印旛沼でバーベキュー
(写真:印旛沼と夕日)
みなさん、こんにちは。
(= ´ ω `)ノ
前回は、雄蛇ヶ池から食虫植物群落をへてJR成東駅まで旅しました。
⇩前回の旅はこちら。
trailtravel8hureai.hatenablog.jp
気付くと、千葉編ももはや残すところ100kmを切ったようです。
ビバークをして土日で計画すれば、一気に千葉を抜けることができるかも。
ということで、今回は迷わずビバークすることに決めました。
全体図ではこんな感じです。
細部のルート(1日目)はこんな感じです。
JR成東駅を出発し、古和本郷のバス停までが「山武杉のみち」、8.6kmです。
見所は、うっそうと茂る山武杉(さんぶすぎ)の森ですね。
古和本郷のバス停からは「埴輪と遊ぶみち」7.9kmに連結します。
ここ芝山町は古墳が多数あり、ハイライトははにわ博物館です。時間があれば、中に入ってみたいなあ。
で、ビバーク地点ですが、なかなかいい場所がない。そんな中で見つけたのが、印旛沼のほとりにあるサンセットヒルズというキャンプ場でした。
「埴輪と遊ぶみち」の次のコースが、芝山町から少し離れた印旛沼のほとりからスタートになっていて、連結区間のちょうど真ん中あたりにキャンプ場があるような感じです。ここはバスで移動してキャンプ場に急ぐことにします。
なかなか良い施設のようです。ホームページを見ると、キャンプ場でバーベキューセットをレンタルできるみたい。
で、友達に声をかけてみると、キャンプ場でバーベキューしようということになり、しかもそのうちのTさんは、ふれあいの道にも付き合ってくれるとのこと。
(^ω^) うれしい!
そんなわけで、今回はにぎやかな旅となりました。
山武杉の森を抜けて
JR成東駅に到着したのは、平成28年の5月14日、8時47分。
初夏のさわやかな朝です。
ここで、今回の旅を同行してくれるTさんと落ち合いました。
駅のコンビニで昼食や水などを買ったのち、9時10分に「山武杉のみち」をスタートします。
成東駅の近くに、おもしろい壁画が描かれている建物を発見。
まるでトリックアートのようです。
盆栽は本物ですが、水をやっている人影と蝶々は立体的に描かれた絵でした。
駅近くの住宅地を抜けて、まずは撮影ポイントの光明寺を探します。
すぐに到着しました。
境内には、「マラソンの碑」と書かれた石碑が建てられていました。見ると、高橋尚子さんがここで合宿したとのこと。
光明寺を後にして、高い生垣が続く迷路のような集落を通ります。
そしていつしか、あたりは山武杉の森に変わっていました。
日差しが入り込む明るい森です。
杉の木の根元に茂るシダが、エキゾチックな雰囲気ですね。
森を抜けると、静かな集落に出ました。
おばあちゃんが、道端に座っています。
なんでも、天気のいい日はここに座って飛行機が通るのを見てると言っていました。
成田空港が近いから、けっこう飛行機が低い高度で往来しているんです。
「今日は、飛行機が来ないんだよねー」
おばあちゃんは人懐っこい笑顔見みせてそう言ってましたが、ほんの数分前に頭の上を通ってましたよ(笑)。
(*´ω`*) ほのぼの
可愛いおばあちゃんでした。
まるで絵に描いたような、日本の原風景。
「きれいだねー」などと会話しながら、のんびり歩いていきます。
今日は二人旅なので、また楽しさもひとしおです。
そう言えば子供のころ、こんな看板を出している店があったなぁ・・・
軒下の電灯も、どこかで見たことがあるような形でした。
そして12時前に「山武杉のみち」の終点となる古和バス停に到着しました。
はにわに興奮!
さて、ここからは「埴輪と遊ぶみち」です。
しばらくは、のどかな里の景色が続きました。
道端に大きな木が二本、その間に小さくてかわいい祠が二つ。
そしてその向こうに広がる初夏の田んぼと里山。
ネギ坊主が広がる高台の畑を過ぎると、また森の中へ入っていきます。
下草とシダが生い茂り、道がすっかり覆い隠されています。
人里から近いのに、こんなに秘境感あるトレイルがあるなんて感激!
このブログのトップ画になっている写真は、この森の中の風景なんですよ。
小さな森でしたが、いつまでも思い出すような印象深い場所でした。
この森を抜けると、はにわ博物館です。
博物館の前に、子供の大きさぐらいあるはにわが並んでいます。
しかし憎めないこの顔、このポーズ。
(= ´ ω ` )ノ
これに似てるかも。
どおりで、憎めないはずだ。
ホントに憎めない。
兵士のくせに、なんだよこの愛されポーズ(笑)
時間もあったので、はにわ博物館に入ってみました。
古代の衣装を着るコーナーもあったりして、なかなか楽しかったです。
旅の終わりはバーベキュー
はにわ博物館から、ゴールの芝山町はすぐそこです。
ここからはバスに乗って印旛沼のキャンプ場に向かいました。ここでGさん、Jさん夫妻と落ち合います。
やがて印旛沼の向こうに大きな夕日が沈んでいきます。
楽しく食べて、飲んで、たき火を囲みました。
滑らかに揺れる炎を見ていると、なぜか心が安らいで、落ち着いた気持ちになります。
一説によると、はるか昔、人間がまだ原始人だった頃、火を囲んで夜の闇を追い払い、皆で語り合った記憶が潜在的に残っていて、そのため人は火を眺めていると安心するらしい。
それはともかく、ぼくのような旅をしていると、一人で過ごす夜の暗さがどれだけ不安を掻き立てるかを実感します。
それだけに、仲間が近くにいてくれて、暖かで明るい炎に守られていることは、心から安心しますね。
楽しい夜でした。
夜も更けました。
みな、それぞれのツェルトに潜り込んで休みます。
おやすみなさい。
さて、次回は印旛沼から利根川に沿って茨城県境までの旅のことを書きますね。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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では、また。
(=´ω`)ノ バイバイ
次回の「驚愕の千葉編」最後の旅はコチラ⤵
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