大霧山で「おーい」と叫ぶ
(写真:「大霧山に登るみち」大霧山山頂)
どうぞ読者に!⤵
みなさん、こんにちは。
(^ω^)ノ
前回は、2019年4月6日に親鼻駅を出発し、美の山公園を経て二十三夜寺までの旅を書きましたね。
花が至る所で咲き、秩父にも春がやってきました。
そんな秩父の春の旅の続きです。
ルートの詳細はコチラ⤵
今回は、二十三夜寺を後にし、高原牧場入口バス停から「大霧山に登るみち」に入り、粥仁田峠を経て大霧山までの旅のことを書きますね。
それでは、旅を続けましょう!
春の山里を歩く
二十三夜寺から高原牧場入口バス停への道は、参道を降りるのではなく、再び山を通ります。
大きな桜の木の下を通り、山道へと入っていく。
なんだ、このすごいパイプの群れは?
Σ( ゚Д゚) スゴー
途中、少し分かりにくい分岐がありましたが、すぐに集落に出ます。
ここです。
ここを登ると、家の裏道のような場所を抜けて、
静かな集落に出ました。
ここもまた、花盛りです。
何という名前なんだろう、白い花がいっぱい。
集落の中を進んでいくと、ふもとにバス通りらしき道が見えます。
このまま下りそうになりますが、おっと、道端に道標が立っていました。
どうやら、畑の中の細道に入るらしい。
こういうのが、けっこう見落としがちなんですよね。
この細道を抜けると、今度は黄色の花が咲く里に出ました。
さっきは白い花、今度は黄色の花。
里へと下る道には、赤い梅の花。
どこを見ても色鮮やか。美しい山里が広がっていました。
この付近は、昔から江戸と秩父を結ぶ街道が幾本も通っていたそうです。
きっと当時の旅人も、春には咲き誇る花に目を楽しませたことでしょうね。
ここを下ると、高原入口バス停に到着。
11時30分でした。
ここで「花の美の山公園を訪ねるみち」8.2kmは終わり、「大霧山に登るみち」13.1kmが始まります。
高原牧場から粥仁田峠へ
集落を抜けてしばらくは、田園風景が続きます。
のどかな山里の雰囲気を楽しみながら、ゆっくり歩きましょう。
やがて道は小川に沿って伸びていきます。
そして次第に、山の中へ。
「クマ注意」の看板だ。
冬眠から覚めて、お腹を減らしたクマがいるかもしれない。
気をつけて行きましょう。
手をパンパンと叩き、熊鈴をはじいてチリンチリンと鳴らします。
人気のない山道を緩やかに登り、沢を渡ったり、
ゆっくり上っていると、突然道の横に開けた場所が。
ここが高原牧場かな?
振り返ると、広々とした草原が広がっています。
横になって、ゴロゴロゴローと転がってみたい。
柵があって入れなかったのは残念でした。
牧場を過ぎるとすぐに分岐に出ます。
右は大霧山、左は粥仁田峠。
粥仁田峠は分岐からほんの数十メートルの位置です。
粥仁田峠というのは面白い名前ですね。
言い伝えによると 、昔、武蔵野に大太坊(ダイダラボッチ)という巨人がいて、羽黒山に向かう途中、常峯峠に腰を下ろし、この峠で粥を煮て食べたとのことです。
付近の地名はこの伝説にちなむものが多く、常峯峠で腰を下ろしたのが休石、箸を置いたのは二本木峠、笠を置いたのは笠山、食べ終わった釜を置いたのが釜伏山。
大霧山は、粥を食べ終わった後、荒川の水を含んで吹き付けたのでその名がついたらしいです。
大霧山で「おーい」と叫ぶ
12時40分に粥仁田峠に到着しましたが、大霧山はすぐそこなので、休まず山頂に向かうことにします。
昼食は山の上で食べましょう。
ということで、再び分岐に戻り登山道に入ります。
手書きの指導標識に親しみがわく。
春とはいえ山の木々はまだ芽吹いたばかり。
葉はまだ茂っておらず、明るい尾根道です。
この標識は、手書きで「オススメ」が書いてありました。
ここは素直に、「オススメ」に従いましょう。
なるほど、緩やかな尾根が続き、歩きやすい。
最後は少し急な登りに変わります。
ここを登ると、きっと大霧山の山頂でしょう。
予想通り、登りきると、そこは山頂でした。
広々として、見晴らし最高!
(*´Д`) おおー
前回の旅の破風山もそうでしたが、秩父盆地周辺の山は、低山とはいえ雄大な見晴らしがあってどれも素晴らしい!
大霧山も800mに満たない低山ですが、山頂の景色は絶景です。
破風山の旅はコチラ⤵
山頂の到着は13時10分。
ちょっと遅いですが、景色を見ながら昼食にしましょう。
東側には、関東平野が一望。
うわー、いい景色だ!
頭を巡らせると、奥秩父から日光方向まで見渡せる。
遠く正面に見える山は、榛名か赤城ではないかな?
きっと群馬で旅した山々だぞ。
一度でも旅したことのある山は、その姿を見ると、まるで旧友にでも会ったような気がする。
ましてや、あの遠くから幾つもの山を越えて旅してきたなら、なおさら。
見渡す風景全部に、すごく親しみを感じます。
誰もいないので、「おーい、元気か―」と叫んでみる。
すると、「気をつけて行けよー」と答えてくた気がした。
うん、そんな気がした!
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
次回は、常峯峠、白石峠を通り、終点の白石車庫バス停までの旅を書きますね。
次回の旅はコチラ⤵
ではまた。
(= ^ω^)ノ バイバーイ
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