那珂川をめざして
(写真:「青年旅行村のあるみち」から那珂川を望む)
みなさん、こんにちは。
(*´ω`)ノ
疾風の茨城編、いよいよクライマックスです。
前回は、JR岩瀬駅を出発し、笠間城址まで到着したところまで書きました。
笠間城が茨城県有数の心霊スポットとも知らず、のんきに夕食を食べていたところ、謎のベンチ「ドン!」があったり、肝試しのグループと遭遇したりしてエライ目にあったところです。
前回の旅はコチラ⤵
trailtravel8hureai.hatenablog.jp
全体図はこんな感じ。
青の部分の1/3ぐらいを1日目に進みました。
2日目は40km弱ぐらいです。
2日目の細部ルートです。
笠間城址を出発して 石寺バス停まで、「焼き物とお稲荷さんのみち」の残りが約8kmくらい。
その後4kmほどの連絡区間を経て、徳蔵局前バス停から「伝説の山と僧兵ゆかりのみち」を7km進みます。
塩子支所バス停からは再び山に入り「杉並木の美しいみち」へ。このルートは13kmです。
御前山からはいよいよ那珂川沿いの尾根道です。「青少年旅行村のあるみち」という名のルートで、これが茨城最後のルート!
この日は青少年旅行村のキャンプ場でビバークする予定でした。
(=´∀`) 青少年じゃないけどねw
凍える朝とおにぎり
明け方前の4時50分、誰もいない笠間の街を後にします。
街灯の灯が冷たく輝いていました。
街を出ると真っ暗です。
何度も迷ってようやくルートを発見。
道はいつしか田舎道に変わっていました。
田んぼが真っ白に凍っています。
朝ご飯にとっておいたおにぎりも凍っていました。
肌に触れるようにしていたんですが、プラスチックのようにパサパサに…
勘定台という高台から振り返ると、笠間城址の建つ佐白山が朝日に燃えていました。
見えた! 那珂川!
この後、殺風景な連絡区間を走ります。
嫌だけど、トンネルも通ります。
ようやく次のルート「伝説の山と僧兵ゆかりのみち」のスタート地点、徳蔵局前バス停に到着しました。
8時10分でした。
特徴のない普通の郵便局ですが、ふれあいの道の案内板が不釣り合いに目立ちます。
このルートは、そんな感じの場所が多いです。
ここも、標識だけが寒々しく立っていました。
しかし、ここを過ぎると、小川沿いに細かいカーブの続くトレイル風の舗装道が続き、ワクワク感が復活。
再び山に入り、仏国寺に到着。
お寺の入り口に、ふれあいの道の案内板が立っていました。
さらに道を登っていくと、三叉路に。
三叉路を左に曲がると、待望のトレイルが伸びていました。
枯葉に覆われたフカフカのトレイルです。
やがて山道は、川沿いの緩やかな下りに変わります。
これを下り終わると、小さな集落がありました。ここから御前山に登ります。
この山を登れば、那珂川が見えるはず!
小さな山ですが、道が入り組んでいて迷ってしまいます。
青少年旅行村に向かう尾根から、とうとう見えました。
那珂川です!
川沿いに広々とした風景が望めます。
千葉県境の利根川から、ここまで自分の脚で茨城を縦断したかと思うと、何だか感慨が込み上げてきます。
しばし足を止めて、景色を眺めました。
青少年旅行村の夜は更けて
那珂川を見下ろす崖に沿って、尾根道は続きます。
気持ちのいいトレイルです。
とても楽しい!
1時間ほど進むと、最後に急な階段がありました。
ここを登ると、
展望台がありました。
ここを下ると青少年旅行村です。
階段道を降りていくと、立派なコテージが並んでいます。
年の瀬の12月29日ということもあり、利用客はほとんどいないようでした。
テント場は僕一人です。
管理棟の傍にビールの自販機がありました!
ビールを3本買って、飲みながら夜を待ちます。
ε-(´∀`; ) プハー
やがて木々の向こうに日が沈み、夜がやってきます。
寒いですが、星がきれいです。
いよいよ、明日は栃木に入ります。
最後まで読んで頂き、ありがとうございました。
ではまた。
(=´∀`)ノ バイバイ