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ロングトレイルの旅   関東ふれあいの道一周

1都6県をつなぐ自然歩道「関東ふれあいの道」1800Kmを一周するりゅうぞうのブログです。

仏果山、巡礼峠、海までは遠い・・・

 

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(写真:神奈川県「丹沢山塊東辺のみち」仏果山山頂の夜景)

こんにちは、りゅうぞうです。

前回は、いよいよ関東ふれあいの道一周がスタートしたところでした。

京王高尾山口から神奈川の5コースを進む計画を立て、「もしかしたら、海まで行っちゃうかもなー」などと考えてましたね。お気楽でした・・・。

最初の「峰の薬師へのみち」までは、寝坊で出発が1時間遅れたものの、順調に進んでます。いい感じだ!

(*´ω`*)

 気持ちのいい山里をゆく

峰の薬師から下ると、津久井湖沿いの道路に出ます。

次の「山里から津久井湖へのみち」(ぼくは逆向けに進んでいるので、「津久井湖から山里に向けてのみち」になってる。)に向けて出発すると、すぐに城山ダムに出ます。

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「うわー、こんなところにダムがあるんだ!」と興奮して、しばらく写真を撮ったり、周辺をうろうろしたり。結構時間を使ったのち、この上にある城山公園へ。城山公園はこのコースの撮影ポイントに指定されています。

関東ふれあいの道は、どのコースにも撮影ポイントというのが指定されていて、その場所で自撮りをしておくと、あとでコース踏破証をもらうことができます。

 

城山公園は昔の城跡ですから、公園と言いつつもちょっとした山です。奥に入れば短いですがアップダウンのあるトレイルになってます。城の構造が残っていて、敵を防ぐために道が削られていたり、堀が作られていたりして、結構楽しい。

城山公園を下ると、のどかな里に出ます。

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太陽が出て暖かくなってきた。

春になると、桜や草花がきれいなんだろうなー。

こんな感じのトレイルを抜け、住宅地に出ます。その後、また山へ。目指すは雨乞山という里山です。

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程よいアップダウンで、広々として気持ちのいいトレイルです。

雨乞山の山頂で数人のマウンテンバイカーと会ったので、しばしおしゃべり。確かにこの道はMTBで走ったら楽しいだろうな。

山を下ると、このコースのゴールとなる韮尾根バス停に到着しました。13時45分でした。ここでザックを下ろし、お昼ご飯のパンを食べることにします。

のんびりしすぎたツケが・・・

この次の「丹沢山塊東辺のみち」は山の中に入っていくコースで、あまり人家や集落はないようです。

スタートが遅れたり、写真を撮ったり、おしゃべりしたりして、ずいぶん時間を使ってしまいました。

12月ですから、16時過ぎには暗くなりはじめ、17時前には真っ暗になってしまいます。そうすると、キャンプ場に明るいうちに着くには、あと2時間半ぐらい!

地図を見ると、次のコースは11.3Km、所要時間3時間45分です。標高747mの仏果山も登るから、所要時間の6割で走っても、2時間15分ぐらいかかる。

さらに、ここから次のコースまでは、コース外の連結区間が2kmくらいあるので、それを含むと2時間半ぐらいかかる。

Σ( ゚Д゚ ) うわっ、ギリギリだ!

というわけで、あわてて出発。連結区間の国道412号線を南に。

 ここはコース外の区間なので、標識は設置されていません。見当をつけて1kmぐらい国道を走り、それからスタート地点に向かうため集落へ入っていきます。

・・・で、少し迷ってしまいます・・・。

さらにスタート地点到着後も、道を間違ってしまい、コースに復帰したのが15時ごろという痛恨のミス・・・。

この段階で、不安が忍び寄ってきます。

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そうすると、なんだかあたりの風景まで寂しげに見えてくる・・・。

宿泊を予定していたキャンプ場に電話します。

「すいません、17時ごろにそちらへ着くんですけど、今日テント泊できるでしょうか?」

「え? 明日はこのキャンプ場休みなんで、これから閉めて帰るところなんですよ。すいませんね」

 

(((((( (;゚Д゚) ))))))  ええっ!?

クリスマスイブに、この年最大の衝撃・・・

まあ、事前に予約や連絡をしていなかったぼくがバカでした。

結局、なんとか別の場所でビバークをしたのですが、計画はしっかり立てておく必要がありました。反省です。

 

とりあえず仏果山の山頂には登ってみました。すぐに真っ暗になりました。

「仏果」という名前は、昔この山で修行した仏果禅師にちなむのですが、闇の中にいると、「仏が果てる」なんてことを連想・・・

それでも、厚木方向の夜景がきれいです。空気が冷たいからでしょうか、木々の間から覗く光の海は、ガラスの破片のように鋭く輝いています。

 

夜景を見ていると、心が落ち着いてきました。強い孤独感を感じますが、なぜだか寂しいものではなく、心地よい気持ちのするものでした。

真っ暗な中で立っていると、なんだか体が実態を失って、闇に解けていくような感じがしました。街はすぐそばだし、自宅だって数十キロしか離れていないのに、ずいぶん旅をしたような気にもなります。

旅の価値は、距離や困難の程度で左右されないことを再確認します。誰にでもできる旅だからといって、その価値は減ったりしません。

思いつき的に始めたところもある関東ふれあいの道一周ですが、最後までやりきろうと思った瞬間でした。

道はまだまだ遠い

そんなこんなで、なんとかその夜を、当初予定していたキャンプ場とは別の場所でしのぎ、仏果山山頂を朝8時に通過しました。

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 仏果山の南側の尾根を下っていきます。

修行の山だっただけあって、意外なほど急峻な痩せ尾根です。くさりを使って降りるような場所もあります。

街の近くに、こんなに野性味のあるトレイルがあるなんて知らなかった!

こんな山道を1kmほど下ると、舗装道に出ます。途中、自販機でコーラを買ったり、行動食を食べたりしながら、このコースの終点である坂尻バス停に到着しました。9時半でした。

ここから次の「巡礼峠へのみち」へは、またもやコース外の連絡区間です。3kmほど、特徴のないバス道を走ります。

スタート地点のバス停の前にコンビニがありますが閉まっている。お腹が減ってきましたが、しかたがないのでそのまま出発。

集落を5分ほど歩いて抜けると、トレイルに入ります。なかなかの急登です。空腹のせいか、力が出ない。

20分ほど登るとそのあとはアップダウンが繰り返す尾根道に。最後は長い下りを経て巡礼峠に到着、11時20分でした。

広々と開けた峠で、お地蔵さまが立ってます。むかし巡礼の親子が、ここで盗賊に殺されてしまい、慰霊のために建てられたそうです。

巡礼峠から日向(ひなた)薬師までは、よく整備された遊歩道です。

それにしてもお腹が減りました。日向薬師に着けば、門前町みたいなのがあって、店もいっぱい出てるんだろうなー。

ダンゴでも食べるか―」なんて期待しながら山を下ります。

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( ´・ω・ ) えっ?

参道を抜けてみると、門前町ではなくバス停があり、なかなか風情のあるお店がひとつあるばかり。

店のなかを見てみると、ネギの束が売っていました・・・。

お腹減ったなあ・・・。

店の露台で休ませてもらっているうちに、雲行きが怪しくなってきました。僅かですが雨がパラパラ降ってきます。これから向かう大山のほうは、暗い雲が山頂にかかっていました。心が折れそうになります。

それでも、13時に出発。山へと続く舗装道を進みます。

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どんどん登っていくと、なんだか気になる場所を通過しました。

これは後で写真を撮ったんですが、実は右手の階段を上って登山道に入らなきゃならなかったんですね。

よく見ると、階段の入り口に道標が立ててありますよね。ガックリ・・・。

で、この舗装道をさらに数キロ走って行くと、

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道が突然終了・・・

そして、

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雪かな? あられかな?

なんか冷たいものが降ってきた。

林道からははるか向こうに海が見えるんですけどね。ここで、日向薬師に引き返すことを決めました。海までは遠いなあ・・・

帰りに「クアハウス山小屋」というすてきなレストラン&キャンプ場があったので、もうこれ以上の空腹に耐えきれず、入ることにします。

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ニジマスの塩焼定食(湯どうふ付)。そしてビール。

心と体にしみわたります。

で、今回は日向薬師のバス停から帰ることにしました。

いろいろハプニングというか、失敗が多かったですね。でも、楽しかった。

次回は、再び日向薬師から海を目指します。

ではまた。

(= ´ ω ‵ )ノ