富岡の初夏 色とりどりの道
(写真:「歴史を尋ねるみち」長学寺の山門)
みなさん、こんにちは。
(* ´ з `)ノ
群馬の旅も、上毛三山を越え富岡の平地部へと到達。
埼玉県境は、もう目と鼻の先です。
前回の旅はコチラ⤵
今回は、富岡の平地部から高崎を経て、県境山地部までの旅を書きますね。
全体図はコチラ⤵
埼玉まで、もう少しだ!
そして、関東一周も!
今回の旅の詳細図です。
スタートは、前回の終着点である上州一ノ宮駅。
ここから貴前神社へ。この後、富岡の北側に広がる丘陵地帯を横断し、中高尾バス停までが「歴史を尋ねるみち」11.5kmです。
この後2km弱の連絡区間を挟み、すみれ保育園前のバス停から「白衣観音のみち」となります。このルートは少し長くて17.5km。
1日目はここで終了、高崎駅近辺で宿泊。ネカフェなるものに初めて泊まってみるかな。
2日目は高風園前バス停から「石碑めぐりのみち」に。
上野(こうずけ)三碑として知られる石碑のうち、金井沢碑、山ノ上碑をめぐる14.8kmのルート。
最後は残る多胡碑を経て県境の山地部に入り、牛伏山から小梨峠を越え、上鹿島バス停までの「小梨峠から牛伏山へのみち」。
このルートは20kmもある。
最後が長く、しかも山地部で、そのうえバス停が終点というのは、時間管理を間違うと大変な目にあうのでイヤなのですが、まあ仕方がない。
2日間の合計で、だいたい75kmぐらい。
ということで、前回の旅から約2ヶ月後の2018年5月20日から21日にかけて旅しました。
色とりどりの道
電車を乗り継ぎ、10時25分に上州一ノ宮駅に到着。
木造の昔懐かしい駅舎です。
前回の旅では、女性の駅長さんがいたのですが、今日は見当たりませんでした。
駅からは1kmほど交通量の多い道を歩きます。
大きな鳥居が目に入ってきました。
どうやら貴前神社の入口らしい。
青空に鳥居の朱が映えます。
鳥居をくぐり、坂を登ると神社です。
神社はたいてい山や高台の上に社殿が置かれるのですが、ここは窪地の下にある珍しい造り。
急な石段を下った先に、建物が緑に囲まれて佇んでいます。
ちょっとお参りしてきました。
貴前神社を後にして、しばらくはのんびり集落を歩きます。
天気も良くて、気持ちがいい!
ご機嫌で歩いていると、突如こんなものを発見。
ハスの花の群生!
(´゚д゚`) うわー!
これはすごい!
特に珍しくもない普通の池だったけど、水面を埋め尽くす勢いでハスが咲き誇っていたのは見事でした。
道は次第に集落のはずれに。
草木が異様に繁った家があります。
山すそに飲み込まれそう。
この家が集落の境界。
ここから山に入っていきます。
少し歩くと、見晴らしの良い場所に。
いいですね。
若葉の緑と空の青が鮮やかです。
登り終わると、そこは開けた台地になっていました。
初夏の花が咲き誇っています。
どうですか、この色とりどりの世界!
幸せな里山歩きです。
山を越え長学寺へ
台地の上には畑が広がっていました。
土起こしも終わり、肥えた土の香りがします。
広いなぁ。
畑地を過ぎると、再び森に入ります。
「結婚の森」ってなんだろう?
森の中に結婚式場があるのかな。
まずはよく整備された道が続きます。
明るくて雰囲気のいい森。
しかし、徐々に裏山風の寂れた感じに。
轍がついているので、車が通るみたい。
金網沿いに進むと、開けた場所に出ました。
轍は真っ直ぐ先に伸びています。
そのまま進もうとしたところ、ふと左手に何か立っているのに気付きました。
あっ、ふれあいの道の道標だ!
真っすぐではなく、左の荒れた山道に入るようです。
気づいて良かった!
ということで、広場から山道へ。
道は下り基調です。
どんどん下っていこう。
すると、なにやら悩ましい地点に。
右か、左か?
道標がないので、少し考えます。
ふれあいの道は、基本的に僕の進む方向とは逆方向でルートが設定されている。
この分岐も、逆から来れば迷いようのない場所なので、特に道標を設置する必要がないのでしょう。
こういう場所は多いので、逆回りでふれあいの道を歩く人は注意してください。
全般的に判断し、左に行くことにしました。
するとどうでしょう。
樹木が生い茂り、道が塞がっているように。
しかし足元を見ると、しっかり道がついている。
このまま進んでみることにします。
しかし、その道跡も怪しくなってきた。
うーん。
やっぱり間違えたかな・・・
少し不安になりながら前進すると、しばらくして道は開け、木々の隙間から白いものが見えてきました。
長学寺のようです。
どうやら、道は正しかったみたい。
よかった、よかった。
静寂の寺
長学寺の山門に到着。
12時50分でした。
お腹も減ったし、喉も渇いた。
5月とはいえ、日差しは強く暑いです。
山門にはベンチも置いてあるし、涼しい風も吹いている。
ザックを下ろし、パンを取り出します。
それにしても、静か。
まるで寺には誰もいないかのよう。
なんだか仙境にいるような、不思議な感じ。
一休みして元気が回復したので、山門を下り先へと進みます。
長く急な石段を下ると、ちょっと変わった石像がありました。
赤ん坊にお乳をあげているお母さんでしょうか?
どうやら、子安観音というらしい。
しかしなぜ、観音さまがお乳をあげてるんでしょう。
敵に追われた妊婦さんが、ここで赤ちゃんを産み落としたのですが、追手に見つかり殺されたとのこと。
(´;Д;`) なんと悲しい…
しかし、どの土地でも、女性が主人公の伝説は、悲しい話が多いなぁ…
さて、寺から里へ下ると、市民桑園なるものを発見しました。
市民なら桑畑を借りることができるらしい。
絹の生産が盛んな富岡ならではですね。
街に出ました。
「歴史を尋ねるみち」11.5kmもそろそろ終わりです。
終点の中高尾バス停近くで、アイスを食べて一休み。
アイスの黄色も青空に映える!
時計は13時15分。
まるで夏のような暑さです。
さて、次回はこの続き、白衣観音から高崎で夜を迎えるまでの旅を書きますね。
次回の旅はコチラ⤵
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
ではまた。
(=´∀`)ノ バイバイ
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