里浜の南端部に出ます。
ここから延々、海岸沿いを北上。最後はJR長者町駅で終了です。
ざっくり40km弱ぐらいでしょうか。
それでは、出発しましょう。
トンネル地獄 勝浦へのみち
鵜原理想郷に、朝日が昇ってきました。旅も2日目!
12月も末なので寒いですが、いい日の出です。
ビバークで夜をひとり過ごしていると、朝の太陽の光が本当にありがたく感じます。
闇の世界がどんどん追いやられていって、命がよみがえってくる感じ。
元気が湧いてきます。早々にツエルトをたたみ、出発します。7時でした。
しばらく行くと、おもしろいトンネルを見つけました。
トンネルは苦手ですが、このくらいなら、平気です。
というか、楽しいです。
(*´ω`*) ヘーキヘーキ
まだまだ出てきます。
このトンネルはちょっと苦手な部類ですが、まだ大丈夫。
(;^ω^) ちょっとダッシュします
こんなトンネルをいくつか抜けると、勝浦海中公園に到着しました。
ここは昔、家族で遊びに行った場所です。
まさか、10年以上たった今、走って再訪するとは思いもよらなかったですね。
ここで少し休憩します。
ザックからパンを取り出し、朝食です。走ると暑くなったので、防寒着を脱ぎます。
再び走り始めますが、まだまだトンネルが連続します。
結構、手掘り感があります。洞窟探検の雰囲気。
しばらく行くと、またもやトンネル。
右側のトンネルでなくてよかった。
またまたトンネル。
このトンネルも、ワイルドな雰囲気を出してますね。
こんな感じで、トンネルを抜け続けると、やがて松部漁港に到着しました。
「理想郷をたずねるみち」のゴールです。
湾の向こう側に、勝浦の町が見えます。
ここからは、次の「荒磯のみち」へ向かう連結区間になっていて、一般道を通ります。
交通量が多い割には、歩道が途切れたりしていて結構危ない区間です。ここを2kmほど行きます。
勝浦駅には8時半に到着しました。
左に見切れているのは、ふれあいの道の案内板です。
結構、人目につくいい場所に設置されてますね。
月の砂漠から九十九里へ
勝浦からは、海沿いの集落が並ぶみちを進みます。
このあたりまで来ると、さすがに秘境感はありません。どちらかと言うと旅情感かな。
こんな感じで、海沿いに集落が点在していて、それを結ぶように道が続きます。
海を見ながら、走って行きます。
走っていると、不思議なものを見つけました。
コイン「ドライヤー」?
(´・ω・)? ドライヤーって何だ?
コインランドリーじゃないの? 乾燥専門なのかな?
なぞを残したまま、旅は続きます。
こんな感じで、3時間ほど進むと、御宿海岸の月の砂漠像に到着しました。
もちろん童謡「月の砂漠」にちなむ像です。
この砂浜をモチーフに童謡が作詞されたので、ここに像が建てられているそうです。
歌詞は広大な砂漠を歌っているので、すぐそばに海が見える砂浜がモチーフと言われると、ちょっと不思議な感じがしましたね。
ここから少し道に迷って、メキシコ記念公園にたどり着きました。
ちょうど12時で、お腹が減って動けなくなってきました。
この公園の沖合で、1609年にフィリピンからメキシコに向かう船が沈没したらしいです。船にはスペイン領フィリピン総督が乗っていたとのこと。
江戸幕府もビックリの大事件です。
(その後、助かった総督が家康と面会してることからも、事の大きさが伺えます)
生き残って寒さに震える船員たちを、海女さんたちが裸で抱いて温めたそうです。
この像は、その姿をかたどってます。
疲れたので、この像のそばで昼食にします。
でも、ザックに残っているのはチョコレートが少しとソイジョイが1本だけで全然足りません。
あまり元気になりませんでしたが、再び旅を続けます。
さらに1時間ほど走ると、岩船地蔵尊に着きました。
まるで、要塞のように立派です。
地蔵尊の手前で、近所の人たちが何やら集まり、魚を焼いて酒を飲んでました。
空腹MAX状態のぼくにとっては、魚を焼く匂いはかなり危険です。
しかし、ここから2kmほど行けば、浪花駅に着くはずです。
そうすれば、駅前の商店で何か食べるものを買おう!
(゚Д゚;) ガンバレ! 自分!
つきましたよ、浪花駅・・・
は?
*1 公衆トイレかと思ったぜ・・・
駅前の商店? どこにあるのHAHAHA
この公衆ト・・・いや、駅から電車に乗って、次の「黒潮の潮騒を聞くみち」のスタートである大原駅へ向かいます。
電車で一駅です。
ちなみに、大原駅でパンを買うことができました。
(*´ω`*) ありがとう大原駅
大原駅から少し歩くと、九十九里の南端に出ます。
湘南とは、また異なる雰囲気をもつ砂浜が続きます。
波が荒くて、野性的な趣がありますね。
この海岸を延々と北上し、16時半にとうとうゴールの長者原駅に到着しました。
冬の日暮れは早いです。もう夜のたたずまいでした。
レトロな駅舎が「旅の終わり」の情緒を醸し出しています。
2日間にわたる、山から海への旅が終わりました。
次回は、九十九里浜を抜けて、再び千葉の内陸部に向かいます。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
よろしければ、コメントや読者登録を頂けると励みになります。
どうぞよろしくお願いします。
それでは、また。
(=´ω`)ノ
次回の旅はコチラ⤵
trailtravel8hureai.hatenablog.jp
*1:;゚Д゚
ふれあいの道の現在地(29.2.19)
みなさんこんにちは。
さて、現在の関東ふれあいの道一周ですが、現在は栃木県の第3回目です。
2月19日に、東武野州大塚駅を出発して、東武田沼駅までのコースを旅してきました。
青線が今回の旅のルートです。
「麦笛のみち」、「稜線をたどるみち」、「かかしの里・ブドウのみち」そして「松風のみち」の4ルートでした。
今回は、栃木の平地部を抜け、日光へと続く山地部に入っていく変化のある旅でした。
畑の連なる平地部を抜け、
歴史ある街並みを通り、
長い石段を登り、
峠を越えて旅しました。
この詳細は、また改めてブログ本編で書きますね。
楽しみにしていてください!
次回は、栃木県南西部の山地コースを旅する予定です。
時期は、3月の中旬ぐらいに行ければいいと思っているんですが、どうなることやら。
まだまだ旅は続きます!
ではまた
(= ´ω`)ノ
※ここで使用している全体図は環境省ホームページ「NATS自然大好きクラブ」の地図に手を加えさせていただいています。
NATS 自然大好きクラブ|長距離自然歩道を歩こう!|首都圏自然歩道
ふれあいの道の現在地(29.1.28~29)
みなさんこんにちは。
現在の関東ふれあいの道一周の状況ですが、赤線が1月27日までに旅したルート。
青線が1月28日~29日に旅したルートです。
今回は、栃木県の第2回目になります。
真岡鉄道茂木駅から、東武野州大塚駅までの約100km、7コースを2日にかけて旅しました。
この「関東ふれあいの道一周」は旅のやり方として、「誰でもできる挑戦」をモットーにしているのですが、今回はちょっと諸事情もあり、一晩かけて100kmを走るという計画にしてみました。
⇩旅のやりかたはこちら
trailtravel8hureai.hatenablog.jp
(*´Д`) 寒かった!
今回は、距離こそ長いのですが、ほとんど平地部の舗装道なので、山を行くよりよほど楽です。夜も山に比べると耐えられます。
とは言え、明るいうちはトレイルも通ります。
富士山にものぼりましたよ。
(ちょっと低いですが)
SLも見ましたよ。
偶然ですが、すごく近くで見ることができました。
夕焼けがきれいでした。
夜も眠らずに走りました。
あたりまえですが、真っ暗です。
この詳細は、また改めてブログ本編で書きますね。
楽しみにしていてください!
まだまだ旅は続きます!
ではまた
(= ´ω`)ノ
※ここで使用している全体図は環境省ホームページ「NATS自然大好きクラブ」の地図に手を加えさせていただいています。
NATS 自然大好きクラブ|長距離自然歩道を歩こう!|首都圏自然歩道