ロングトレイルの旅   関東ふれあいの道一周

1都6県をつなぐ自然歩道「関東ふれあいの道」1800Kmを一周するりゅうぞうのブログです。

分水嶺トレイルに参加した話 ②

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みなさん、こんにちは。

(*´ω`)ノ

関東ふれあいの道一周の旅とは関係がないのですが、前回「分水嶺トレイル」という縦走大会に参加したことをブログで書いて、それっきりになっていました。

分水嶺トレイルについてはコチラ⤵

trailtravel8hureai.hatenablog.jp

 ずいぶん心配をおかけしました。

結論から言うと、

なんとか無事にゴールできました!!

ヽ(^o^)丿 

後で知ったところによると、ぼくの参加したBコース(青梅~八ヶ岳獅子岩)は参加者が54名、完走は32名の完走率59%だったそうです。

4割が脱落という、厳しいコースでした。

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全コースはこんな感じです。

ざっくり言うと、1日目の夕方までに雲取小屋に到着。

次の日(2日目)の朝までに雁坂(かりさか)峠に到着。

2日目の夕に大弛峠(おおだるみ)峠に到着し、その日の夜までに富士見平に到着

富士見平で仮眠をしたのちに、夜が明ける前に出発、その日(3日目)の夕方までに獅子岩(ゴール)に到着。

 

ぼくは1日目と2日目に、非常な眠気を感じ、全く前に進まない状況でした。

200mぐらい進むと、眠気で立ち止まり、1時間ほど進むと、15分ほど座り込んで目をつぶるような感じ。

これはたぶん、熱中症の前段階だったような気がします。

3日目は少し休んだせいか、眠気はなくなったんですが、道に迷って2時間ほどロスするような状況で、なんとか時間内にゴールできたというのが正直なところでした。

1日目 飛ばしたツケ

さて、スタートは7月15日(土)00時、青梅駅近くの公園です。

厳しい装備品チェックがあります。

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一応、必要な装備品は問題なくクリア。

ただし、主催者のほうから水は多めに持っていくように注意喚起がありました。

途中の水場は、ここ数日の干天で枯れている可能性が高いとのこと。

ぼくは2リットル持っていたのですが(予備水除く)、念のため駅前に戻ってもう一本ペットボトルを追加します。

(これで2.5リットルですが、この夜の暑さはこれでも不足となりました)

 

よせばいいのに、ぼくはスタートしてから最初の10kmほどを自分の実力以上に走ってしましました。

そのため、明らかに疲れが出てしまい、そのうえ水を計画以上に飲んでしまいました。

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夜が明けると、ずいぶん眠気を感じます。

ちなみに雲取山までは、一部が関東ふれあいの道です。

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こんな立派な看板もありました。

またいつか、この道を通るんだろうなー、などと少し感慨にふける。

ともあれ、この眠気は、あまり良くない眠気でした。というのも、熱中症気味になると、ぼくはいつでも眠気を感じるからです。

ふれあいの道で眠気を感じたのはコチラ⤵

trailtravel8hureai.hatenablog.jp

少し開けた場所に出ます。

雲海が秩父の山々を覆っていて、すがすがしい朝です。

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爽やかな朝にもかかわらず、眠さのあまりぼくは15分ほどベンチに横になって眠ってしまいました。

その後も強烈な眠気が続き、200mほど進むと立ち止まって眠気を払い、30分ごとに所かまわず座り込んで目を閉じるような状態で雲取山を目指しました。

さらに悪いことに、途中の急坂を下っている時に転んでストックを1本折ってしまいます

そんな感じで、雲取山に到着したのは、計画していたよりもはるかに遅い16時50分でした。

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途中の水場で何とか水の補給ができたものの、少し熱にやられたのでのどがカラカラでした。

コーラ2本の1気飲み!

(*´Д`) うまい!!

カップラーメンも食べる!

 

こうして40分ほど休むと少し体力も回復したようなので、再び出発します。

できれば明るくなるまでに第1関門の雁坂峠を通過し、それから仮眠を取りたいと考えていました。

しかし、最初に飛ばした体力消耗は意外に根深く、30分もすると再び強烈な眠気が襲ってきます。

もう目玉を正面に保っていられない。

目玉が勝手に上にぐるーんと回転してしまう。

雲取山と雁坂峠の中間地点に将監(しょうげん)小屋という山小屋がありますが、ここまで進むのが限界でした。

濡れたクマザサの上にマットを敷き、エマージェンシー・ヴィヴィーにくるまって50分仮眠を取ります。

真夜中に目覚めて出発。少し眠れたおかげで、再び元気がよみがえってきました。

 

2日目 やっぱり眠い・・・

とはいうものの、やはり50分の睡眠では十分といえず、1時間も行くとまた眠くなってきました。

さらにここからは、例年使っているルートが崩落のため使用できず、初めて通る道に。

これがまた分かりにくく、真夜中に通るには不安な道です。

何度か迷ったり、確かめながら進んだりしていたため、思ったよりスピードが出ない。

雁坂峠一つ手前の雁峠(がんとうげ)に到着したのは朝の4時30分でした。

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明るくなると少し安心しますが、眠気もまた込み上げてきます。

しかし急がなくてはいけません。

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苔に覆われた幻想的なトレイルを夢うつつの感じで進みます。

雁坂峠に到着したのは関門45分前の7時15分でした。

しかし問題はこれからの行程です。

次の関門の大弛峠は閉鎖が18時なのですが、その日は大弛峠から金峰山を越えて瑞牆山ふもとの富士見平まで行く必要があります。

金峰山から富士見平へ向かう下山口は、大岩に覆われた下りで道が分かりにくく、さらに山梨側は断崖絶壁になっていて危ない。なので、できれば明るいうちに下山してしまいたいところでした。

 すると、大弛峠を15時ぐらいには通過したい。

雁坂峠から大弛峠までは地図上のコースタイムで10時間ぐらいかかります。だいたいその7割で進むとして7時間。

現在7時過ぎなので、それなら15時ごろには大弛峠に到着できそうです。

(; ・`д・´) 休ますがんばろう!

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と、思うのですが、行けども行けども、厳しい登り下りが続きます。

どうしても眠気が取れません。

昨日と同じように、数百メートル進んでは、目を閉じて数秒眠ります。

思ったように進みません。

何と、大弛峠に到着したのは予定よりも2時間ほど遅い16時40分でした。

( ;´Д`) うわー

これでは明るいうちに金峰山を下るのは難しそうです。

覚悟を決めて、大弛小屋でカレーライスを食べて腹ごしらえをします。

もう写真を撮る余裕はありませんでしたが、金峰山にはまだ明るさの残る19時ごろ到着しました。みれば、数名ぼくと同じような境遇の分水嶺参加者がいます。

お互い声を掛け合って、何とか無事に金峰山を下山し、富士見平に到着したのは21時半ごろでした。

 

3日目 道に迷う

富士見平に到着すると、とにかくツエルトだけは張り、倒れこむようにして眠りました。

汗だくのシャツは脱ぎましたが、着替えを出す気力もなかったので裸で眠ります。

翌朝2時に出発をするつもりだったので、携帯のアラームを1時過ぎに合わしていたのですが、起きる気力がわかず、結局2時過ぎに目覚め、出発は3時30分になりました。

ツエルトをたたみながら周りを見ると、まだ残っている人はまばらです。ほとんどみな出発してしまったようです。

まずは瑞牆山に登ります。

この山は巨石が積み重なったような岩山です。

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ぼくは岩登りが苦手ですが、この日は4時間近く眠ったせいか元気です。コースタイムで2時間ほどかかる行程を1時間少々で登ることができました。

朝方なのでそれほど暑くもありません。

ここからの下りは不動沢というきれいな川沿いの道です。途中冷たい沢の水で顔を洗ったり、水を補給したりして快調に進みます。

そして読図区間に入りました。

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尾根線を外さないようにして、注意深く地図とコンパスを読み、ルートを探しながら進みます。

しかしここで、ぼくは大きなミスを2度してしまい、かなり道に迷ってしまいます。

そのため読図区間が終了する信州峠に到着した時は、なんと11時10分になっていました。

(;´Д`) もうヘトヘトです。

道を間違えたという精神的ダメージで、これ以上進む気力がわきません。

それに、ここからゴールまではコースタイムで6時間半ほどかかります。

16時(この時ぼくはそう思っていた)の時間制限までには、あと5時間も残っていません。

絶望的な気持ちでした

ここまで頑張ってきたのに、ダメなのかという、何とも言いえない悔しい思いがこみ上げてきました。

でも、残された時間的にも、もう無理なようです。気力も残っていません。

そんな時、信州峠の駐車場に、去年まで分水嶺に一緒のチームで出場していたMさんがいたのでした。

「おう、遅いから来ないと思ったわ」

ぼくはもちろん驚きます。

「えっ! なんでこんなところにいるの?」

「応援に来てくれって言ってたから来たよ」

そう言えば、ぼくは冗談でMさんに信州峠に応援に来てくれと言っていたのでした。しかしまさか本当に来てくれるとは思っていませんでした。

ぼくは道に迷って、もう時間が間に合わないといいました。

「いや、ことしのゴールは16時半だから、がんばれば間に合うぞ」

「ええっ!」

出発前に主催者から渡されたルール表を見てみます。するとそこには確かに、ゴール制限時間1630と書いてあります。

Mさんはぼくの頭に冷たい水をかけてくれました。おかげで気力がよみがえってきました。

(`・ω・´) よし、行こう!

なんとMさんはぼくが再出発してからも、一山一緒に登ってくれて、ペースメイクをしてくれたのです。

正直言うと、彼の優しさに少し涙が出ました。

 さてこうなると、勇気百倍です。

Mさんと別れたのち、疲れも吹っ飛んで、平地と下りはどんどん走りました。

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こんなクマザサが茂る道ですが、どんどん進みます。

なぜだか、2日間にわたって悩まされた眠気も全く感じなくなりました。

そうこうするうちに、見えてきました。

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ご飯を盛ったように、木がない三角山がありました。

飯盛山です。あの山の向こうが、ゴールの獅子岩でした。

この時点で15時ごろ。なんとか余裕をもって時間内にゴールできそうです。

ここまで来ると、少し心の余裕が出てきました。

振り返ってみると、これまで踏破してきた山並みが、ずうっと向こうまで青く連なっています。その距離の遠さに、感慨が込み上げてきて、少し言葉を失いました。

 

結局、ゴールの獅子岩には16時02分に到着することができました。

速い、遅いでいえば、たぶんビリに近い遅さです。

それでも、自分としては、十分満足しています。

あと、こんなところまで応援に来てくれた友だち。

彼が来てくれなかったら、とても最後まで行くことはできなかったと思います。

本当に感謝です。

とても辛くて、とても幸せな3日間でした。

 

長文にもかかわらず、最後まで読んでいただき、ありがとうございました!

次回からはまた、ふれあいの道に戻ります。

ではまた。

(=´∀`)ノ 

 

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