入間川の初夏、冷たい水
(写真:入間川にて)
どうぞ読者に⤵
みなさん、こんにちは。
(= ´ ω `)ノ
前回は「奥武蔵の古刹を訪ねるみち」の途中、竹寺への到着まで書きましたね。
前回の旅はコチラ⤵
竹寺は初夏の深い緑の中にたたずんでいて、その静けさが神秘的でした。
この竹寺を出れば、あとは入間川沿いの平地へと下るのみです。
ルートの詳細はコチラ⤵
入間川まで出れば、東京と埼玉の県境は目と鼻の先です。
とうとう、ここまできたなぁ・・・
ということで、2019年5月26日の旅の続きです。
竹寺とたくさんの神仏
本殿の軒先をお借りして、昼食を食べたのが12時30分
深い静寂に包まれていましたが、人の声も聞こえてきました。
お腹も満足したので、境内のほうに降りてお寺の見物でもしましょう。
本殿から下る石段の先には、なぜかお寺なのに鳥居が。
案内によると竹寺は、明治維新の折に神仏習合の寺になったそうです。
ということで、本殿からの石段を下りると、竹で作られた鳥居が続いています。
境内には、何やらいい雰囲気の食事処もありました。
そばでも食べたいと思いましたが、さっきお昼を食べたところなのでガマン。
このお寺の面白いのは、たくさんの彫刻があるところです。
本殿にも、焼け焦げた彫刻がありましたが、同じような雰囲気の彫り物が至る所に。
これは何の像でしょう。
なにやら表情が豊かですね。
こちらもまた、何とも言えない味のある表情をしている。
サルのような邪鬼を踏みつけてます。
けっこう粗い感じの彫りなのですが、それがまた素朴でいい感じ。
この強そうな方は、竹寺のご本尊、牛頭天王です。
もっと強そうな牛頭天王像を見つけましたよ。
見てください。
この迫力!
(;゚Д゚)ウワァ・・・
この盛り上がった胸の筋肉!
どことなく、少年漫画風ですよね。
ちょっと見惚れてしまいました。
あっ、これは彫刻ではありませんよ。
誰かが忘れたのでしょうか、柵にゾウの縫いぐるみが引っかかってました。
なんと、境内にはあの幻の金の竹、キンメイチクも発見!
みなさん覚えていますか?
栃木の旅で、このキンメイチクがあったことを。
その時の旅はコチラ⤵
金色の節が交互に現れるのがとても不思議なんです。
久しぶりの再会にビックリ。
竹寺は見どころが多くて、30分ぐらい境内をウロウロしていました。
そうこうするうちに、寺の入り口に。
ここから町へ下るのかな、と思いしばらく進んでみましたが、どうやら違うようだ。
しばらく迷った結果、再び本堂まで戻ると、山から下りてきた地点に入間川へと向かう分岐を発見。
ここで竹寺に別れを告げ、ふたたび山道に入ります。
そして入間川 旅の終わりにドボン
竹寺を出発したのは13時30分。
ここから終点の小殿バス停までは、山を下るだけの目と鼻の先です。
のんびり行きましょう。
山に入ると、再び深い静けさ、そして眩しいような初夏の緑に包まれます。
いい気持ち。
しばらくすると、植生が変わり、杉林の急な下り道に。
こういう景色もまた大好き。
直線的な杉の群れと、急な下りって、絵的に相性がいい。
下り終わると、送電線が立っていました。
鉄塔の向こうには、家の屋根が見えます。
もう入間川は近い。
この先を下っていくと、杉の樹間に道路が見えてきました。
道路の脇には、登山者が自由に使える杖が。
そう言えば、竹寺には、この杖を返す場所がありました。
日本の山道らしい、優しい心遣いです。
「なぐりづえ」とあるのは、「殴り杖」ではなくて、「名栗」という地名にちなんでいるんですよ。
さて、とうとう山道から出て、舗装道に。
今回の旅ももう終わりです。
この道をまっすぐ進んでいくと、明治風の建物がありました。
薄い緑色が美しいです。
洋風の建物の隣に、土蔵が同じトーンで並んでいるのが面白い。
現役で使われている建物なのかな。
シャッターが閉まっていたのでわからないのですが、もしかしてJAの事務所になっているのかも。
そして、この建物の脇が今回の旅の終点、小殿バス停でした。
到着は14時05分。
まだまだ時間に余裕があります。
せっかくなので、入間川のほうに散歩に行ってみましょう。
道路を渡り、ちょっとした集落の並びを抜けると、子供の歓声が聞こえてきます。
僕はこの声が大好き。
ワクワクして進んでいくと、キャンプ場がありました。
川遊びをする子どもたちの歓声が響き渡っています。
5月とはいえ、日差しはもう夏の暑さですから、子供たちも水遊びに大喜び。
その姿を見ていると、ぼくも急に水に入りたくなってくる!
キャンプ場に入るのははばかられたので、川沿いに水遊びができる場所を探してみます。
すると、こんな板橋が架けられているのを見つけました。
この辺りまで来ると、キャンプ場からは離れているし、人気もありません。
ウキウキして橋を渡って対岸へ行き、河原に降ります。
そして、靴を脱ぎ、シャツを脱いで・・・
ヽ(^。^)ノ ドボーン!
腹ばいになって水に浸かってみる。
ううー冷たいっ!
気持ちいいっ!
今日一日の汗が流れて、身体中からスゥーと熱が引いていく。
川の真ん中まで行き、大きめの石に腰かけて、足で水を蹴ってみる。
(*´Д`) 気持ちいい―!
旅の終わりに、川で涼むことの贅沢さ。
そう言えば、群馬の旅でもわたらせ渓谷で水遊びしたなぁ。
その時の旅はコチラ⤵
身体的に気持ちいいのはもちろん、心が解放されて、とてもいい気持ちです。
川の流れは本当に心にプラスだなぁ。
こども心に帰ったようで、精神的な澱みみたいなものが、ぐんぐん落ちていく気がする。
さて、十分に川で遊んだ後、着替えをしてバス停へと向かいます。
川のそばの集落も、子供時代を思い出させるような懐かしい雰囲気。
気持ち良く歩いていくと、正面に山が見えました。
あれは次回の旅で登る棒の折山かな?
だとすると、あそこが東京と埼玉の県境。
あの山を越えれば、とうとう東京に戻って来るんだ!
関東を一周して、とうとう戻ってきたんだ!
そう思うとと、なんだか静かな興奮が胸の中にこみあげてきます。
さあ、いよいよ旅も終わりだ!
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
次回はいよいよ県境を越え、東京に入る旅のことを書きますね。
次回の旅はコチラ⤵
それでは、また。
(^ω^)ノ バイバイ
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