ロングトレイルの旅   関東ふれあいの道一周

1都6県をつなぐ自然歩道「関東ふれあいの道」1800Kmを一周するりゅうぞうのブログです。

比叡山から修行の道へ(京都一周トレイルの旅②)

f:id:trailtravel:20190104134727j:plain

(写真:静原キャンプ場でのツェルト泊)

みなさん、こんにちは。

(= ´ω `)ノ

京都一周トレイルの旅の第2話です。

前回は、蹴上を出発して大文字山に登り、哲学の道を通って比叡山に登ったところまで書きました。

trailtravel8hureai.hatenablog.jp

旅のルートはコチラ⤵

f:id:trailtravel:20190103183517j:plain

今回は、ケーブル比叡駅から京都・滋賀県境に伸びる尾根沿いに下り、横高山永井山を経て静原キャンプ場で野営するところまで書きますね。

 

雪の延暦寺

ケーブルカー比叡駅に到着したのが、予定より1時間以上遅れた12時15分。

このままでは、明るいうちに山を出れるか怪しい

おまけに雲が出て日差しも乏しくなり、風も冷たくなってきた。

駅舎の中に入り、少し悩みます。

しかし、「寒い」以上の悪天は予想されず、時間の遅れは取り返せる程度のものだったので、このまま先に進むことに決定。

 

ここから延暦寺の入口までは、車が通れる道路が通じています。

途中、スキー場の跡がありました。

f:id:trailtravel:20190104141514j:plain

さらに下ってゆき、道路脇の川を渡ると、延暦寺への参道が現れます。

f:id:trailtravel:20190104142727j:plain

薄く積もる雪が、神域の厳かさを引き立てているよう。

石段を下りたところに「浄土院」がありました。

f:id:trailtravel:20190104145839j:plain

延暦寺を開いた最澄墓所で、比叡山で最も神聖な場所。

ここに12年籠もって、最澄に仕える修業があるそうです。

 

これは「にない堂(西塔)」と呼ばれる建物です。

f:id:trailtravel:20190104144850j:plain

両側の建物をつなぐ渡り廊下をくぐります。

すると眼下に、ひときわ巨大なお堂が見えてきました。

f:id:trailtravel:20190104145446j:plain

転法輪堂(釈迦堂)です。

延暦寺最古の建物で、この地域の中心的な堂宇とのこと。

雪のせいか、人影もほとんどなく、静寂に満ちている。

白と黒のコントラストが神秘的でした。

 

修行の道をゆく

転法輪堂を後にすると、ここから先は人気のない山道に変わります。

f:id:trailtravel:20190104151055j:plain

この道は回峰行道といって、修行のためのみち。

尾根ぞいに南北に延び、京都と滋賀の県境となっています。

f:id:trailtravel:20190104152324j:plain

だいぶ雪が深くなってきました。

天候の悪化はないのですが、弱いスノーバンドが周期的に訪れ、その時は風と降雪が強くなる。

 

かなり急な斜面に差し掛かりました。

どうやら最初のピーク、横高山の山頂が近づいてきたようです。

f:id:trailtravel:20190104165532j:plain

 かなり急です。

どうやら、これは登山道から外れているな・・・

まあ、山頂が明瞭なのでこのまま頑張ります。

f:id:trailtravel:20190104165739j:plain

で、山頂に到着。14時10分でした。

グズグズしてはいられない、先を急ぎましょう。

しかしここからは通う人も少ないのか、足跡もまばらとなり、積雪も深い。

ひざ下ぐらいまで埋もれる箇所も。

f:id:trailtravel:20190104170335j:plain

かなり急に。

 ( ;´Д`) よいしょ、よいしょっ・・・

 

 さらにさらに急になる・・・

f:id:trailtravel:20190104170547j:plain

これも修行の道、がんばろう!

( ;´Д`) よいしょっ!

 

おそらく、ここも本来の登山道からは外れていたのかもしれません。

ただし、尾根沿いの道で、かつ正確な方位が得られていたし、引き返すことも可能だったので、そのまま直登。

そして、20分ほど登り続け、ようやく永井山の山頂に到着しました。

f:id:trailtravel:20190104171209j:plain

残念ながら、山頂は全く展望がありませんでした。

だいぶ足も冷えてきます。

修行者も寒かっただろうなぁ・・・。

 

鍋とモチの夜

永井山は京都一周トレイルの最高標高点(794m)なので、ここから先は下りです。

よーし、ちょっと飛ばすぞ。

f:id:trailtravel:20190104172445j:plain

雪のトンネルみたいで楽しい。

かと思えば、落ち込んでいくような急坂。

f:id:trailtravel:20190104221502j:plain

急な下りは、一歩ごと雪に大きく足が沈んで疲れます。

1時間ほどかかって、ようやく谷底に到着しました。

f:id:trailtravel:20190104222012j:plain

なかなかタフな道でした。

ちょっとは修行になったかな。

 

とうとう大原の里に出ました。時刻は15時55分。

そう、♬京都大原三千院 の歌で有名な大原です。

f:id:trailtravel:20190104222508j:plain

キャンプ場のある静原へは、さらに正面の山を越えなければいけません。

 

(* ´ Д`) ハアハア・・・

f:id:trailtravel:20190104223121j:plain

この先が本日最後の峠、江文峠(えぶみとうげ)です。

 

そして、とうとう、静原キャンプ場に到着。

時間は17時20分。

写真では明るく見えますが、実際にはかなり薄暗くなっていました。

f:id:trailtravel:20190104224039j:plain

キャンプ場と言っても、この時期は管理の人が常駐しておらず、無人

使用の際は、事前に申請を出すことになります。

 

さて、ツェルトを張ったら、お待ちかねの夕食!

ホットウイスキーを飲みながら・・・

まずは、鍋っ!

f:id:trailtravel:20190104225829j:plain

(* ´ ∀ `) うまいっ!

 

お次は、モチっ!

f:id:trailtravel:20190104230320j:plain

 (*´Д`) うーん!

 

すっかりお腹もいっぱいになり、身体も温まります。

酔いも回って、いい気持ち。

このイイ感じが冷めないうちに、ツェルトに戻り、寝袋に潜り込みました。

零下の夜でしたが、ぐっすり眠りましたよ。

 

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

次回は、京都一周トレイル二日目の旅を書きますね。

次回の旅はコチラ⤵ 

行ってみたい!と思ったら読んでみて⤵ではまた。

(* ´ω`*)ノ バイバイ

よろしければ、ポチリとお願いします⤵

 

にほんブログ村

にほんブログ村

にほんブログ村

 関東ランキング

徒歩の旅ランキング