不思議な寝釈迦像
(写真:「寝釈迦のみち」登山道の入り口)
みなさん、こんにちは。
( ゚Д゚)ノ
前回は、群馬県境を越え、「寝釈迦のみち」に入ったところまで書きました。
前回の旅はコチラ⤵
trailtravel8hureai.hatenablog.jp
細部ルートです。
寝釈迦像までは山道を登り、賽の河原を折り返し地点として、再び渡良瀬川のほうへ下山します。
深い山道をゆく
さて、渡良瀬川にいったん別れを告げ、山のほうへと向かいます。
道標がすっかり草に覆われていますが、気にしない。
山の入り口に、小さな祠がありました。
まずは安全を祈願してお参り。
素朴な雰囲気がいいですね。
社の右手から伸びる道を1時間ほど登ると、登山道への分岐がありました。
ここを右に進んでいきます。
景色は次第に奥深い森に変わっていきます。
道の脇を、渓流が流れていました。
水の流れる音は進むにしたがって大きくなり、やがて滝となっています。
「般若の滝」という、ちょっといわくありげな名前でした。
さらに登っていきます。
穏やかだった道も、この橋を渡ってからは、狭く、険しくなってきました。
山の深さも、一段と増してきた気がします。
雨上がりという天候もあり、まさに深山といった雰囲気に。
なんだか、妖気が漂う感じ。
雨に濡れて、足元も滑ります。
この傾いた木橋では、思いっきり転んでしまい、ひどく腰を打ちましたよ。
急な登りの先に寝釈迦はありました。
沢入駅をでてから2時間後の、15時10分に到着しました。
不思議な寝釈迦像
岩を削って作られた急な石段を登ると、そこに寝釈迦像はありました。
巨大な岩が彫られ、釈迦像があおむけに横たわっています。
身長は、5mぐらいでしょうか。
思っていたよりも、はるかに大きく、はるかに山奥にありました。
誰が、いつ、何の目的でこの像を彫ったのかは不明だそうです。
一説によると、江戸時代、足尾銅山に送られた囚人の菩提を弔うために、誰かが彫ったのだといいます。
それにしても、こんな寂しい山奥で、こつこつと岩を刻み続けるのは、相当の意思があってのことだと思います。
釈迦像の力強い表情からは、無名の「誰か」の強い気持ちを感じました。
寝釈迦像の陰には、大きな蛇が休んでいます。
寝釈迦像の番をしているかのようでした。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
次回は、さらに山の奥へと進み、賽の河原を経てわたらせ渓谷に戻る旅を書きますね。
次回の旅はコチラ⤵
trailtravel8hureai.hatenablog.jp
ではまた。
(*´Д`)ノ バイバイ
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