ロングトレイルの旅   関東ふれあいの道一周

1都6県をつなぐ自然歩道「関東ふれあいの道」1800Kmを一周するりゅうぞうのブログです。

大霧山で「おーい」と叫ぶ

f:id:trailtravel:20190804141015j:plain

(写真:「大霧山に登るみち」大霧山山頂)

どうぞ読者に!⤵

みなさん、こんにちは。

(^ω^)ノ

前回は、2019年4月6日に親鼻駅を出発し、美の山公園を経て二十三夜寺までの旅を書きましたね。

花が至る所で咲き、秩父にも春がやってきました。

そんな秩父の春の旅の続きです。

ルートの詳細はコチラ⤵

f:id:trailtravel:20190723213038j:plain

今回は、二十三夜寺を後にし、高原牧場入口バス停から「大霧山に登るみち」に入り、仁田峠を経て大霧山までの旅のことを書きますね。

それでは、旅を続けましょう!

 

春の山里を歩く

二十三夜寺から高原牧場入口バス停への道は、参道を降りるのではなく、再び山を通ります。

f:id:trailtravel:20190804142338j:plain

大きな桜の木の下を通り、山道へと入っていく。

 

なんだ、このすごいパイプの群れは?

Σ( ゚Д゚) スゴー

f:id:trailtravel:20190804142639j:plain

 

途中、少し分かりにくい分岐がありましたが、すぐに集落に出ます。

ここです。

f:id:trailtravel:20190804143015j:plain

ここを登ると、家の裏道のような場所を抜けて、

f:id:trailtravel:20190804143603j:plain

静かな集落に出ました。

f:id:trailtravel:20190804144008j:plain

ここもまた、花盛りです。

何という名前なんだろう、白い花がいっぱい。

 

集落の中を進んでいくと、ふもとにバス通りらしき道が見えます。

このまま下りそうになりますが、おっと、道端に道標が立っていました。

f:id:trailtravel:20190804144252j:plain

どうやら、畑の中の細道に入るらしい。

こういうのが、けっこう見落としがちなんですよね。

f:id:trailtravel:20190804144650j:plain

この細道を抜けると、今度は黄色の花が咲く里に出ました。

f:id:trailtravel:20190804144834j:plain

さっきは白い花、今度は黄色の花。

里へと下る道には、赤い梅の花

f:id:trailtravel:20190804145214j:plain

どこを見ても色鮮やか。美しい山里が広がっていました。

この付近は、昔から江戸と秩父を結ぶ街道が幾本も通っていたそうです。

きっと当時の旅人も、春には咲き誇る花に目を楽しませたことでしょうね。

 

ここを下ると、高原入口バス停に到着。

11時30分でした。

ここで「花の美の山公園を訪ねるみち」8.2kmは終わり、「大霧山に登るみち」13.1kmが始まります。

f:id:trailtravel:20190804150223j:plain

 

高原牧場から粥仁田峠

集落を抜けてしばらくは、田園風景が続きます。

f:id:trailtravel:20190804161907j:plain

のどかな山里の雰囲気を楽しみながら、ゆっくり歩きましょう。

やがて道は小川に沿って伸びていきます。

f:id:trailtravel:20190804162221j:plain

そして次第に、山の中へ。

f:id:trailtravel:20190804163005j:plain

「クマ注意」の看板だ。

冬眠から覚めて、お腹を減らしたクマがいるかもしれない。

気をつけて行きましょう。

f:id:trailtravel:20190804163333j:plain

手をパンパンと叩き、熊鈴をはじいてチリンチリンと鳴らします。

 

人気のない山道を緩やかに登り、沢を渡ったり、

ゆっくり上っていると、突然道の横に開けた場所が。

f:id:trailtravel:20190804163759j:plain

ここが高原牧場かな?

振り返ると、広々とした草原が広がっています。

f:id:trailtravel:20190804163959j:plain横になって、ゴロゴロゴローと転がってみたい。

柵があって入れなかったのは残念でした。

 

牧場を過ぎるとすぐに分岐に出ます。

右は大霧山、左は粥仁田峠

仁田峠は分岐からほんの数十メートルの位置です。

f:id:trailtravel:20190804165602j:plain

仁田峠というのは面白い名前ですね。

言い伝えによると 、昔、武蔵野に大太坊(ダイダラボッチという巨人がいて、羽黒山に向かう途中、常峯峠に腰を下ろし、この峠で粥を煮て食べたとのことです。

付近の地名はこの伝説にちなむものが多く、常峯峠で腰を下ろしたのが休石、箸を置いたのは二本木峠、笠を置いたのは笠山、食べ終わった釜を置いたのが釜伏山。

 大霧山は、粥を食べ終わった後、荒川の水を含んで吹き付けたのでその名がついたらしいです。

 

大霧山で「おーい」と叫ぶ

12時40分に仁田峠に到着しましたが、大霧山はすぐそこなので、休まず山頂に向かうことにします。

昼食は山の上で食べましょう。

ということで、再び分岐に戻り登山道に入ります。

f:id:trailtravel:20190804171721j:plain

手書きの指導標識に親しみがわく。

 

春とはいえ山の木々はまだ芽吹いたばかり。

葉はまだ茂っておらず、明るい尾根道です。

f:id:trailtravel:20190804173308j:plain

 

この標識は、手書きで「オススメ」が書いてありました。

f:id:trailtravel:20190804173624j:plain

ここは素直に、「オススメ」に従いましょう。

なるほど、緩やかな尾根が続き、歩きやすい。

f:id:trailtravel:20190804174224j:plain

最後は少し急な登りに変わります。

ここを登ると、きっと大霧山の山頂でしょう。

f:id:trailtravel:20190804174053j:plain

 

予想通り、登りきると、そこは山頂でした。

f:id:trailtravel:20190804174336j:plain

広々として、見晴らし最高!

(*´Д`) おおー

前回の旅の破風山もそうでしたが、秩父盆地周辺の山は、低山とはいえ雄大な見晴らしがあってどれも素晴らしい!

大霧山も800mに満たない低山ですが、山頂の景色は絶景です。

破風山の旅はコチラ⤵

山頂の到着は13時10分。

ちょっと遅いですが、景色を見ながら昼食にしましょう。

東側には、関東平野が一望。

f:id:trailtravel:20190804175051j:plain

うわー、いい景色だ!

頭を巡らせると、奥秩父から日光方向まで見渡せる。

f:id:trailtravel:20190804175415j:plain

遠く正面に見える山は、榛名か赤城ではないかな?

きっと群馬で旅した山々だぞ。

 

一度でも旅したことのある山は、その姿を見ると、まるで旧友にでも会ったような気がする。

ましてや、あの遠くから幾つもの山を越えて旅してきたなら、なおさら。

見渡す風景全部に、すごく親しみを感じます。

 

誰もいないので、「おーい、元気か―」と叫んでみる。

すると、「気をつけて行けよー」と答えてくた気がした。

うん、そんな気がした!

 

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

次回は、常峯峠白石峠を通り、終点の白石車庫バス停までの旅を書きますね。

次回の旅はコチラ⤵

 

ではまた。

(= ^ω^)ノ  バイバーイ

どうぞポチリとお願いします⤵

 

にほんブログ村 旅行ブログ 関東旅行へにほんブログ村

にほんブログ村 旅行ブログ 歩く旅へにほんブログ村

関東旅行ランキング

徒歩の旅ランキング