道がわからない!
(写真:「雑木の山路」の道標)
みなさん、こんにちは。
(= ^ω^)ノ
前回は、わたらせ渓谷の小中駅から本宿駅まで旅し、ビバーク地点を探してさまよったところまで書きました。
前回の旅はコチラ⤵
trailtravel8hureai.hatenablog.jp
今回は、その旅の2日目です。
もう一度、ルートをおさらいしておきましょう。
今回は、再び本宿駅まで戻り、そこから「雑木の山路」に入り水口屋バス停まで北上した時のことを書きますね。
平成29年11月26日のことです。
ふたたび本宿駅へ
朝。
まだ暗いうちにツェルトをたたみ、出発準備を整えます。
うーっ、寒い!
次のルート「雑木の山路」は本宿駅の近くがスタート地点なので、もう一度戻らなくてはなりません。
一駅の距離ですが、時間節約のため今日は電車で移動します。
始発を待つ水沼駅には、誰もいませんでした。
震えながら、昨日残しておいたパンを口にします。
本宿駅から数百メートルのところに、大きな案内板が立っていました。
ここが「雑木の山路」の入り口です。
「雑木の山路」というコース名から、なんとなく簡単なルートという気がします。
何でもない散歩道という感じ。
距離も7kmほどだし、途中にこれといった見どころもなさそう。
これはもう、一気に走り抜けて、後半の黒檜山登山に備え時間を稼がなくては!
そんな感じで、いたって軽い気持ちでコースに入っていきました。
道がわからない!
まずは坂道を登り、台地の上に出ます。
で、このあたりでどっちに行けばいいか分からなくなる。
いきなりの道迷い。
田んぼや住宅の周りをウロウロと30分ほどさまよった後、ようやく道を発見。
ここから山道に入っていくようです。
なんだか、頼りない感じの道だけど、大丈夫かな。
まるで、家の裏にある畑道のよう。
柿の木の下に並ぶお墓。
次第に道は寂れてきます。
しかし、道はしっかりとしているので、迷うことはありません。
どんどん先に進みます。
調子よく走っていると、道の脇に奇妙なものを見つけました。
道標です。
しかし、何も書いてありません。
表示面は、道とは反対側の林側を向いているのです。
えっ?
なんで道標が裏返っているんだろう?
でもまあ、道はハッキリと続いているし、このまま進みます。
きっと誰かが、イタズラで裏向けたんでしょう。
まっすぐ進むと、やがて道は荒れた感じに変わってきました。
さらにまっすぐ進むと、
確かに道はあるのですが、足跡もほとんど見当たらず、雰囲気もあまり人が来るようなところに見えない。
果たしてこれがふれあいの道のコースなんでしょうか?
しかし、ずっと一本道を来たのですから、間違えるはずはない!
はず・・・
疑いながら、さらに進むと、
連続する倒木。
そして、道もかなり細くなり、もはや踏み跡は完全に無くなっていました。
ここに至り、道を間違えていることを確信。
しかし、どこで間違えたのでしょう?
Σ( ゚ Д ゚) あっ!
頭の中に、あの裏返しになった道標がよぎりました。
もしかすると、あれは裏返しになっていたのではなく、あそこが分岐だったのでは?
半信半疑ながら、急いで戻ります。
すると、
よく見ると、太い道から分岐して、右手にかすかに道がある!
道標はその道のほうを向いている!
その、右のほうの道に降りて見てみると、
たしかに、道標はこちらを向いている!
どうやら、こちらが正しい道のようです。
普通に進めば、本宿駅からこの分岐までは30分とかからないでしょう。
しかし、これほど大きく迷ってしまったので、すでに1時間以上かかってしまいました。
そしてまた迷う
なんだかとても疲れた・・・
でも、まだまだ先は長い!
気を取り直して進みます。
しかし、この「正しい」道も、かなり荒れています。
地図を見ると、ここから下りとなり、さらに沢と合流するはず。
方向も合っている。
ほどなく道は下りとなり、下りきったところに川が流れていました。
川と並行して、立派な道が走っています。
さらに、道の脇の木には、なにやら白い札が下がっていました。
うん、確かにふれあいの道です。
地図通りだったとはいえ、ところどころ道跡が消えているような荒れた箇所を進んできたので、かなり安心しました。
さらに、目の前にはしっかりとした道が伸びている。
地図を見ると、この道を進めばすぐに川を渡る場所があるはずです。
よーし、これでもう大丈夫。
少し元気がよみがえってきます。
しかし・・・
何ということでしょう。しばらく行くと道は川を渡ることなく、行き止まりになっていました。
(;´・ω・) ええっ?
どこかに川を渡る場所がないかと探しますが、それらしい箇所はありません。
行き止まりの先を探してみますが、やはり道はありません。
どうやら道をまた間違えたようです。
どこで間違えたのか全然見当もつかない。
仕方なく、先ほど木に札がかかっていた場所まで戻ります。
すると・・・
斜面を下った先に、橋があるではありませんか!
さらに、その橋の向こうには、道標らしきものも立ってる!
うかつでした・・・
しかし、少し覗きこまなければ、橋がわからないのも事実。
また、かなりの時間を使ってしまった・・・
なんだか、夕方までに赤城ビジターセンターにたどり着けるか心配になってきました。
再度、気を取り直して進みます。
すると、またまた荒れ放題の道が・・・
竹をくぐり、腰を屈めながら進みます。
確かに道標はありましたが、よほど注意して見ないと絶対わからない!
見つけられました?
この、迷宮のような「雑木の山路」を抜け、水口屋バス停にたどり着いたのは、なんと本宿駅を出発してから約3時間後の、9時25分でした。
ぐったり。
このあと、夕方までに黒檜山を越え、赤城まで行かなければならないのですが、果たして大丈夫でしょうか?
次回は、この続きを書きますね。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
ではまた。
(;´Д`)ノ バイバイ
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