栃木100km行②(閻魔とパン編)
みなさん、こんにちは。
\(^o^)/
「戦慄の栃木編」100kmの旅の続きです。
前回は、茂木駅から「風薫る山里のみち」を走り、七井駅までの旅を書きました。
前回の旅はコチラ⤵
trailtravel8hureai.hatenablog.jp
もう一度、ルート地図を確認してみましょう。
七井駅まで約15km弱、残り約85km・・・
まだまだ遠い道のり。
しかし、ここまでは1月とは思えない暖かな好天に加え、芳賀富士は可愛かったし、七井駅ではSLも見れたということもあって、ご機嫌な旅路です。
元気たっぷりで七井駅を11時55分に出発しました。
おしゃれな森のパン屋さん
七井駅からは、益子の森、西明寺を経て益子駅までの「焼き物としいの木のみち」約12kmの道が続いています。
駅を出ると、まずは2kmほど住宅地が続きます。
住宅地の中にあって、ふれあいのみちの道標は顧みられることが少ないようです。
なかにはこんなかわいそうな状態の道標も。
( ;´Д`) 見えない・・・
幼稚園の前を通ると、
門の脇に、こんな素敵な石が置いてありました。
なかなかイイ!
ぼくもやってみようかな。
やがて道は木々の中へ入っていきます。
小さな森です。
すぐにまた、道路に出ます。
そしてまた、目の前には小さな森が。
これを何度か繰り返すと、なんだか賑やかな場所に出ました。
森の出口に、レストランや陶芸工房が並んでいて、ずいぶんおしゃれな感じです。
その中に、パン屋さんを見つけました。
時間は13時20分でした。
どうもお腹が減ると思ったら、お昼を少し過ぎていました。
メニューを見ていると、食べたくなってきました。
ということで、ここで昼食にします。
たまごパン、ねぎパンなど3つのパンを買いました。
お好み焼きのように見えるのが、ねぎパンです。ちょっと見えにくいですが、かつお節の下に刻んだねぎが乗っかっています。
たまごパンは、半熟卵が上に載っていて、とても美味しかった!
(^ω^) お腹いっぱい
ちなみに、益子の森はここではなく、さらに数キロ先でした。
閻魔さまのいる西明寺
空腹が収まると、再び出発です。
益子の森までは、いったん市街地を抜ける道路を通ります。
ここでも道標が場違いな感じで立っていました。
矢印だけの表示が、切なさを感じさせます。
けなげです。
つД`) 泣ける・・・
それでも、矢印に従って進むと、確かに益子の森に到着しました。
益子の森は、予想とは違い、立派に整備された公園でした。
この公園にアスレチックコースが作られていて、その一部がふれあいの道になっています。
もちろん、アスレチックの指示に従って進みましたよ。
ちゃんと、ロープ登りもやりました。
いくつかの課題をこなすと、道はアスレチックコースから離れ、やがて道路の上にかけられた吊り橋を渡って公園から外に出ます。
吊り橋の向こうは、高館山という別の山になっています。
頂上は展望台になっていました。
遠くに日光の山並みが見えます。
ここからは西明寺までの下りとなります。
木々の間に、古い寺院が見えてきました。
西明寺は行基によって開山されたという古いお寺ですが、なんといっても見どころは閻魔堂です。
外見上は特に目を引くところもない建物ですが、この中に安置されている閻魔像がスゴイのです。
堂の前に、写真付きのふれあいの道案内板があるので見てみましょう。
どうやら中には、閻魔様をはじめとする地獄関係者の像があるらしい。
で、入ってみたのですが、この小さなお堂の中に、屋根にも届くぐらいの巨大な閻魔像が、ドーンと鎮座している!
とにかく堂内が狭いので、閻魔様との距離が、膝を突き合わせているぐらいに近く感じます。
閻魔様の巨大さと、鼻先に迫る距離感、堂内の狭さと薄暗さ、これらが相まって、驚くほどの迫力でした。
まるで本当の地獄に引き出されたみたいな感じ。
昔の人は、この堂に入って、本当に地獄の恐怖を身近に感じただろうと思います。
一見の価値ありです。
閻魔様の顔ももちろんその場で描いてくれる直筆ですよ。
堂の中の像はホントにこんな顔をしていて、笑い閻魔と呼ばれているらしいけど、ぼくは普段の行いが悪いせいか、怒っているようにしか見えなかった。
ちなみに、この御朱印は人気が高く、ネットで高値で取引されたこともあるらしく、お寺の人から絶対に売らないでくださいと言われましたよ。
ふたたびのSL 益子駅
西明寺で閻魔堂に入ったり、御朱印をもらったりしているうちに、ずいぶん時間が経ってしまいました。
時計を見ると14時を回っています。
計画よりは30分ほど早いのですが、何しろ今回は100kmの長旅、先を急ぐことにします。
GPSを見ると、22.83kmと表示されていました。まだ、1/5ほどしか進んでいないのでした。
西明寺を後にすると、いよいよ本格的な平地の旅になります。
こんな感じの風景が続きます。
典型的な日本の田舎風景ですね。
40分ほど行くと、ようやく益子駅に到着しました。
ここで「焼き物としいの木のみち」は終了です。
瓦ぶきの特徴ある駅舎です。
何と駅舎の中心部あたりを占める重要スペースに、関東ふれあいの道の案内板が設置されていました。
もう何度も言いますが、栃木県はやはり、関東ふれあいの道への意気込みが違うのかもしれません。
他県と比べてみても、看板の大きさや質、写真も加えた情報量の多さ、設置場所などがかなり違う。
そんなことを感じながら、駅を後にして次のルートである「雲ながれる桜花のみち」に入り、線路沿いに歩いていると、遠くから聞き覚えのある汽笛の音が聞こえてきました。
Σ(゚Д゚) これはもしや・・・!
そうです、
SLでした!
つい3時間ほど前に七井駅で見たばかりなのに、またまたこんな至近距離で!
しかも今度は勢いよく線路を走っています。
こちらに地響きを立てて向かってくる姿は、重量感たっぷりでかっこいい!
これ以上のタイミングはないでしょう。
いい旅です。
さて、次回はいよいよ栃木の夜を走る旅について書きますね。
果たして100kmを走りきることができるか?
ご期待ください。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
ではまた。
(= ´ω `)ノ バイバイ
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