ロングトレイルの旅   関東ふれあいの道一周

1都6県をつなぐ自然歩道「関東ふれあいの道」1800Kmを一周するりゅうぞうのブログです。

どこまでも里山地獄

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(写真:「石碑めぐりのみち」入口)

どうぞ読者になって下さい⤵

 

みなさん、こんにちは。

(=  ´ ω`)ノ

埼玉県境へと向かう旅の2日目。

2018年5月21日の朝。

前回は巨大な白衣観音を経て、高崎駅の近くで一夜を過ごしたところまで書きました。

前回の記事はコチラ⤵


今日は、昨日の終点高風園バス停まで戻り、馬庭駅までの「石碑めぐりのみち」14.8kmそして牛伏山から小梨峠を越える「小梨峠から牛伏山へのみち」20kmの旅です。

詳細図はコチラ⤵

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地図を見ると、牛伏山までは全般的には平地。

山があっても里山・裏山程度でしょう。

(^ω^) スイスイ行こう!

 

と、甘く考えていたら、大変なことになった旅です。

 

始まったよ里山地獄 

泥のように眠り込んだネットカフェ。

朝6時05分に出発しました。

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雲一つない晴天。

今日も暑くなりそう。

市街を抜け、碓氷川を渡って高崎の街を後にします。

おっ、丘の上に白衣観音が見える!

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ここから見ても、大きいなぁ。

昨日歩いた道をたどり、7時ちょうどに高風園バス停に到着。

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ここから「石碑めぐりのみち」のはじまりです。

 

次回の記事で詳しく書きますが、なんとこの上野(こうずけ)三碑は、ユネスコの「世界の記憶」に登録された古代の石碑で、金井沢碑山ノ上碑多胡碑の総称です。

 

よーし、じゃあ「世界の記憶」を見に行こう!

ということで、意気揚々と出発。

 

バス通りの道を少し進むと、道標が立っていました。

こっちに曲がるみたい。

資材置き場の脇道みたいで、なんだか殺風景。

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ほんとにこれで正しい道なのか?

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いきなり不安になってくる。

下っていくと小川があり、橋を渡って山に入っていくようです。

荒れてる感じが・・・

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こういう、生活感が残って荒れてる場所は、なんだか不気味で苦手。

橋の向こうも暗くて・・・

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しかし、こんなところで立ち止まっていられない!

先に進みます。

予想通り、めっちゃ荒れてる。

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昼なお暗き、って感じです。

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人があまり通らないんでしょう、蜘蛛の巣もすごい。

顔や体にガンガン巻き付いてくる。

もはや地獄

 

30分ぐらい登って、ようやく広めの道に出ました。

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さらりと得体のしれない車が捨ててあるところがホラーです。

ここにも。

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いつも、こういうのを見ると窓を覗き見したい衝動に駆られる。

でも、怖いからやめときます。

 

ようやく集落に出ました。

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( ; ´Д`)  やれやれ。

ようやく一息。

 

さらに続く里山地獄

集落を抜けると、グンと道は広くなる。

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どうやらレジャー施設のようです。

「観音山ファミリーパーク」というらしい。

道は緩やかな下りとなって、ずっと続いています。

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このまま金井沢碑まで行くのかな。

こりゃいいや。

 

と思っていたら、この道の右脇に道標を発見!

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うわぁあ・・・

しかもまた、荒れてる系の道。

地図を見ると、このまま道路沿いに行ってもルートに復帰するようですが、もちろんそんなズルはしません。

で、山道に。

最初は思ったより、歩きやすいトレイルでした。

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しかしそのうち、道が不明瞭になり始めます。

この道標は左を指しているけれど、そちらにはほとんど道らしきものがない。

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ほんとにコレ、正しいのか?

地図で地点標定しつつ、迷わないように進みましょう。

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もう、何が何やら・・・

前に低山のほうが道迷いしやすい、という記事を書いたことがありますが、まさに里山はその典型。

その記事はコチラ⤵ 


低山、特に里山は眺望がきかないし、目印となる特徴的な地形も少ない。

それでいて、人が入ってきやすいので、道じゃないところに足跡があったり、道らしく見えるような踏み跡が多い。

なので、里山とはいえバカにはできないのです。

さらに道は悪くなってきます。

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まさに里山地獄。

ここでも蜘蛛の巣が全身に絡みついてくる。

振りほどこうとするけど、全然取れない。

とくに顔面に絡みつく糸は、よけい絡まってくる感じがする。

もうヤダたすけて

 

おっ、かすかに階段のあとがある。

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ということは、正しいルートなのか?

こんな感じで20分ほどもがいていると、なんだか植生が変化しました。

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どうやら、出口も近いらしい。

よかった!

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道路です!

普段の山歩きでは、こういう自動車道路に出るとイヤなのですが、今回ばかりは嬉しいぞ!

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なんて歩きやすい道なんでしょう最高です。

振り返ると、そこには鬱蒼とした里山地獄が。

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よかった通り抜けられて。

(; ´ ∀`) ホッ・・・

これでもう安心。

 

さらにさらに里山地獄

地図上では、ここまでくれば金井沢碑までは目と鼻の距離。

なんといっても世界遺産ですから、交通の便もいいでしょう。

これで里山ルートは終わりだな。

と思っていたら、森へといざなう悪魔の道標が。

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うーん。

なぜ、そっちに行かせようとするんだ?

そんなことまで思ってしまう里山ダメージの蓄積。

道標の寂れように嫌な予感がしてきた。

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もうこのあたりになると、「高崎自然歩道」の道標だけで、ふれあいの道の標識が全くなくなってしまった。

昨日までは、小さなプレートがちゃっかり便乗して付けられていたのに、それすらない。

なので、次第に正しいルートから外れたのではという疑惑が高まってくる。

そしてまたもや始まる里山地獄。

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地図とコンパスを見ると、方向は正しい。

進んでみます。

時おり道の名残があるので、間違ってはいないようだ。

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それにしても、蜘蛛の巣が多いな。

もう気にしないけど。

 

道標がありました。

しかし、その指す方向の鬱蒼とした茂みに入っていく気がしない。

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ちょっと疲れも出てきたせいか、弱気になってきた。

ちなみにこの時点で、8時半ぐらい。

入ってみると、やはり里山地獄

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はたして正しい道なのか?

さっき道標があったけど、道の入口を間違えたのでは?

いつでも引き返せるように、時々振り返って道の様子を記憶しておきます。

 

しばらく行くと、はっきりと階段が現れてきました。

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登っていくと、頂上らしき開けた場所に出ます。

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ふたたび真っ青な空が。

そして強烈な日差しが降り注ぎます。

あとは下るだけかな。

さらに進むと、なにやら人工的な広場が見えてきました。

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脱出!

(; ´∀`) ヨッシャー

もう終わりだよね!

ね?

この道を行けばいいんだよね?

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さて、無事に金井沢碑にたどり着けるのか?

この続きは次回に。

次回の旅はコチラ⤵

 

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

それでは、また。

( ; ´∀`)ノ バイバイ

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