ふたたび海へ 理想郷をたずねて①
(「理想郷を訪ねるみち」鵜原理想郷からの夕暮れ)
こんにちは、りゅうぞうです。
前回は、房総の山を横断して、太平洋まで出るつもりだったんですが、途中の清澄寺で暑さにやられてダウン。
千葉の山の秘境っぷりがまた、すごかったです。
⇩前回の旅はこちら。
trailtravel8hureai.hatenablog.jp
というわけで、遠路はるばる電車とバスを乗り継いで、前回終了地点の清澄寺からスタートです。
自宅を出たのが5時半ぐらい、到着したのが9時29分。
ほぼ4時間かかりましたよ、ハイ。
今回のルートはこれです。
清澄山を東に太平洋に下り、そこから海岸沿いに勝浦を経て九十九里浜の南端まで。
途中ビバークを入れて2日間の旅です。
これが1日目のルートです。
清澄寺から内浦山県民の森まで「アジサイのみち」、そこからおせんころがしまでの「海と森をつなぐみち」を通り、そこから電車移動して「理想郷をたずねるみち」で終了。
2日目のルートは、また改めて詳しく紹介しますね。
今回は、山あり海ありのダイナミックなコースです。
なかでも楽しみにしているのが、「鵜原理想郷」!
理想郷っていうぐらいだから、天国みたいなところに違いない!
( * ´Д`) ハアハア・・・
もう心が騒ぎます! いや、よこしまな気持ちはありませんよ。
で、出発したんですが、前回の旅が8月22~23日だったのに、今回の旅はなんと、4カ月後の平成27年12月22~23日となりました。
もう年の瀬です。
熱中症の記事を書いた次が、もう冬になってるって、なんだか強引なストーリー展開のようで、とても気が引けます。
来年はもっと頑張って旅しようと誓うのでした。
一気に海へ! 秘境をあとに
さて、新幹線なら大阪まで余裕で行ける時間をかけて、ようやく到着しましたJR安房小湊駅。なんだか公民館のような雰囲気です。
ここから、バスに乗って清澄寺まで。
バスといっても、ワンボックスカーです。
運転手さんに、「九十九里まで行くんです」って言ったら、「うへぇ!」と反応が返ってきました。
20分ほどで清澄寺バス停に到着です。
ここは知る人ぞ知る、極真空手発祥の地らしい。なんでも、大山倍達がここで一年半にわたり山籠もり修行をしたそうです。
清澄寺はなかなか立派なお寺です。
1200年ぐらい前に「不思議法師」という素性不明のお坊さんがやってきて、開山したそうです。またここは、日蓮上人が日蓮宗を開いたお寺でもあります。
もともとは、もっと山奥の元清澄山(前回アップダウンがきつくてバテたあたり)にお寺があったそうです。たしかに不思議法師が現れそうな秘境でしたね。
ちょっと境内に入って、お参りして、スタートします。
前回の秘境ムードとは異なり、明るく開けたトレイルです。
林道なので、人の気配もあります。
下り基調ということもあり、快調に走って行きます。
海が見えてきました。
神奈川編でもこういう景色を見ましたが、山の間から輝く海が見えると、心が躍りますね。ぼくの大好きな景色の一つです。
そうこうするうちに、「アジサイのみち」の終点の内浦山県民の森に到着です。
8km弱を1時間ほどで進んだので、だいぶ時間の余裕もできました。前回の熱中症ふらふら状態とは全く違う快調ぶりです。
まあ、もう冬になりましたからね・・・
ここから先は、しっかりした舗装道を下って、先ほどの安房小湊の町まで一気に下り降ります。
秘境とも、いよいよお別れです。
終わりとなると、やっぱりちょっと寂しい。
4kmほど続く、ながーい下りを進むと、ようやく海のほとりに出ました。
始まります 海の千葉
さて、ここからは海沿いにJR行川アイランド駅まで進み、そこから電車で鵜原理想郷へ向かいます。
まずは、安房小湊の内浦湾沿いに走ります。ここの内浦海岸は神奈川編を思い出させる砂浜です。
⇩砂浜を走る神奈川の旅はこちら
trailtravel8hureai.hatenablog.jp
やっぱり、海はいつ来ても開放感がありますね。
今回の旅で、印象に残った光景がこれです。
砂浜を走っていると、波打ち際でキャーキャーとはしゃいでいる女性4人を見かけました。よく見ると、だいぶ年配のご婦人たちでした。
まるで女子高生のように、無邪気に会話しています。女学生時代の友達でしょうか。
もしかすると、何年ぶりかで一緒に旅行に来たのかもしれません。
彼女たちにとっても忘れられない旅があったのかも、そんなことを想像しながら、ぼくは4人の影を見ていました。
やがて砂浜は終わり、誕生寺という日蓮上人が生まれたというお寺に到着します。
お寺の裏に高台へ登るみちが通じていて、そこを登っていくと、トンネルがありました。
そこを抜けると、今度は先ほどまでの優しい砂浜とは打って変わった、荒々しい断崖のみちが続いていました。
このみちを1kmほど行くと、小さな漁村がありました。
少し集落のほうに降りてみます。
急な崖沿いに、家がへばりつくように建てられていて、それらが階段と路地で迷路のように結ばれています。
そして、漁港と言えば、ネコです。いたるところにネコが歩いたり、寝ていたりして、ネコ好きのぼくとしてはもうウキウキです。
(*´ω`*) ここが理想郷?
この美猫一家は、別の記事でも紹介しましたね。
⇩ネコや動物たちの記事はこちら
trailtravel8hureai.hatenablog.jp
ネコに心を癒されながら、漁村を散歩しました。
さて、ここを過ぎると、「海と森をつなぐみち」のゴールとなる「おせんころがし」と行川アイランドはすぐそこです。
おせんころがし、なんだか気になる地名です。
この続きは、次回の「理想郷をたずねて ②」で書くことにしますね。
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ではまた。
(= ´ω`)ノ
次回の旅はコチラ⤵
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