空白地帯から井戸湿原へ
(写真:「湿原とせせらぎのみち」井戸湿原の木道)
みなさん、こんにちは。
(^ω^)ノ
「戦慄の栃木編」もあと残りわずか。
前回は、足利市を通り、名草の巨石群を経て、秋山川沿いの堀の内という部落まで旅しました。
前回もお話しましたが、名草の巨石群からは、なんと45kmにも及ぶルート未設定区間があり、いわば空白地帯になっています。
この前は、いきなり山の中で迷ってしまうという事態に・・・。
前回の旅はコチラ⤵
trailtravel8hureai.hatenablog.jp
それでも何とか、3つの峠を越えてきたところです。
今回は、堀の内から残りの空白地帯を北上し、前日光の井戸湿原までの旅を書きますね。
さて、詳細図です。
葛生駅からはバスに乗って、前回終了した堀の内まで。
そこから再び空白地帯に入ります。
秋山川沿いに延々と道を登り、山の向こうの鹿沼まで。
ここまでで10kmぐらいかな。
山を越えると「石割桜」から再びふれあいの道のコースに復帰します。
このコースは「湿原とせせらぎのみち」で井戸湿原を通り、前日光ハイランドロッジまでの約11km。
この付近でビバークして、翌日はわたらせ渓谷沿いの原向駅まで行く予定です。
ということで、前回の旅から2週間後の平成29年5月19日~20日に旅しました。
さーのって号にのって
またまた3時間ほどかけて到着しました葛生駅。
今日もいい天気です。
堀の内まではバスに乗って移動します。
やってきました、佐野市営バス「さーのって号」!
颯爽と登場です!
バスの中はこんな感じ。
運転手さんや、ほかの乗客さんたちと自然と会話がはずみます。
前回はバス停でないところから乗せてもらったので、どこで降りて良いかわかりません。
なので、トイレと売店がありそうな「秋山学寮」というバス停で降りることにしました。
さて、出発です。
9時25分でした。
ながいながい空白地帯
この日は5月というのに30℃越えの暑さで、アスファルトからの熱気が早くもこたえます。
日陰を選んで、のんびり登っていきましょう。
秋山川のせせらぎが、ずっと道の脇を流れていて心が安らぎます。
のどかな里の風情が満ちていました。
やがて道は次第に里を離れ、山の中に入っていきます。
抜けるような青空が、杉の木立の上に広がっている。
ながい登りが続きます。
(*´Д`) ハアハア・・・
しかし、暑ければ暑いほど、鮮やかさを増すのが木々の緑です。
もう本当に、目に染みるほどの緑でしたよ。
ピーク近くの道ばたに、こんな標識がありました。
「ふれあい施設」
ふれあい「広場」でもなく、ふれあい「休憩所」でもない「施設」という言葉に、がぜん期待は高まります。
なんか建物でもあるのかな。
もしかしたら、自動販売機とかあるかもしれないぞ!
(^ω^) 冷たいコーラ!
期待に胸を膨らませつつ、100m進みます。
で、ありましたよ、ふれあい施設・・・
(-_-;)・・・
いや、わかってましたよ。
だって、山の中なんだもん。
仕方なく、ベンチに座り、ちょっと休憩します。
今日目指すハイランドロッジは、目の前の一番高い稜線の向こう側です。
空白地帯の終わりは、その手前にある稜線の向こうあたりかな。
まだまだ遠いなぁ。
少し休憩したら、再び歩き出します。
しかし、だいたい登りは終わったようで、ここからは下り基調に。
しばらく行くと、森の中に鳥居が見えました。
これは明らかに、里が近いしるしです。
よーし頑張るぞ。
ながかった空白地帯も、もう終わりのようです。
再度元気を取り戻し、どんどん下っていくと、
橋が見え、たもとには自動車が停まっています。
ようやく人里に出ました。
ここで林道は終わり、一般道に入ります。
この道を10分ほど歩くと、とうとう見つけました!
45kmぶりに見る、ふれあいの道の道標です!
とうとう戻ってきたよ。
しかし、長い空白地帯でした・・・
そして井戸湿原へ
さて、「湿原とせせらぎのみち」のはじまりです。
ここには「石割桜」という桜があるそうなのですが・・・
ありました。
確かに、石を割って桜の木が生えてますが、残念なことに伐り株になってました。
ともあれ、ここですこし休んでお昼ごはんにします。
時刻は13時でした。
石割桜からは、まっすぐに林道が伸びています。
さあ行きましょう。
どんどん進みます。
舗装がなくなりましたが、幅の広い明瞭な道が続きます。
さらにどんどん進みます。
びしょ濡れの橋を発見。
気にせずどんどん進みます。
しかしなぜか、このあたりで突如、すごい眠気に襲われます。
なぜだろう。
とても目を開いていられないぐらいの眠気。
勝手に目玉がぐりーんと上を向いてしまう。
もう歩けない・・・
(;´Д`) もうだめ・・・
道端の林の中に入り、倒れるように横になりました。
で、そのまま眠ってしまいます。
果たして、無事に井戸湿原までたどり着けるのか?
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
次回は、この旅の続きを書きますね。
ではまた。
(-。-) ZZZ