桜峠で風の音を聞く
(写真:「稜線をたどるみち」大平山神社のカエル)
みなさん、こんにちは。
( ´ Д`)ノ
「戦慄の栃木編」第2回の旅の続きです。
前回は、野州大塚駅から栃木の古い街並みを旅したところまで書きましたね。
前回の旅はコチラ⤵
trailtravel8hureai.hatenablog.jp
細部ルートをもう一度おさらいしてみます。
栃木市街を出ると山に入り、錦着山から大平山神社を通り桜峠までの「稜線をたどるみち」となります。
だいだい11kmぐらいかな。
大平山神社の地獄段
さて、栃木の古い街並みに別れを告げて、錦着山へと向かいます。
時間は11時40分でした。
住宅街を抜け、大きな国道沿いに進むと、錦着山の入り口に出ました。
山というよりは、丘という感じ。
標高は80mです。
鳥居をくぐり登っていくと、頂上には神社と公園がありました。
神社の横には、洋風の塔が立っています。
近くに行ってみると、なぜか錨と「同期の桜」の歌碑が。
お参りをして、山を下り、再び平地を進みます。
しかし、すぐに道は平地を過ぎ、徐々に山の中へ。
明るい杉林の中を通ります。
気付くと、ずいぶん高いところまで登りました。
さらに登っていくと、大平山神社の入り口です。
鳥居が小さかったので、あまり大きくない神社なのかと思いましたが、
登ってみると、意外に大きな境内と、立派な社殿がありました。
渡り廊下があったりして、なかなかかっこいいです。
社殿の正面には、はるか下まで伸びる石段と、大きな鳥居が。
なるほど、こっちが正門(?)だったのか。
あまり確かめもせず、こっちだろうと思い込み、この長い階段を下りました。
鳥居をくぐり、どんどん下ります。
長くて急な石段です。
その先に、山門が見えてきました。
しかしなんと、山門を出ると、どうやらこちらにコースはなく、間違った方向に来たことが判明します。
Σ(゚Д゚) えっ・・・
ということで、また登り返し。
( ;´Д`) ウヘー
結局、境内に戻ると、片隅にふれあいの道の道標を発見することができました。
しかし、この地獄段はかなりこたえました。
風吹きすさぶ桜峠
大平山神社からは本格的な山道に変わります。
まずは晃石神社までの2.2kmの道のりです。
大平山神社を出発したのが13時10分でした。
寒いですが、明るい日が差し込む杉の森です。
けっこう平坦で走りやすい。
今回の旅はこれまで市街地が多かっただけに、山道がいつもより楽しく感じます。
快調です。
とおもったら、途中で違う山の山頂のほうに行ってしまいました。
立派なアンテナが建っていましたが、こっちは間違いでした。
残念ながら、引き返します。
また30分くらい時間を食ってしまいました。
元の山道まで戻ります。
アップダウンも激しくなってきました。
今度は下り、
そして登り、
ようやく、晃石神社が近づいてきました。
そして、到着。
大平山神社とは異なり、山の中の小さな祠といった感じです。
14時ちょうどでした。
道を間違えたせいもあって、すこし遅くなってしましました。
この後は桜峠ですが、桜峠のあと、まだ「かかしの里・ブドウのみち」と「松風のみち」の2ルート、約15kmほど残っています。
だいたい、16時半には暗くなってしまうので、急がなくてはいけません。
すぐに出発です。
桜峠まではここから約1.2km、下り基調です。
道も広くて走りやすい。
少し進むと、展望の良い場所に出ました。
日光方面の山並みが一望です。
(*´ω`*) いい景色だなぁ・・・
急いではいましたが、少しの間足を止めて眺望に見とれます。
しかし、相変わらず好天なのですが、この頃になると冷たい風がかなり強く吹き始めました。
着ているジャケットがバタバタと煽られます。
ここからは、一気に下りが急になります。
谷に向かって、落ちていく感じ。
ここを降りきると桜峠です。
この急坂の途中からは、延々と伸びる木製の手すりが設置されていました。
;つД`) 長い!
まるでレールのようです。
下り続けると、やがてその先にベンチのようなものが見えてきました。
桜峠です。
到着は14時20分。
風はますます激しくなっていて、地図を取り出すと吹き飛ばされそうになりました。
風が耳元でごうごうと唸っています。
この道標の立っている分岐をまっすぐ行けば、5kmほどで駅に出ます。
右に下れば、「かかしの里・ブドウのみち」となり、村檜神社へと出ます。
村檜神社からは交通の便がやや悪く、次の「松風のみち」に入り、山を抜けて田沼駅に行くしか帰る方法はありません。
これだと残り13km。
地図を見る限り、最後のルートはずっと山の中です。
日が暮れるまでにあと2時間。
さて、どうしようか。
この続きは次回に!