月の砂漠から九十九里浜へ
(写真「御宿海岸を歩くみち」月の砂漠像)
みなさん、こんにちは。
さて、平成27年の1月22日~23日に旅した千葉編の最終回です。
前回は、初日(22日)に清澄山から下りてきて、おせんころがしから鵜原理想郷まで行ったところまで書きました。
⇩前回の記事はこちら
trailtravel8hureai.hatenablog.jp
今回は2日目(1月23日)の旅をご紹介します。
2日目の細部コースです。
鵜原理想郷の残りを走ると、次の「荒磯のみち」ですが、連結区間が2km少々あります。ここは走ることにします。
「荒磯のみち」はJR勝浦駅がスタートです。海岸沿いに進み、部原バス停ということろでこのコースは終わりです。
次の「御宿海岸を歩くみち」のスタート地点であるJR御宿駅までは、再び連結区間が入ります。ここも走ることにします。
御宿駅からは月の砂漠像を経てメキシコ記念公園、岩船地蔵尊を通りJR浪花駅でゴール。
まだ続きます。
次の「黒潮の潮騒を聞くみち」のスタート地点は、またもや連結区間を挟みます。
ここは電車に乗って移動することに。
JR大原駅をスタートしてしばらくすると、九十九里浜の南端部に出ます。
ここから延々、海岸沿いを北上。最後はJR長者町駅で終了です。
ざっくり40km弱ぐらいでしょうか。
それでは、出発しましょう。
トンネル地獄 勝浦へのみち
鵜原理想郷に、朝日が昇ってきました。旅も2日目!
12月も末なので寒いですが、いい日の出です。
ビバークで夜をひとり過ごしていると、朝の太陽の光が本当にありがたく感じます。
闇の世界がどんどん追いやられていって、命がよみがえってくる感じ。
元気が湧いてきます。早々にツエルトをたたみ、出発します。7時でした。
しばらく行くと、おもしろいトンネルを見つけました。
トンネルは苦手ですが、このくらいなら、平気です。
というか、楽しいです。
(*´ω`*) ヘーキヘーキ
まだまだ出てきます。
このトンネルはちょっと苦手な部類ですが、まだ大丈夫。
(;^ω^) ちょっとダッシュします
こんなトンネルをいくつか抜けると、勝浦海中公園に到着しました。
ここは昔、家族で遊びに行った場所です。
まさか、10年以上たった今、走って再訪するとは思いもよらなかったですね。
ここで少し休憩します。
ザックからパンを取り出し、朝食です。走ると暑くなったので、防寒着を脱ぎます。
再び走り始めますが、まだまだトンネルが連続します。
結構、手掘り感があります。洞窟探検の雰囲気。
しばらく行くと、またもやトンネル。
右側のトンネルでなくてよかった。
またまたトンネル。
このトンネルも、ワイルドな雰囲気を出してますね。
こんな感じで、トンネルを抜け続けると、やがて松部漁港に到着しました。
「理想郷をたずねるみち」のゴールです。
湾の向こう側に、勝浦の町が見えます。
ここからは、次の「荒磯のみち」へ向かう連結区間になっていて、一般道を通ります。
交通量が多い割には、歩道が途切れたりしていて結構危ない区間です。ここを2kmほど行きます。
勝浦駅には8時半に到着しました。
左に見切れているのは、ふれあいの道の案内板です。
結構、人目につくいい場所に設置されてますね。
月の砂漠から九十九里へ
勝浦からは、海沿いの集落が並ぶみちを進みます。
このあたりまで来ると、さすがに秘境感はありません。どちらかと言うと旅情感かな。
こんな感じで、海沿いに集落が点在していて、それを結ぶように道が続きます。
海を見ながら、走って行きます。
走っていると、不思議なものを見つけました。
コイン「ドライヤー」?
(´・ω・)? ドライヤーって何だ?
コインランドリーじゃないの? 乾燥専門なのかな?
なぞを残したまま、旅は続きます。
こんな感じで、3時間ほど進むと、御宿海岸の月の砂漠像に到着しました。
もちろん童謡「月の砂漠」にちなむ像です。
この砂浜をモチーフに童謡が作詞されたので、ここに像が建てられているそうです。
歌詞は広大な砂漠を歌っているので、すぐそばに海が見える砂浜がモチーフと言われると、ちょっと不思議な感じがしましたね。
ここから少し道に迷って、メキシコ記念公園にたどり着きました。
ちょうど12時で、お腹が減って動けなくなってきました。
この公園の沖合で、1609年にフィリピンからメキシコに向かう船が沈没したらしいです。船にはスペイン領フィリピン総督が乗っていたとのこと。
江戸幕府もビックリの大事件です。
(その後、助かった総督が家康と面会してることからも、事の大きさが伺えます)
生き残って寒さに震える船員たちを、海女さんたちが裸で抱いて温めたそうです。
この像は、その姿をかたどってます。
疲れたので、この像のそばで昼食にします。
でも、ザックに残っているのはチョコレートが少しとソイジョイが1本だけで全然足りません。
あまり元気になりませんでしたが、再び旅を続けます。
さらに1時間ほど走ると、岩船地蔵尊に着きました。
まるで、要塞のように立派です。
地蔵尊の手前で、近所の人たちが何やら集まり、魚を焼いて酒を飲んでました。
空腹MAX状態のぼくにとっては、魚を焼く匂いはかなり危険です。
しかし、ここから2kmほど行けば、浪花駅に着くはずです。
そうすれば、駅前の商店で何か食べるものを買おう!
(゚Д゚;) ガンバレ! 自分!
つきましたよ、浪花駅・・・
は?
*1 公衆トイレかと思ったぜ・・・
駅前の商店? どこにあるのHAHAHA
この公衆ト・・・いや、駅から電車に乗って、次の「黒潮の潮騒を聞くみち」のスタートである大原駅へ向かいます。
電車で一駅です。
ちなみに、大原駅でパンを買うことができました。
(*´ω`*) ありがとう大原駅
大原駅から少し歩くと、九十九里の南端に出ます。
湘南とは、また異なる雰囲気をもつ砂浜が続きます。
波が荒くて、野性的な趣がありますね。
この海岸を延々と北上し、16時半にとうとうゴールの長者原駅に到着しました。
冬の日暮れは早いです。もう夜のたたずまいでした。
レトロな駅舎が「旅の終わり」の情緒を醸し出しています。
2日間にわたる、山から海への旅が終わりました。
次回は、九十九里浜を抜けて、再び千葉の内陸部に向かいます。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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どうぞよろしくお願いします。
それでは、また。
(=´ω`)ノ
次回の旅はコチラ⤵
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*1:;゚Д゚