ロングトレイルの旅   関東ふれあいの道一周

1都6県をつなぐ自然歩道「関東ふれあいの道」1800Kmを一周するりゅうぞうのブログです。

わたらせ渓谷 栃木の旅の終わり

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(写真:わたらせ渓谷鉄道 原向駅

みなさん、こんにちは。

(*´Д`)ノ

いよいよ、長かった栃木の旅も終わりです。

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前回は、井戸湿原から前日光ハイランドロッジまでの旅を書きました。

前回の旅はコチラ⤵ 

trailtravel8hureai.hatenablog.jp

今回は、ハイランドロッジを後にして、わたらせ渓谷へと向かいます。

細部のルートはこちら⤵

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ハイランドロッジから「高原と牧場のみち」を通り、古峰ヶ原湿原(こぶがはらしつげん)までの8.5kmを北上。

そこからは「修験者のみち」を西に。これは12.5kmの道の大半は渓流に沿って進み、その終点はわたらせ渓谷鉄道通洞(つうどう)駅です。 

最後は、赤銅のみち、12.6kmです。

通洞駅を後にして、間藤(まふじ)駅から足尾銅山の精錬所跡まで川沿いに進み、そこから備前楯山(びぜんたてやま)に登ります。

その後、山を下って銀山平(ぎんざんだいら)でゴール。

ただしここには交通機関がないため、原向(はらむこう)駅まで約9kmほどを自力で下ります。

これでだいたい、42kmぐらいの旅程でした。

そしてなんと、これで「戦慄の栃木編」が終了です!

\(^o^)/

 

朝の牧場と古峰ヶ原湿原

天候もよく、気持ちよく眠ることができました。

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朝ごはんは、リンゴです。

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持ってくるのは重かったけど、それを補って余りある旨さです。

山で食べる果物はどれもおいしい!

 

4時55分に出発。

空気がひんやりしていて、気持ちいい朝でした。

白い牧柵が向こうの山まで伸びています。

この柵に沿って進みます。

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緑の牧場に、白い柵が鮮やかです。

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なんだか、巨大迷路を歩いているみたいで面白い!

 

柵沿いに登っていくと、アンテナの立つ方蓋山(かたふたやま)という小さな山の頂上に到着。

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ここで牧場沿いの道は終わり、山の中に入っていきます。

山道は、緩やかな尾根線の平坦な道でした。

樹木に覆われた、トンネルのような道が続きます。

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 これもまた、別の巨大迷路みたいで面白かったです。

頭に触れるほど低い木々のトンネルを潜り抜けて走っていると、なんだか動物になったような気がするぞ!

 

やがて道は小高い登りに変わり、その先に何やら人工物が見えてきました。

なんだろう。

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 神社がありました。

鳥居の後ろには、奇妙な岩が。

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これが「三枚岩」でした。

確かに、三枚の巨石が重なり合っています。

誰もいない山中で、これが突然現れたので、すごく不思議な感じがしました。

 

どうやらこの三枚岩は神域の中心になっているらしく、ここから古峰ヶ原湿原までの下りには鳥居が何本か立てられていました。

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このような鳥居を3本くぐると、広々とした風景が開けます。

古峰ヶ原湿原です。

時間は6時20分でした。

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向こうに見えるのが古峰ヶ原ヒュッテです。

無人小屋なのですが、すぐ近くまで舗装道が伸びていて、駐車場もあります。

中はこんな感じでした。

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きれいに整備されていました。

囲炉裏もあるので、暖もとれそうです。

 

小屋の前のベンチに座って、来た道を振り返ります。

あの山の向こうがハイランドロッジ。

山の頂上辺りが三枚岩でしょうか。

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さて、つぎはいよいよ渡良瀬川へと向かいます。

 

緑の中をせせらぎが流れる

古峰ヶ原湿原からは、谷と渓流沿いに進みます。

まずは、ヒユッテの前から伸びるみちに沿って、

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湿原を望みながら、走ります。

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ここから1kmも行かないうちに「深山巴の宿」という場所に出ます。

川に向かって、鳥居が並んでいて、なんだか神秘的な雰囲気。

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下ってみると、澄んだ水に囲まれた円形状の島があります。

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島の中には、さらに鳥居が続いていて、その奥に小さな祠がありました。

なんだか神々しい空気に満ちています。

それもそのはず、後で知ったのですが、ここは有名なパワースポットらしい。

日光を開山した、勝道上人がここで修行し、その後千年にわたり修験者がみそぎを行った場所らしいです。

どおりで空気が違うはずだ。

 

お参りしたのち、再び道を進みます。

すぐに太い道路に出て、少し道を失いますが、よく見ると道標が。

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寂れた林道を下っていきます。 

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気付くと、森の中を水が流れていました。f:id:trailtravel:20180309232518j:plain

流れは、道を下るにしたがって、大きくなっていきます。f:id:trailtravel:20180309233005j:plain

やがて道はしっかりとした舗装道に変わり、

道の脇には、いつしか深い渓谷が形作られていました。

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渓谷の向こうには、初夏の山。

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深山巴の宿から2時間半、山道が終わりに近づいてきます。

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道の脇に、サルがいました。f:id:trailtravel:20180310000644j:plain

そして、とうとう大きな川にぶつかりました。

渡良瀬川です!

 

緑色の、大きな橋が架かっています。

ここを渡れば、もう通洞駅のはず。

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意気揚々と橋を渡ります。

橋の向こうには、小さな町がありました。

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通洞の町です。

到着は8時35分でした。

 

アイフォン壊れる?

わたらせ渓谷鉄道の通洞駅は、昭和レトロな可愛い駅舎です。

よーし写真撮るぞ。

そう思ってアイフォンを取り出すと、なんと画面がまっくら。

どのボタンを触っても、ウンともスンとも反応しない・・・

Σ(゚Д゚) えっ壊れた?

ほんの数分前に、通洞の街並みの写真を撮った時は、ちゃんと動いたし、

バッテリーも残り40%ぐらいあったはず。

あわてて、ザックから充電器を取り出してつないでみますが、やっぱり反応なし。

しばらくいろいろと頑張ってみますが、やはりだめ・・・

 

仕方がないので、次の「赤銅のみち」に出発します。

このルートは、足尾銅山の遺構や、備前楯山といった見どころがあったのですが、こんな事情で何一つ写真が残っていません。

9時20分に通洞駅を出発し、10時過ぎに足尾精練所跡に到着。

その後、備前楯山の頂上に11時55分に着きました。

ここからは足尾の町やわたらせ渓谷が一望できましたよ。

さらに山を下って12時40分に銀山平でゴール。

ここで祭がやっていたので、そこので店でアユの塩焼きを買って食べました。

 

銀山平からは、ルート外の道路を下り、わたらせ渓谷鉄道原向駅まで。

14時10分に到着。

そしてここで、駅舎のコンセントを借りてもう一度充電してみると、なんとアイフォンが復活!

これで分かったのは、

➀ 画面の残充電量はアテにならないことがある。

② ゼロ充電になると、電池式の充電器では電圧が低くて充電できない。

ということでした。

実はこの失敗は、ほかの山でもやってます⤵

trailtravel8hureai.hatenablog.jp

アイフォンを持ってる人は気を付けて!

 

で、原向駅です。

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まるで、誰かの家のような駅舎。

ホームの向かいは、深い森になってます。

ここで、2時間ほど電車が来るのを待ちました。

 

おっ、ようやくやって来た。

(^ω^)ノ 

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なんと、旅情のある電車でしょう。

なんだか、動きもゆっくりで、よちよち歩きっぽい。

すっかり好きになりました。

こののんびりとした雰囲気が、ぼくのやりたい旅なんだなぁ、と実感。

 

そして、これで長かった栃木の旅も終わりです。

古い町があり、広い平野があり、奥深い山や、ひっそりとした湿原や、美しい川がたくさんありました。

出会った人も、みな人懐っこい、優しい人達でしたよ。

ホントにステキなところでした。

さようなら栃木、また来るよ!

 

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

次回は、わたらせ渓谷をさらに下り、いよいよ群馬県に入ります。

 

ではまた。

(= ´ω`)ノ バイバイ

 

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