ロングトレイルの旅   関東ふれあいの道一周

1都6県をつなぐ自然歩道「関東ふれあいの道」1800Kmを一周するりゅうぞうのブログです。

三浦半島縦走の旅③ 大楠山から難所を越えて

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どうか読者に!⤵

みなさん、こんにちは。

(*´Д`)ノ

三浦半島縦走の旅」の続きです。

前回は、二子山から乳頭山畠山へと連なる尾根線を下り、集落に出たところまで書きましたね。

前回の旅はコチラ⤵


今回は、不動橋から阿部倉温泉を通り、この旅の二つ目の山地部、大楠山を越え沢山池へと進む旅です。

ルートの詳細図はコチラ⤵

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それでは、行きましょう!

 

なかなか遠いぞ大楠山

畠山から竹林を下り、不動橋に到着したのが11時50分。

昼には大楠山に着きたかったのですが、出だしでイノシシの罠に引っかかったりして遅れてしまいました。

ちょっと急ぎましょう。

ということで、まずは横浜横須賀道路横横道路)沿いに進みます。

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地図上では、このまま行けば、1km少々で阿部倉温泉という場所に出て、そこから大楠山への登山道が続いている。

まあ、これだけ立派な道なら、迷うこともないでしょ。

と、すっかり油断モードでした。

しかし、途中でこの道は突然行き止まりとなり、その後、「ここは抜けられるはず」の里山に入り込んだりしてエライ目にあう。

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地図では抜けられると思ったんだけど、この先は壁のように植物が密生していて、とても進むことができませんでした。

なので、再び戻り、もう一度道を探す。

どうやら、一度迂回して、横横道路を渡らなければ、阿部倉温泉にはたどり着けないようです。

ということで、恐らく登山道の入り口までは、直線距離で数100mの位置にいるにもかかわらず、大きく回り道をすることになりました。

( ;´Д`) ハァ・・・

 

そのかいあって、ようやく「阿部倉温泉」の標識を発見

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ここをまっすぐ行けばいいんだな、よしっ!

その後、横横道路のアンダーパスをくぐり、ようやく登山口へ。

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腕時計を見ると、12時30分。

なんと、不動橋から40分もかかってしまった。

直線距離だと、わずか1km少々なんですがね。

 

ということで、少し急ぎ足で進みます。

 

大楠山はしっかり登山道が整備されていますが、植生はジャングル風!

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平均台みたいな橋が架かってる。

遊園地みたいで面白い!

 

沢沿いの道を進んでいきます。

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森の中は明るくて、気持ちよく歩ける。

実は、大楠山は関東ふれあいの道のルートになっていて、ぼくは一度登っています。

しかしその時は西側から登ったので、この道は通っていません。

(今回は東側の登山道を登っています)

その時の旅はコチラ⤵

西側の登山道は、ジャングルというより涼しげな雑木林という感じだったなぁ。

大楠山の東と西で、だいぶ植生が異なるみたいです。

 

しばらく歩くと、沢沿いを離れ、長い階段が出現。

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ここを登りきると、いったん平らな場所に出ますが、すぐにまた階段となります。

なんだろうこの網は。

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なんと、大楠山はゴルフ場に隣接しているので、こんなふうにフェンスと網で防護されている個所があります。

旅の興を削がれますが、まあ、仕方がない。

それでも、トンネルみたいになっていて面白いから、楽しむことにしましょう。

 

山頂までの最後の登りも、階段が続きます。

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休まず行きましょう。

よいしょっ、よいしょっ。

 

ようやく、13時05分、大楠山の山頂に到着

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山頂には、いっぱい人がいます。

大楠山は標高242mの低山ながら、見晴らしもよく登山等も整備されているので、人気の山なのです。

山に慣れていないお子さんでも大丈夫ですよ。ぜひ一度!

 

見上げれば初夏の空

大楠山には展望台があります。

前回、関東ふれあいの道一周で旅したときも、この展望台に登ったなぁ。

今回ももちろん登ります。

 

南側を見ると、これから旅する武山(右)と三浦富士(左)が仲良く並んでいます。

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その向こうが目的地、津久井の海岸。

まだ、遠いなぁ。

 

回れ右して北側を見ると、今日登ってきた二子山乳頭山の稜線が。

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そして、その向こうには、青い海。

心の中で「おおーい」と呼んでみる。

気持ちいい!

 

見上げると、真っ青な空に、真っ白な雲

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小さな半島だけど、世界の広さを感じます。

 

いつまでも景色を眺めていたいけれど、実は雲の形が気になります。

午後になって、急速に積乱雲が発達してる。

大気が不安定になっているようです。

雷が鳴るかもしれません。

やっぱり、ちょっと急いだほうがよさそう。

ということで13時20分に大楠山を後にしました。

 

難所を越えて沢山池へ

展望台を降りると、先ほど通ったゴルフ場脇の道を戻ります。

ここから、大楠山の南側尾根を下り、沢山池(たくさんいけ)へと抜ける計画。

南側尾根の道に入ろうとしたその時、

「おーい、どこへ行くんだー?」

と呼ぶ声が。

 

振り返ると、登山道を管理している人でしょうか。

制服を着たおじさんが、ぼくを呼んでいます。

「そっちは道がないよー」

ぼくを心配してくれている様子です。

「それとも、長坂のほうに行くんか?」

長坂とは、沢山池のある場所の地名です。

「そうですよー」

そう答えると、おじさんは納得したようでした。

 

しかし、道がない、というのは不安だな。

(;´・ω・) ドキドキ

しっかり地図を見て進もう。

 

南側尾根に入ると、急に人影がなくなりました。

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しかし、道らしきものは判別できるので、迷うことなく進みます。

あと、この尾根は送電線が並行して走っているので、それも地点標定に活用できる。

しかし気になるのは、上空の雲。

明らかに、先ほどよりも黒く、低くなってきた。

 

しばらく行くと、通行止め区間が。

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地図ではここが、沢山池のある長坂へ向かう右側の尾根と、横須賀方向へ向かう左側の尾根の分岐点になってる。

どうやら、横須賀方向には通れないようです。

幸い、長坂方向は大丈夫みたい。

看板がありました。

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「ハイキングコースではありません」と書いてあるのが気になりますが、とりあえず道は正しいということで安心。

先に進みましょう。

確かに、ハイキングコースではないようです。

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腰を屈めながら、通りましょう。

 

時には、少しだけど開けた場所もある。

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そうするうちに、分岐点に来ました。

周りは樹木に覆われ、地形上どちらが正しい道かは判別し難い。

見ると、こんなテープが巻いてある。

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消えかけているけど、←沢山池、長坂→ と書いてあります。

これは助かった。

( ;´Д`) ホッ

 

標示のほうに進むと、送電線の塔が見えました。

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うん、方向は合ってる!

一応、道跡も続いているので、間違いないでしょう。

さらに尾根線を外さないように進んでいく。

ときどき、道が不明瞭になりますが、送電線は一般方向を知るいい目標になる。

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地図上では、このあたりから尾根を外れ、沢山池方向に伸びる谷に入っていくはず。

尾根から外れるときは、道に迷いやすいので注意が必要です。

ちょっと気をつけよう。

すると予想通り、道が急な下りに変わりました。

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足もとには、簡易的な階段が取り付けられているので心強い。

しかし、谷に降りると、人工物はなくなってしまいました。

加えて、草の茂りがすごい!

右側は沢になっていて、小さな崖があるようです。

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落ちたら大変だ。

しかし、足元が見えない。

ますます草が・・・

( ;´Д`) うおー

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とにかく、右側の沢に落ちないように気をつける。

道があるのかないのか、よく分からなくなってきた。

方向だけは維持するように、コンパスを確認しながら進みます。

すると突然、草が途切れて、橋が見えました。

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やれやれ・・・

どうやら難所は抜けたようです。

振り返ってみると、とても通れる場所には見えないなコリャ。

 

橋を渡り進んでいくと、子供の声が聞こえてきた。

みると、何組もの家族が遊んでいます。

沢山池に到着。14時05分でした。

 

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

次は、三浦半島縦走の旅の最終回。

武山から三浦富士を越えて海に出るまでのことを書きますね。

旅の続きはコチラ⤵

それでは、また。

( ;´Д`)ノ バイバイ

どうぞ読者になって下さい⤵

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