金の竹 キンメイチクの里へ
(写真:「いにしえの文化のみち」敷島のキンメイチク)
みなさん、こんにちは。
(= ´ ω `)ノ
前回は赤城山を後にし、雪のトレイルを下り深山(みやま)バス停までの旅を書きました。
前回の旅はコチラ⤵
trailtravel8hureai.hatenablog.jp
いよいよ、赤城山を後にし、上毛三山の第二の山、榛名山のふもとまでやってきました。
榛名を眺めながら
さて、10時10分に深山バス停に到着し、少し休憩をと思っていたのですが、何しろ何もない場所。
しかも寒い。
ということで、すぐに次の「いにしえの文化のみち」に出発することに。
このルートは、ここから赤城神社までの10km少々。
途中、敷島のキンメイチクという不思議な竹があるらしいです。
赤城神社からは、その近くのJR敷島駅まで行って今回の旅は終わりの予定。
バス停からは、緩やかな登りが続きます。
登り続けると、こんな風景が!
ゴミがいっぱい。
不法投棄です。
道の反対側には、冷蔵庫がいっぱい。
まだまだある。
黄色いのは何だろう。工事用の器材か?
なんだか腹が立ってくる。
と同時に、悲しくなってくる。
実は、ふれあいの道ではこんな光景をたくさん見ています。
車が入れるような舗装道が伸びている里山は、こんな感じになっていることが多い。
関東ふれあいの道は、誰でも簡単に自然を楽しんでもらえるように、アクセスしやすいルートが設定されています。
しかし、それゆえに、心無い人のアクセスも容易です。
確かに、日本を代表するような山岳地帯では、このような不法投棄はあまり見かけません。
しかし、普通の里山ではこれが現実。
有名・無名、高山・低山を問わず、すべてのトレイルでこのようなことが起こらないよう、人々の意識が高まればいいのですが。
さて、ここを過ぎると、見晴らしの良い場所に出ました。
はるか前方に、榛名の山並みが見えます。
道は下りに変わります。
榛名のふもとの一番低くなっている谷間が、今回の目的地、JR敷島駅あたりでしょうか。
さらに下り続けると、立派な道路に出ました。
新たに整備された農道のようです。
この農道を進むと、関東自動車道をまたぎます。
冬枯れした景色の中を、車が高速で走りすぎて行きました。
この日の朝には、熊の足跡の残る雪の山道を歩いていたと思えば、景色の変化になんだか不思議な感じもします。
キンメイチクの里で
関東自動車道を越えると、これまでの殺風景な様相とは打って変わり、のどかな里の風景が現れます。
まだ実の残る柿の木に、赤いトタン屋根の民家。
枯れ葉に覆われた道端、遠くに見える山並み。
何となく心が落ち着きます。
立ち並ぶ庚申塔、そして仲良くふれあいの道の道標が立っていました。
お互い妙にマッチしているのが面白い。
この庚申塚の立つ辻を曲がると、神社が現れました。
神社のわきに建つ赤い屋根の建物は、この地域で古くから伝わる人形劇が演じられる舞台です。
今も祭りの折には演じられていると聞きました。
そして、神社を挟み、赤い建物の反対には小さな竹やぶが。
これはもしや・・・
そうです。
国指定天然記念物、敷島のキンメイチクでした!
竹やぶの前に、解説板があります。
ふむふむ・・・
「節ごとのくぼみに、平行に黄色の模様が規則正しく並んでいます」
どれどれ・・・
おおっ!
∑(゚Д゚)
たしかに、規則正しく色の違う節が!
それはまさに、金色に輝いているようでした。
少しツヤ消し気味の、紛れもない金色!
いぶし銀ならぬ、いぶし金!
かぐや姫の話に出てくる金色の竹も、こんな感じだったのでしょうか?。
しかし、見れば見るほど不思議。
説明板によれば、一度絶滅寸前になったということですが、復活して良かった!
キンメイチクを後にすると、後はこのルートの終点、赤城神社に向かいます。
この標識は、ほとんど見えない…
到着しました赤城神社。
名前からはもっと大きな神社を予想してましたが、意外にもこじんまりしてます。
こんなものがありました。
ソロバン玉のような石が取り付けられていて、回数を忘れないようになっている。
本殿はこれです。
精巧な彫刻が一面にされています。
表情が豊かで、見ていて飽きません。
すごく楽しそう。
傾きはじめた太陽の光が眩しい。
5分ほどで敷島駅に到着。
電車の時間があるので、近くの温泉に行きました。
そして、風呂あがりはビール!
(=´∀`) プハー
いつ飲んでも、旅の終わりの一杯は最高!
飲みながら、Oさんと、今回の旅を振り返ります。
昨夜の焚き火と鍋は楽しかったなぁ…
焚き火で鍋をした記事はコチラ↴
trailtravel8hureai.hatenablog.jp
さて、時間がきたので敷島駅に戻ります。
食券機みたいな券売機がおもしろかった。
日暮れ前のホームで列車を待ちます。
そして、旅の終わり。
とうとう、赤城山を越えました。
ホームからは、目の前に榛名の山並みが広がっています。
次回は、あの山塊を越えるのか。
どんな旅が待っているんだろう。
そんなワクワク感を抱きながら、線路の向こうに暮れていく景色を眺めていました。
次回は、榛名のふもと、伊香保温泉を通り、榛名へ向かう旅のことを書きますね。
次回の旅はコチラ⤵
trailtravel8hureai.hatenablog.jp
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
ではまた。
(^-^)ノ バイバイ
よければポチリとお願いします⇊