賽の河原 そして極楽
(写真:国民宿舎サンレイク草木の浴場)
みなさん、こんにちは。
\(^o^)/
前回は、寝釈迦像までの旅を書きました。
前回の旅はコチラ⤵
trailtravel8hureai.hatenablog.jp
今回は、その続きです。
改めて、詳細ルートを⤵
寝釈迦像を後にしてさらに山を登り、賽の河原へ。
賽の河原からは下山道です。
そのままわたらせ渓谷へと戻り、「寝釈迦のみち」は終了。
渓谷沿いのキャンプ場で、この夜はビバークをする予定です。
今回は旅友のHさんが一緒に来てくれているので、夜は肉を焼こうとザックの中には凍らせた豚肉と網を持ってきているのです。
(*´ω`*) たのしみ
異界 賽の河原
深い山奥に静かにたたずむ寝釈迦像。
いつ、誰が、何のために作ったのかは不明ですが、これを作った人の気持ちは強く伝わりました。
もっと眺めていたい気持ちもありましたが、さらに進みます。
熊笹が生い茂る、か細いトレイルをたどってさらに奥地へ。
谷側にはやはり、勢いよく川が流れています。
さらに登りが続きます。
そして、1時間弱ほど登った先に、なにやら開けた場所が見えてきました。
どうやら、「賽の河原」と呼ばれる場所に着いたようです。
16時10分でした。
賽の河原は、稜線上の開けた場所でした。
とても静かな場所です。鳥の鳴き声ひとつ聞こえません。
あたりは、息詰まるような静けさに満ちていました。
霧に包まれた広場には所狭しと、石が積み上げられています。
山奥に突如現れたこの石塔の群れは、思わず息を呑むような迫力がありました。
湿った空気と霧のせいで、まさに地獄の入り口のような異界感があります。
石の上には、お地蔵様が。
案内板には、こう書いてありました。
「いまでも、子供の新仏を出した人が、ここで石を積むと、その子供に会えると伝えられています」
淡々と書かれたその言葉が、妙な現実感をもって迫ってきます。
もしかすると、ここに積んである石の多くは、そんな伝説を信じて積まれたものかもしれません。
そう思うと、なんだか胸が締め付けられるような気がしました。
再びわたらせ渓谷へ
さて、夏のこととはいえ、16時を過ぎ、かなり時間が押してきました。
キャンプ場には17時ごろに着くと伝えていましたので、少し急ぐことにします。
霧のせいか、薄暗くなるのが早い気がします。
今回はHさんが一緒にいるので心強いですが、一人だとちょっと心細かったかも。
霧がどんどん深くなってきました。
右手側は、谷に沿った開けた地形のようです。
晴れていれば、きっといい景色が広がっていると思います。
谷側はずいぶん急に落ち込んでいるようですが、霧で先が見えません。
しかし、道跡ははっきりしています。
樹林帯のふちをたどりながら、どんどん下っていきます。
やがて、樹木の中を縫って道が続くようになります。
高度が下がったせいか、少し霧が薄くなったような気がします。
この林を下りきると、登山道の出口に出ました。
このとき、16時50分。
キャンプ場に連絡しようとしましたが、携帯電話は圏外です。
とりあえず、急いでいくことにして、ここからの舗装道は走って下ることに。
途中、携帯の通じたところで連絡を済ませることができましたが、到着したのは18時15分でした。
そして極楽
キャンプ場のおじさんは、親切で気のいい人でした。
(^ω^)「バンガロー空いてるから、使っていいよ」
Σ( ゚Д゚ )「えっ、ほんとですか!」
もちろん、お願いすることに。
この小屋を貸してもらいました。
デッキにテーブルもあって、焼き肉をするにはぴったりです。
これでも十分満足なのに、さらにおじさんは
(^ω^)「風呂まで送ってあげようか?」
Σ( ゚Д゚)「えっ、ほんとですか!!!」
もちろん、送ってもらいました。
何ていい人なのか・・・
キャンプ場から車で10分ほど行ったところに、「サンレイク草木(くさき)」という国民宿舎があり、ここでお風呂に入れるそうです。
おじさんは、ここに晩ごはんを食べに行くらしい。
ということで、いざ、サンレイク草木へ!
立派です・・・
ゆっくりと風呂に入り、今日一日の汗を流しました。
さらに、自販機でアイスとビールも買っちゃったりします。
(*´ω`*) 極楽か・・・
そして、バンガローに戻ると、待ちに待った夕食です。
まずは、アイスを食べながら、ビールで乾杯
(*´Д`) ウへ-
アイスとビールを同時に楽しむというこれ以上ない贅沢・・・
そして、満を持して、ザックから肉を取り出し、
焼く!
(*´ω`) ウヒョー
これはもう疑うことなき極楽。
Hさんと二人で飲み、喰らい、楽しい夜を過ごします。
本当に楽しい旅でした。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
次回は、翌朝、草木湖のほとりを歩き、大滝へと向かう旅のことを書きますね。
ではまた。
(= ´ω`)ノ バイバイ
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