ロングトレイルの旅   関東ふれあいの道一周

1都6県をつなぐ自然歩道「関東ふれあいの道」1800Kmを一周するりゅうぞうのブログです。

行き暮れて冬の旅 

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(写真:わたらせ渓谷の夕暮れ空)

みなさん、こんにちは。

(  ^ω ^)ノ

しばらく番外編が続きましたが、今回から旅の本編に戻ります。

前回の旅は、大滝・けさがけ橋を経て、最後に渡良瀬川に飛び込んで汗を流しました。

平成29年8月1日のことです。

前回の旅はコチラ⤵

trailtravel8hureai.hatenablog.jp

 

なんと、この旅の続きは、それから4カ月もたった11月の末になってしまいました。

というのも、夏の間は北アルプス方面への旅に2回ほど出ていたため、ふれあいの道を少しお休みにしていたのです。

北アルプスの旅はコチラ⤵

trailtravel8hureai.hatenablog.jp

trailtravel8hureai.hatenablog.jp

そんなこんなで、すっかり前回の旅から時間が経ってしまったのです。

全体図はコチラです。

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わたらせ渓谷に別れを告げて、とうとう群馬県の山地部に入っていきます。

細部ルートです⤵

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小中駅からは、花輪駅までの「童謡のふるさとを尋ねるみち」の残り4kmほどを進みます。

ここから、本宿駅まではコースが設定されていない連絡区間です。

渡良瀬川のどこか良い河原でも見つけてビバークするつもりでした。

本宿駅からは北に道を取り、水口屋バス停までの「雑木の山路」7.2km。

ここから再び連絡区間となり、次のルートまで約5km少々は県道沿いに北上します。

楡高トンネルを抜けた先あたりで「花見ヶ原高原ハイキングコース」に入り、花見ヶ原森林公園からは「黒檜山から花見ヶ原へのみち」となります。

黒檜山に登り、そのまま赤城ビジターセンターまで下って終了。

全部でだいたい35kmぐらいでしょうか。

ということで、平成29年の11月25日から26日の2日間にかけて旅をしました。

 

花輪駅まで

小中駅に到着したのは12時30分でした。

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前回の旅では、典型的な田舎の夏休み風景だったのですが、いまではすっかり物寂しい雰囲気を漂わせています。

同じ景色でも、季節によってこんなに見え方が変わるんですね。

今回の旅は一人ということもあり、列車が去っていくと、ちょっと心細さを感じます。

 

気持ち良くドボンした渡良瀬川も、

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冷たそうな水音を響かせていました。

駅前の吊り橋を渡り、「童謡のふるさとを尋ねるみち」に入ります。

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日本広しといえど、駅前に吊り橋がある駅も、小中駅ぐらいじゃないでしょうか。

 

しっかりした舗装道を進み、30分ほど行くと、お隣の中野駅が見えてきました。

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森の中の駅、、といった感じです。

 

13時30分には「童謡のふるさとを尋ねるみち」のゴールとなる花輪駅に到着。

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花輪は昔、足尾銅山へと通づる街道の宿場町だったということで、集落も大きく、駅も立派です。

昔の小学校が記念館として残されていましたが、これも立派な建物です。

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この記念館の脇に、「うさぎとかめ」や「きんたろう」の作詞者である石原和三郎さんの記念碑が建てられていました。

 

行き暮れて冬の旅

ここから二駅先の本宿駅までは、コース設定がされていない連絡区間です。

とりあえず、線路沿いに進みます。

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渡良瀬川の河原あたりに場所があればビバークしようと思うのですが、あまり良い場所がありません。

というか、急な崖になっていて川まで降りられない。

「まあ、本宿駅まで行けば、何とかなるだろう」と、考えて先に進みます。

 

途中、生みたて卵の自動(?)販売機がありました。

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そうこうするうちに、隣の水沼駅に到着しました。

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わたらせ渓谷鉄道沿いでは、水沼は大きな町です。

 

さらに先に進みます。

しばらく歩くと、道沿いに唐突に本宿駅の看板が。

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( ^ω^ ) ?

見たところ、駅らしいものは見当たりませんが・・・

 

階段の下を覗いてみると、

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うわっ!

確かに駅が・・・

しかしどうやら、本宿駅まで行けば、今夜は何とかなると思っていたのは間違いだったようです。

駅の様子を見ればわかる通り、このあたりは河原でビバークできるような地形ではありません。

( ´・ω・` ) 困った・・・

 

まだ、暗くなるまでは時間がある!

ということで、あたりで適地を探しますが、やはりいいところがない・・・

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得たものといえば、足にくっつく草の種ばかりです。

 

行き暮れたまま、夜が近づいてきました。

日が傾くと、冬の寒さが身に沁みます。

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仕方なく、本宿駅に戻ります。

しかし、そこはすっかり雰囲気が変わってしまっていました。

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あと、数十分で真っ暗になるでしょう。

これ以上、本宿駅周辺でビバーク場所を探すことはやめにして、水沼駅に戻ることにします。

 

なんとか水沼駅近くの河原で適地を見つけましたが、心細い一日でした。

すっかり体が冷えてしまったので、ラーメンを食べます。

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そして、ホットウイスキー

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これでようやく、安らかに眠れそうです。

おやすみなさい。

 

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

次回は、本宿駅に戻り、渡良瀬川に別れを告げて赤城山を目指します。

次回の旅はコチラ⤵

trailtravel8hureai.hatenablog.jp

 

ではまた。

(=^ω^)ノ バイバイ

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