ロングトレイルの旅   関東ふれあいの道一周

1都6県をつなぐ自然歩道「関東ふれあいの道」1800Kmを一周するりゅうぞうのブログです。

いざ伊豆ヶ岳

 

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どうか読者に!⤵

みなさん、こんにちは。

(^ω^)b

混沌の秩父、前回は白石の集落から七つの峠を越え、正丸駅で終了しましたね。

前回の旅はコチラ⤵


なんと、早くも埼玉の旅も残すところ、あと半分ほどになってしまいました。

もう、一山越えればそこは東京との県境。

全体図はコチラ⤵

 

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群馬や千葉の、あの果てしもない長さに比べれば、まるで嘘のような進捗のスピード。

やはり、東西に長い県を南北に縦断していますからね。そこは短い。

ともあれ、旅も終わりが着々と近づいてきた。

嬉しいような、寂しいような・・・。

 

さて、今回の旅の細部ルートです。

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正丸駅を出発し、前回下った谷沿いを逆に登って正丸峠まで。

正丸峠からは南へ伸びる尾根線沿いに伊豆ヶ岳へと登る。

その後、高畑山から天目指峠(あまめさすとうげ)を経て、子の権現(ねのごんげん)へ。

子の権現からは、山を下り吾野(あがの)駅でゴール。

全長14.5kmの「伊豆ヶ岳を越えるみち」です。

 

今回は珍しく、1ルートのみの旅。

そしてなんと、奥さんと娘ちゃんが一緒に旅してくれることに!!

Σ(;゚Д゚) ウオォォォ!!

これは嬉しいっ!!

初めて家族が、ふれあいの道一周に興味を持ってくれた!

ということで、10連休GWのど真ん中、2019年5月1日に旅しましたよ。

 

正丸峠ふたたび

せっかく奥さんと娘が一緒に旅してくれるにもかかわらず、GW前半は見事に雨模様。

5月1日も、かなり怪しい天気です。

ここはやはり、アレに頼るしかない!

ということで、

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てるてる坊主!

心を込めて作りました・・・

そのおかげなのか、電車での移動中、ぐんぐん天候が回復!f:id:trailtravel:20190925232447j:plain

青空が見えてきました!

(*´Д`) ヨシッ!

元気よく正丸駅を出発します。

前回は気付かなかったけど、駅のホームには、ふれあいの道の大きな案内板が。

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ということで、9時20分に元気よく正丸駅を出発。

まずはガードをくぐり、正丸の集落へと入っていきます。

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せせらぎに沿って続く道を登り、正丸峠を目指します。 

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集落のはずれに小さな祠がありました。

ここから、山道に入っていきます。

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杉の森の中を流れる沢に沿って、山道を登る。

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前回も見た、倒木のアーチ。

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しかし、何度見ても絶妙な位置でアーチができていますよね。

ほらほら! と自分の手柄のように自慢げに、奥さんにアーチを見せます。

奥さんは、感心したのか、しなかったのか、「ほぅ・・」という返事。

 

次第に谷が深くなり、登り傾斜がきつくなってきました。

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今日は、奥さんと娘ちゃんがいるので、ゆっくりペースで登ります。

すこし二人が疲れ始めたころ、峠の茶屋の下の階段に出ました。

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これもまた、かなり急。

よいしょ、よいしょと登り、ようやく正丸峠に到着。

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再びの展望記念碑です。

10時30分でした。

 

いざ伊豆ヶ岳

正丸峠からは、南へ伸びる尾根沿いに伊豆ヶ岳へと向かいましょう。

茶屋の裏に登山道の入り口があります。

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ここを登っていくんだ。

しばらく進むと、面白い光景が。

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どうです、尾根を挟んで、左が針葉樹、右が広葉樹。

植生の違いで、森の雰囲気ってこんなに異なるんですね。

ぼくはどちらかと言うと、優しい感じのする広葉樹が好きかな。

針葉樹の森は、樹高も高く暗いので、魔女の森みたい。

 

とはいっても、針葉樹のシャープな感じも捨てがたいんですけどね。

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二つの森を楽しめる、いい尾根道です。

ゆっくり歩いて1時間、小高山の山頂に到着。

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頂上はベンチもあり、一休みするにはピッタリ。
小高山というつつましい名前ですが、見晴らしもなかなか。

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雨が止んでよかった。

奥さんも娘ちゃんも、結構楽しんでくれているようです。

 

さて、この調子で伊豆ヶ岳まで一気に行っちゃいましょう。

小高山から、下ってー

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そして、登ってー

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また、下ってー

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登ってー

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(*´Д`);つД`) ハアハア

いかん!

奥さんと娘ちゃんが疲れ始めている!

たった10分弱の道のりですが・・・・

 

しかし実は、ここからが伊豆ヶ岳への登りになるのです。

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トラロープの先は、男坂といって、急な岩登り。

しかし、落石注意とのこと。

立ち入り禁止ではないですが、男坂を避け、女坂から伊豆ヶ岳へ向かうことにします。

しかし、女坂は崩落しているらしい。

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なので、新女坂?から伊豆ヶ岳へ。

しかし、新女坂もなかなかの難路

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よいしょっ!

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よいしょ、よいしょっ!

そしてようやく、ロープの補助を得ながら、山頂部に到着。

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やっと奥さんと娘ちゃんの顔に笑顔が戻ってきました。

 

伊豆ヶ岳山頂にて

山頂のあたりは、桜の花びらが落ちて、一面のピンク色

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たしかに、葉桜になっていますが、桜の木がたくさん。

もしかすると、隠れた花見スポットなのかも。

 

山頂は、意外に広くなっています。

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この先が、真の山頂らしい。

途中、伊豆ヶ岳の由来を説明してくれる看板が。

たしかに、「秩父なのになんで伊豆?」と不思議に思っていました。

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それによると、アイヌ語で尖った山頂を意味する「イズ」説や、

遠く伊豆まで望めるので「伊豆」

ゆずの木が多く生えていたので「ゆず」

ふもとに温泉が湧いていたので「湯づ」説、などなど。

もっともらしいような、眉唾なような。

 

個人的には、アイヌ語説が一番ピッタリくるかな。

ということは、この辺りまでアイヌの人が住んでいたんですよね。

遠い遠い、昔の話です。

 

11時45分、伊豆ヶ岳山頂に到着。

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標高は851mなれど、ここもまた低山の名山。

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充分な見晴らしです。

さて、ここでお昼にしましょう。

 

ということで、次回は伊豆ヶ岳から子の権現へ向かう旅の続きを書きますね。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

それでは、また。

(= ´ ω `)ノ バイバイ

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七つの峠を越えて

 

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(写真:「峠の歴史をしのぶみち」武甲山を望む)

どうぞ読者に!⤵

みなさん、こんにちは。

(^ω^)

前回の記事からずいぶん日がたってしまった!

前回は、昔ばなしから抜け出てきたかのような白石の集落から出発し、白石峠まで登ったところまで書きましたね。

(覚えてませんよね・・・)

前回の記事はコチラ⤵


今回は、白石峠から正丸峠までの7つの峠を越え、終点の正丸駅までの旅です。

ルートはこちら⤵

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ということで、2019年4月13日の旅の続きです。

 

関東平野を見おろして

さて、第一の峠、白石峠に到着したのはちょうど10時。

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この道をまっすぐ行くと、第二の峠、高篠峠です。

自動車が通行できる、しっかりした舗装道が続く。

 

 10分ほど歩くと広い道路の交点に出ました。

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ここが高篠峠。時間は10時20分。

道標の脇に「峠の歴史」と題した案内板が。

それによると、昔は水害を受けやすい川沿いの道よりも、こういった峠道のほうが求められていて、特に秩父は縦横に峠道が発達していたそうです。

 

この広い交差点を、さらにまっすぐ進む。

しばらく登ると、舗装道の脇に登山道がありました。

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ちょっと舗装道に飽きてきたので、ようやく山道に入れて嬉しい。

所々に雪が残る急坂ですが、張り切って登ります。

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ふもとの集落は花盛りでしたが、ずいぶん季節感が変わります。

この長い坂を登りきると、日当たりのよい笹原の尾根道になりました。

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この道の先に、絶景が。

関東平野が一望!

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Σ( ゚ Д ゚) うわー

これはすごい!

急に視界が開けて、まるで飛んでいるよう。

それもそのはず、ここはパラグライダーの離陸場所でした。

 

10時50分と、お昼には早かったけど、景色がいいので、おにぎりを食べます。

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気持ちのいい昼ごはんでした!


大野峠そして刈場坂峠

この見晴らしのいい広場を下ると、第二の峠、大野峠です。

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杉の樹間に東屋が見えました。

大野峠の立派な標識がたっています。

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ここからは、再び舗装道。

山道が終わるのは残念ですが、仕方がない。

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と思っていたら、道路の脇に山道が。

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再び山道に戻れて嬉しいのですが、意外に雪が残っています。

尾根は、すっかり雪に覆われていました。

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まるい緩やかな尾根は、やがてゴツゴツした岩が多くなってきます。

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ここも雪が残っているので、滑らないように気をつけよう。

けっこう急だ。

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尾根を下ると、もう一度、舗装道に合流。

ただし、ほんの一瞬だけで、再び山道へ。

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尾根線を登ったり、下ったりしていると、広い鞍部に到着。

右に曲がると、このルートの第五の峠、虚空蔵峠に行けるようです。

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しかし、そうすると第四の峠、苅場坂峠を飛ばしてしまうので、このまま真っ直ぐ尾根をたどりましょう。

そのまま進むと、家が見えてきました。

どうやら、山道が終わる気配。

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予想通り、数百メートル進むと駐車場のある舗装道に出ました。

ここが第四の峠、苅場坂峠

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見晴らしが良く、多くのライダーが集まっていました。

峠の標高は818m。

ここも関東平野が一望です。

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時間は12時過ぎ。

先ほどおにぎりを食べたので、ここでは何も食べませんでしたが、景色を眺めながら、しばし休憩。

 

さらに3つの峠を越える

残るは、虚空蔵峠旧正丸峠正丸峠の3つの峠。

たっぷり休憩も取ったし、気分も新たに再スタート。

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虚空蔵峠までは、しっかりした舗装道が伸びていました。

時々、オートバイや自転車が通り過ぎる。

下り基調の道を早足で15分ほど進むと、東屋のあるカーブに着きました。

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ここが第五の峠、虚空蔵峠

東屋の脇に登山道が続いています。

さあ登っていきましょう。

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やがて植生は一変、杉の中の細道に変わります。

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杉林の中で、上を見上げると 、青い空が樹冠の間に見える。

ぼくはこの景色が大好き。

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見通しのない林が続きますが、時折、唐突に展望が開けます。

突然、武甲山が姿を現しました。

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ピラミッドのように均整の取れた山容ですが、人工的に削られていて痛々しい。

採石の跡が、頂上まで階段状に伸びています。

それもまた、美しいといえるのですが、本来の姿は永遠に見られないと思うと残念だし、取り返しのつかないことをしてしまった気がします。

 

この後、平坦な尾根道が続くのですが、しばらく行くと木段が出現。

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何の変哲もない、普通の木段ですが、登るにつれて斜度が急激となり、おまけに崩壊している。

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すごく急になってきた。

ロープを使わなければ、登ることが難しいほどです。

よいしょ、よいしょっ!

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雨の日は、足元が滑って大変でしょうね。

 

ようやく登りきると、お次は岩がちの痩せた尾根。

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急登 ⇨ 細尾根 ⇨ 急登 としばらく連続します。

少し疲れたころ、急な下りの底になにやら鞍部が。

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これは峠に違いないっ!

と、喜んで下ってみると、やはり第六の峠、旧正丸峠でした。

時刻は13時25分。

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古い歴史を感じる峠です。

恐らく、昔のままの姿が残っているんでしょうね。

 

旧正丸峠からは再び急な登り返しが。

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さすがに、ちょっと登りがイヤになってきた。

しかし、お次に現れるのは、またもや登り階段・・・

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(;´Д`) ハアハア

もう本当にイヤになってきたぞ・・・

と、足取りも重く登っていると、ようやくピークに到着

川越山、というらしい。

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樹間から覗く景色はそれなりに良かったけど、すぐに通過。

ようやく、ここから下りです。

 

30分ほど下ると、手すりのついた階段の向こうに、道路が見えてきた。

いよいよ、第七の峠、正丸峠なのか?

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期待に胸を膨らませ、急いで階段を下る。

タッタッタッ・・・

そこには、駐車場と茶店がありました。

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そして、道路の脇に、「正丸峠」の道標が。

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14時15分、ようやく七つ目の峠に到着!

 

ここ正丸峠は、昭和天皇と皇太子(現在の上皇さま)夫妻が訪れた場所らしい。

この場所で、皇居を展望されたそうです。

f:id:trailtravel:20190920004650j:plain確かに、深い谷間の向こうに遠い街並みが・・・

うーん、しかし皇居までは見えなかった。

ざんねん・・・。

 

そして正丸駅

七つの峠を越え、本日は正丸駅へと下るばかりです。

下りの道は、茶店の裏にあって少し分かりにくい。

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茶店の真下に作られた急な階段を下っていきます。

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階段の先は、展望台から見えた深い谷。

日当たりのよい斜面が一転、黒々とした森に。

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森の中には沢が流れていました。

正丸峠から駅まではもう見どころはないと思っていましたが、それはとんだ誤り。

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なかなか奥深い。

谷底を歩くのは、尾根とはまた違った趣がありますね。

神秘的で、幽玄な雰囲気があります。

 

やがて、巨石の向こうに村が見えてきました。

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正丸の集落です。

山を下りると、とたんに目に飛び込んでくる色とりどりの花。

そうだ、春だったんだ。

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白石の花咲き村で始まった今回の旅は、正丸の花咲き村で終わり。

花あり、雪ありの旅でしたね。

のんびり集落の中を歩いているうちに、正丸駅に到着。

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電車まで少し時間があったので、ちょっと一杯。

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これで、七つの峠を巡る旅は終わり。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

次回は、ここ正丸駅から、伊豆ヶ岳を越える旅のことを書きますね。

次回の旅はコチラ⤵
それでは、また。

(^ω^)ノ バイバイ

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まるで昔ばなしの花咲き村

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(写真:「峠の歴史をしのぶみち」白石の集落)

どうぞ読者に!⤵ 

( ^ ω ^ )ノ

みなさん、こんにちは。

さて、「混沌の埼玉編」第3回目の旅です。

全体の進捗はコチラ⤵

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前回は、親鼻駅から出発し、大霧山を経て白石峠、そして白石車庫バス停まで旅しましたね。

前回までの旅はコチラ⤵




今回は再び白石車庫バス停から出発し、西武秩父線正丸駅までの「峠の歴史をしのぶみち」15.6kmの旅です。

旅の詳細図はコチラ⤵

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秩父の山並みを北から南へ。

白石峠高篠(たかしの)峠大野峠刈場坂峠虚空蔵峠旧正丸(しょうまる)そして正丸峠と7つの峠を縦走する日帰りの旅です。

ということで、前回から1週間後の2019年4月13日に旅しました。

 

夢のような花咲き村

白石車庫バス停は前回の旅の終点でしたが、その時も白石の集落は花がたくさん咲いていて、まるで桃源郷のようでした。

しかし、あれから1週間・・・

白石の集落は、さらなる満開を迎えていたのです!

もう、バスを降りた瞬間から、満開の桜がっ!

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(;゚Д゚) うおおー

 青空にピンクが映える!

何だか嬉しくなってきました。

ウキウキして集落の中へと進みます。

ピンクに、白に、黄色の花ばながいっぱい。

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これはすごい!

すごいぞっ!

 

旧家の庭に石造りの蔵がありました。

その白壁に、白い花がまたピッタリ合う!

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(*´Д`) ハァ・・・

なんだか、現実のものとは思えないような村です。

そう、まるで、昔ばなしの「花咲き村」のよう!

 

少し高台から見降ろしてみましょう。

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もう、どこから見ても花咲き村!

そして、不思議なことに、村に入ると人の姿を全く見ないのです。

なんだか夢でも見ているような気になってきた。

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建物はあれど、人影は見えず。

物音もしない・・・

もしかして、狐に化かされているのでは?

それとも、本当に物語の中に入ってしまった?

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だとしても、きれいだ・・・

このまま、この村に残ってもいいような気になってきました。

 

Σ( ゚ Д ゚) ハッ・・・!

これはもしかして、昔ばなしでよくある「気づくと100年経っていました」のパターンでは?

いかん、いかん。

旅を続けなくては。

と、我に返り、再び山へ向かう道を歩き出します。

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進むに従い、徐々に花は少なくなってきました。

それとともに、何やら夢から覚めたような気持ちに。

それが何だか寂しいような気もして、振り返ってみる。

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村の出口には、やっぱり花が咲き誇っています。

振り返ると枯れ野原が広がっていたりはしませんでした。

やっぱり夢じゃなかったんだ。

じゃあ、またいつか訪れることができるでしょう。

そう思いながら、花咲き村を後にしたのでした。

 

白石峠ふたたび

 

花咲き村を後にすると、道は急に鮮やかな色彩を失います。

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4月とはいえ、山の中はまだ冬。

明るい色は少ない。

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とはいえ、葉が落ちているので樹間から日が差して、冬の森の中は明るいのです。

一週間前に下った道を、今日はどんどん登っていきます。

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途中、土に埋もれかけた、ふれあいの道の道標がありました。

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ちょっと傾いていて、それもまた切ない。

 

木に咲く花にはまだ早いですが、地面にはイカリソウが咲いていました。

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これもまた、小さな春の訪れです。

 

かと思えば、僅かですが、まだ雪も残っていました。

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1週間前、ここを下ってきたときには雪はなかったと記憶しますが、あれからまた降ったのかな。

 

徐々に空が開けてきました。

峠が近づいてきた気がします。

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あともう少し。

と思ったら、前方に峠の休憩所が見えてきました。

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白石峠に到着。

時間は10時ちょうど。

バイクの人たちが数人、峠で休憩していました。

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みな元気そうです。

彼らはどこまで行くんでしょうか。

 

ぼくはこれから、幾つもの峠を越えますよ。

次の大野峠は、こちらです。

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右手の階段は、前回旅した大霧山へ向かう登山道の入り口

舗装道をまっすぐ進めば、大野峠です。

それでは、行きましょうか。

 

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

次回は、7つの峠を越える旅を書きますね。

それでは、また。

(*´ω`*)ノ バイバイ

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陽の当たる尾根を越え、桃源郷

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(写真:「大霧山に登るみち」の尾根)

どうぞ読者に!⤵

みなさん、こんにちは。

(= ´ ω`)ノ

前回は、二十三夜寺から大霧山に登ったところまで書きましたね。

前回の旅はコチラ⤵

 

今回はその続き、大霧山を後にして今回の旅の終点、白石車庫バス停までの旅です。

ルートの詳細図はコチラ⤵

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大霧山からは、旧常峯峠常峯峠そして白石峠と3つの峠を越えます。

ということで、2019年4月6日の旅の続きです。

 

獅子に見える? 獅子岩

大霧山の山頂は、広々としていてベンチもあります。

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低山ながら見事な眺望。

ここですこし遅い昼ご飯を食べた後、出発したのは13時20分でした。

大霧山からは南の尾根線を下り、常峯峠へと下ります。

まずは、明るくて穏やかな尾根歩きが続く。

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思わず鼻歌が出てしまうような、のんびりしたトレイルが伸びています。

日当たりも良好。

 

と思っていると、時々は急な登りも出現。

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急な登りがあれば、当然その後には急な下りが。

おっとっと。

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手書きで「気をつけて歩いてください」と書いてあるのが何だか嬉しい。

 

時には、広々とした高原のような場所もあり、

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時には杉林の中を進む。

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杉の中の急坂をこのまま下っていく。

そして、程なく定峰峠に到着。13時45分です。

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峠には、小さな祠がありました。

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薄い岩板で周囲が覆われ、素朴な感じですが、どことなく威厳のある佇まい。

祠自体はそれほど古くはないようでしたが、きっと作り替えを繰り返して信仰が守られているのでしょう。

ぼくもここで、旅の無事を願って一礼

 

峠を過ぎると、「新」定峰峠へと通じる舗装道を横目に見ながら、尾根を進みます。

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舗装道から離れ、再び登りとなったところで、なにやら標識が立っていました。

その名も獅子岩

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うーん、どこが獅子なんだ?

(;´・ω・)

と、しばし岩を凝視。

すると、何となく動物の横顔が見えてきました。

これだな!

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ちょっと、しわくちゃだけど、左を向いた獅子に見えないこともない! かな?

口元が、入れ歯を取った後のフガフガっぽい・・・

ちょっとユーモラスな獅子でした。

 

常峯峠そして白石峠

獅子岩を過ぎても、急な登りは続く。

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短いですが、この辺りは岩っぽい場所で、ちょっと雰囲気が変化します。

ここを登りきると、再び道は穏やかな尾根道に。

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そして、杉の森を下っていくと、人の雰囲気が。

車のエンジン音も聞こえてくる。

舗装道が見えました。

どうやら、定峰峠に着いたようです。

14時20分でした。

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定峰峠には売店があり、オートバイでツーリングを楽しむ人や、ロードバイクで峠を登ってきた人たちなどが、たくさん休んでいます。

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休もうかな、と思いましたが、ちょっと場違いなような気がして、先を急ぐことに。

今日最後の峠、白石峠はもうすぐのはず。

 

登山道の入り口に入ります。

ずいぶんガタガタな階段だ・・・

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そして再び山道を登っていく。

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やがて山道は、長い手すりのつけられた急坂へと出ました。

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山道にしては珍しく、きれいな手すりが、延々と伸びています。

そして対照的に、階段はかなり崩れていて歩きにくい。

けっこう斜度があります。

 

階段を登り切り、やれやれと思っていたら、まだ登りが続く。

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さらに、この先もまだ登りが続く。

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峠と峠の間の、緩やかな尾根と思っていただけに、ちょっと意外でした。

時間もあるし、ゆっくり登っていきましょう。

木々はまだ葉が茂っておらず、尾根には明るく日が差しています。

山歩きを楽しむには、ちょうどいい感じ。

(*´ω`*) てくてく

 

その後もアップダウンを繰り返しつつ、やがて道は下り基調へと変わっていきます。

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そろそろ白石峠かな。

そう思っていたら、ながーい階段が出現

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旅の終わりを意識しつつ、階段を下っていく。

予想通り、階段の終わりには舗装道が見えてきました。

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白石峠に到着。

15時20分でした。

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常峯峠とは異なり、売店もなく静かな峠でしたが、やはり人気のあるツーリングコースなのでしょう。2人ほどロードバイクで坂道を登ってくる人に会いました。

峠には休憩所があり、バイクのラックも置いてあります。

 

旅の終わりに桃源郷

再び山道に入り、今回の旅の終点、白石車庫バス停へと下りましょう。

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最後まで、日当たり良好で、気持ちのいい山道だ。

木々の間から、今日登った大霧山が見えました。

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20分ほど下っていくと、集落に出ました。

いきなり春のいろどりが復活!

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(*´ω`) おおー

そうそう、里は春だったんだよね。

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きれいだなー。

まるで桃源郷のよう。

春は特に、山と里との植生の差が大きくて、あたかも別世界に感じます。

山ではまだ枯れ木ばかりなのに、里では満開だもの。

これで仙女が軒先にいて、お酒でも進めてくれたらどうしよう。

(*´Д`) いただきますウヘー!

(そして、一杯飲む間に、百年が過ぎ・・・)

 

と、昔話風の空想にふけっていると、バス停に到着。

「大霧山に登るみち」の終点、白石車庫バス停です。

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時間は15時50分。

今日の最終バスが、もう停留所で待っていました。

春とはいえ、まだ夕暮れは早い。

影が長く伸び始めています。

それでは、帰りましょう。

 

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

それでは、また。

( ´  з  `)ノ  バイバイ

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大霧山で「おーい」と叫ぶ

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(写真:「大霧山に登るみち」大霧山山頂)

どうぞ読者に!⤵

みなさん、こんにちは。

(^ω^)ノ

前回は、2019年4月6日に親鼻駅を出発し、美の山公園を経て二十三夜寺までの旅を書きましたね。

花が至る所で咲き、秩父にも春がやってきました。

そんな秩父の春の旅の続きです。

ルートの詳細はコチラ⤵

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今回は、二十三夜寺を後にし、高原牧場入口バス停から「大霧山に登るみち」に入り、仁田峠を経て大霧山までの旅のことを書きますね。

それでは、旅を続けましょう!

 

春の山里を歩く

二十三夜寺から高原牧場入口バス停への道は、参道を降りるのではなく、再び山を通ります。

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大きな桜の木の下を通り、山道へと入っていく。

 

なんだ、このすごいパイプの群れは?

Σ( ゚Д゚) スゴー

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途中、少し分かりにくい分岐がありましたが、すぐに集落に出ます。

ここです。

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ここを登ると、家の裏道のような場所を抜けて、

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静かな集落に出ました。

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ここもまた、花盛りです。

何という名前なんだろう、白い花がいっぱい。

 

集落の中を進んでいくと、ふもとにバス通りらしき道が見えます。

このまま下りそうになりますが、おっと、道端に道標が立っていました。

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どうやら、畑の中の細道に入るらしい。

こういうのが、けっこう見落としがちなんですよね。

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この細道を抜けると、今度は黄色の花が咲く里に出ました。

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さっきは白い花、今度は黄色の花。

里へと下る道には、赤い梅の花

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どこを見ても色鮮やか。美しい山里が広がっていました。

この付近は、昔から江戸と秩父を結ぶ街道が幾本も通っていたそうです。

きっと当時の旅人も、春には咲き誇る花に目を楽しませたことでしょうね。

 

ここを下ると、高原入口バス停に到着。

11時30分でした。

ここで「花の美の山公園を訪ねるみち」8.2kmは終わり、「大霧山に登るみち」13.1kmが始まります。

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高原牧場から粥仁田峠

集落を抜けてしばらくは、田園風景が続きます。

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のどかな山里の雰囲気を楽しみながら、ゆっくり歩きましょう。

やがて道は小川に沿って伸びていきます。

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そして次第に、山の中へ。

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「クマ注意」の看板だ。

冬眠から覚めて、お腹を減らしたクマがいるかもしれない。

気をつけて行きましょう。

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手をパンパンと叩き、熊鈴をはじいてチリンチリンと鳴らします。

 

人気のない山道を緩やかに登り、沢を渡ったり、

ゆっくり上っていると、突然道の横に開けた場所が。

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ここが高原牧場かな?

振り返ると、広々とした草原が広がっています。

f:id:trailtravel:20190804163959j:plain横になって、ゴロゴロゴローと転がってみたい。

柵があって入れなかったのは残念でした。

 

牧場を過ぎるとすぐに分岐に出ます。

右は大霧山、左は粥仁田峠

仁田峠は分岐からほんの数十メートルの位置です。

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仁田峠というのは面白い名前ですね。

言い伝えによると 、昔、武蔵野に大太坊(ダイダラボッチという巨人がいて、羽黒山に向かう途中、常峯峠に腰を下ろし、この峠で粥を煮て食べたとのことです。

付近の地名はこの伝説にちなむものが多く、常峯峠で腰を下ろしたのが休石、箸を置いたのは二本木峠、笠を置いたのは笠山、食べ終わった釜を置いたのが釜伏山。

 大霧山は、粥を食べ終わった後、荒川の水を含んで吹き付けたのでその名がついたらしいです。

 

大霧山で「おーい」と叫ぶ

12時40分に仁田峠に到着しましたが、大霧山はすぐそこなので、休まず山頂に向かうことにします。

昼食は山の上で食べましょう。

ということで、再び分岐に戻り登山道に入ります。

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手書きの指導標識に親しみがわく。

 

春とはいえ山の木々はまだ芽吹いたばかり。

葉はまだ茂っておらず、明るい尾根道です。

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この標識は、手書きで「オススメ」が書いてありました。

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ここは素直に、「オススメ」に従いましょう。

なるほど、緩やかな尾根が続き、歩きやすい。

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最後は少し急な登りに変わります。

ここを登ると、きっと大霧山の山頂でしょう。

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予想通り、登りきると、そこは山頂でした。

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広々として、見晴らし最高!

(*´Д`) おおー

前回の旅の破風山もそうでしたが、秩父盆地周辺の山は、低山とはいえ雄大な見晴らしがあってどれも素晴らしい!

大霧山も800mに満たない低山ですが、山頂の景色は絶景です。

破風山の旅はコチラ⤵

山頂の到着は13時10分。

ちょっと遅いですが、景色を見ながら昼食にしましょう。

東側には、関東平野が一望。

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うわー、いい景色だ!

頭を巡らせると、奥秩父から日光方向まで見渡せる。

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遠く正面に見える山は、榛名か赤城ではないかな?

きっと群馬で旅した山々だぞ。

 

一度でも旅したことのある山は、その姿を見ると、まるで旧友にでも会ったような気がする。

ましてや、あの遠くから幾つもの山を越えて旅してきたなら、なおさら。

見渡す風景全部に、すごく親しみを感じます。

 

誰もいないので、「おーい、元気か―」と叫んでみる。

すると、「気をつけて行けよー」と答えてくた気がした。

うん、そんな気がした!

 

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

次回は、常峯峠白石峠を通り、終点の白石車庫バス停までの旅を書きますね。

次回の旅はコチラ⤵

 

ではまた。

(= ^ω^)ノ  バイバーイ

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秩父にも春 花咲く美の山公園へ

f:id:trailtravel:20190723210048j:plain(写真:「花の美の山公園を訪ねる道」桜と武甲山

どうか読者に!⤵

みなさん、こんにちは。

「混沌の埼玉編」長瀞渓谷まで進んだところです。

前回の旅はコチラ⤵関東ふれあいの道一周は、現在こんな感じ。

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ホントに、一周まであと少しになってきました!

がんばるぞっ!

 

さて、今回のルートの詳細です。

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長瀞渓谷沿いの親鼻駅からスタート

親鼻は前回終了した上長瀞駅の隣の駅です。

ここから「花の美の山公園を訪ねるみち」に入ります。

このルートは美の山公園を越え、二十三夜寺に下り、高原牧場入口バス停で終了する8.2kmの道。

高原牧場バス停からは「大霧山に登るみち」13.1kmに入ります。

大霧山に登った後は、3つの峠を越えて、白石車庫バス停まで下り、今回の旅は終了。

全部で20km少々の道のり。

今回はツェルト野営はなし。日帰りの旅です。

ということで、前回の旅から約2ヶ月後の2019年4月6日に旅しました。

 

秩父にも春がきた

さて、今回の旅は4月6日ですから、もう春の気配が漂っています。

乗り換えで降りた御花畑駅が、すでに春満開。

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何と、かわいらしい看板!

御花畑駅は別名「芝桜駅」といい、近くの羊山公園の芝桜が有名です。

 

8時30分に親鼻駅を出発

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今日もいい天気!

駅を後にし、太い道路を渡って住宅地を抜けたのち、美の山公園への入り口に。

裏山への入り口のようで目立ちませんが、しっかり道標があるので迷いません。

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それでは登っていきましょう。

山道に入りますが、緩やかで明るい登りです。

ハイキングにぴったりですね。

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林の中は、まだ少し春には遠いかな。

一度、舗装道を横切りますが、こんな感じの登りが続きます。

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やがて道は舗装された遊歩道に変わります。

向こうに展望台らしき場所が見えてきました。

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展望台から望む景色には、どことなく春の霞が漂っている。

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夏の鮮やかな色彩とも、冬の澄んだ空気感とも違う、春独特の穏やかな雰囲気。

旅をしていると、生き生きとした季節の移り変わりを感じます。

 

展望台を過ぎると、整備された園地に入りました。

09時45分、美の山公園に到着です。

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まだ満開には早いですが、桜の花が!

秩父にも春がきた!

 

花の美の山公園

なにしろこのルートは「花の美の山公園を訪ねるみち」と名付けられています。

やはり、花の季節に訪れるのがおすすめ。

公園の中心部には、大きな桜の木が。

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美の山公園では春はもちろん、ほぼ一年を通じて花が楽しめるようです。

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春はシャガ、アヤメ、ショウブ。

夏にはユリ、スイセン

秋、ヒガンバナ。冬にリンドウ。

 

そして、燃え上がるように桜が咲いている。

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桜の後ろには、これから旅する山並みが。

その山なみの向こうには、関東一周の終点、東京都が待ってる。

 

公園からは、真正面に武甲山が見えます。

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桜と、青空と、武甲山

もう、今にも走り出したい!

 

二十三夜寺へと下る

春の陽気のせいか、なんだか気分が高揚してきました。

この勢いで、一気に山を下り、二十三夜寺まで行っちゃいましょう。

公園を出ると、再び雑木林の道が続きます。

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途中、何度か舗装道を横切りますが、すぐに山道に入ります。

 

こういう箇所は見落としやすい。

道を間違えないように行きましょう。

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勢いがついてると、そのまま舗装道を進んでしまいますからね。

 

このまま下っていくと、静かな集落に出ました。

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ここにも、大きな桜の木が。

やはり、花をつけた桜の木は、存在感が違いますね。

一気に周囲が明るくなる気がします。

 

左側の道を勢いよく下っていくと、再び森へと入る道が正面に。

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よーし、道もしっかり続いてるぞ。

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しかし、どうも違和感を感じる。

あまり理由はないのですが、何となく。

ちょっと気になったので、戻って道を確認してみると、道路わきに鋭角に折れ曲がる道標を発見。

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坂道を勢いよく下ってくると、つい正面に目が行ってしまいますね。

危ないところでした。

 

で、道標のほうに進みますが、これも怪しいなぁ。

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家の裏庭みたいだけど・・・

まぁ、道標が指しているので進んでみよう。

 

しばらく、判然としない道が続きます。

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分岐らしい分岐もないので、このまま進みます。

しばらく行くと、こんな標識が。

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しかし、あたりは茶色い枯草ばかり。

季節が少し早かったのかな。

それでも探してみると、小さな花がちらほら見つかりました。

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これかな?

季節が合えば、もっと咲いているのかもしれませんね。

ちょっと残念。

 

イカリソウを後にして、さらに進んでいきます。

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すると、再び集落に出ました。

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山道はまだ冬の気配ですが、集落に入ると花が咲いていて急に雰囲気が変わります。

 

おっと、また真っ直ぐ行くところだった。

よく見ると、林縁に道標が。

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舗装道になると、そのまま進みがちになってしまいますね。

ここは結構目立つ場所に道標が立っていたので、見落としはしませんでしたが。

 

道標に従って林に入ると、程なく木々の向こうに寺院の屋根が見えてきました。

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二十三夜寺です。

時刻はちょうど11時でした。

 

二十三夜寺も花盛り

二十三夜寺は、聖徳太子がこの地を訪れた際に、自ら薬師如来像を彫り、草ぶきの家に安置したのが始まりとのことです。

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華やかな彩りの本堂。

そして、さらに彩りを添えていたのが、咲き誇る桜でした。

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山門の向こうには、桜の花がいっぱい。

暗がりから覗く、春の色の鮮やかさ。

境内の静けさと、にぎやかな色彩の対照が印象的でした。

 

門を下ると、満開の桜!

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日本のお寺は、どこも独特のよさがあるけど、やっぱり山寺がいい。

自然と一体化していて、とても心地よさを感じます。

 

手水のカエル像も可愛らしかった。

(*´ω`*) ラブリー

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これもまた、のんきな風情で良きかな。

 

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

次回は二十三夜寺を後にし、大霧山に登りますね。

ではまた。

(^ω^)ノ バイバイ

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『ドキュメント 道迷い遭難』が語るもの

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(写真:羽根田治『ドキュメント道迷い遭難』山と渓谷社、2006年、表紙)

どうぞ読者に!⤵

みなさん、こんにちは。

今回は「山の本、旅の本」シリーズです。

前回『一日の王』を紹介したのが3月。

その前の『世界最悪の旅』を紹介したのが1月ですから、このシリーズはご無沙汰でしたね。

前回の「山の本、旅の本」はコチラ⤵

さて、今回紹介する『ドキュメント 道迷い遭難』ですが、山を歩く人なら誰でも、このタイトルにドキッとすることでしょう。

低山・高山問わず道迷いは起こりうるし、さらに言えば、初心者・ベテラン問わず誰でも一度は程度の差こそあれ、山で道を間違えたり、迷ったりした経験があるでしょう。

つまり、誰にでも起こりうる遭難

そんな身近な遭難がドキュメント形式で生々しく記述されているので、読んでいるうちに自分が遭難しているような気持ちになってきます。

ぜひ読んでもらいたい一冊です。

 

なぜ下ってしまうのか?

この本には7つの事例が紹介されています。

そのうち数例は十分に余力を残して下山していますが、その他の死の寸前まで追い詰められた事例にはいくつかの共通点があります。

それは、

➀ 道を間違えたことに気づいていながら、引き返していない。

② 下った結果、沢に入り込んでいる。

➀については、あとで触れるとして、まずは②について。

この本では、死の寸前までいった事例の全てが、山を下って沢に入り込んでいます。

 

そもそも、なぜ下るのか?

その大きな理由の一つは、山を下りたいという強い衝動です。

下れば集落があり、助かるという、このわかりやすい理屈。

 

特に、見下ろす先に集落や、町の明かりが見えた時には、このまま下れば大丈夫と信じてしまう。

つまりこういうことです⤵

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彼の目には、真下に見える集落しか見えていませんが、実はその間には深い深い沢が存在している。

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こんな感じでしょう。

しかし、ここを町の灯り目指してそのまま下って行けばどうなるか?

恐らく、彼は沢に入り込み、二度と出ることができなくなるでしょう。 

この写真のように夜で、遠くに町の明かりが見えたらどうでしょうか?

まっすぐ降りていきたいとは思いませんか?

 

なぜ引き返さないのか?

この本の7つの事例では、全員が途中で道迷いに気付いています。

しかし、一例を除き引き返した人はいませんでした

なぜでしょう?

引き返さなかった理由は人それぞれですし、なかには理性的に思えるものもある。

しかし、どんな理由があろうと、彼らは気付いた時点で戻るべきだったのです。

その理由について、著者の羽根田さんはこう書いています。

「それはたぶん、道迷い遭難が人の本能と願望の葛藤に起因するからだと思う」

それはどういうことなのでしょう?

 

「今たどっているルートが正しいものであって欲しい、という願望(略)。その結果、願望が勝ってしまう。かくして道迷い遭難が起きる」

これは説得力のある言葉。

危機に陥った時、最も人の心を支配するのは願望だと思います。

この事例でも、

「このまま行っても目的地に出るだろう」

「ここを引き返すよりは近道だろう」

「このまま行った方が確実だろう」

「この先に建物が見えているんだから大丈夫だろう」

これらは全て、その時の当事者には合理的な判断に思えていたものですが、全て願望にすぎませんでした。

その結果、彼らは沢に入り込み死の淵をさまようことになるのです。

 

「目的地に出るだろう」は願望にすぎません。

このように、危機に直面しながら、それを認めようとしない心理状態は「正常性バイアス」と呼ばれます。

羽根田さんはこう言います。

「道迷い遭難には、このように人の心の一番弱いところに原因を成すものがあるからではないか。そうでなければ、毎年多くの道迷い遭難が起きている説明のつけようがない」

そしてもし、道迷い遭難が羽根田さんの言うように「人の心」に原因があるのならば、それは低山・高山を問わず起こる可能性がある。

さらにいえば、山の経験を問わず、誰にでも起こりうる可能性があるのです。

人の心が原因ならば、道迷い遭難はどんな山であれ起こりうる可能性があるということでしょう。 

むしろ、低山のほうが、こんな楽観的な願望が生じるスキが多いかもしれませんね。

低山での遭難についての記事はコチラ⤵

沢はなぜ危険か?

なぜ沢に入ってはいけないのか?

登山を始める前、ぼくはこれが一番疑問でした。

沢は必ず下へと下り、合流して川となり、川はやがて人のいる集落へと流れつくようになっている。

だとすれば、沢の存在そのものが、山から脱出する道なのではないかと思うわけです。

 

なぜこれをたどってはいけない?

その理由は、この本の全ての事例が沢に入り込み、そのうち2例を除いて沢から無事に脱出できなかったという事実が物語っています。

たいていの場合、沢はやがて両岸が切り立った崖となり、いつか滝となる。

それが例え数メートルの滝であっても、これを下ることは困難。

結果、進むことも、戻ることも、左右に逃げることもできず、袋小路に入り込んで死を迎えることとなります。

こんな袋小路では、ヘリで発見してもらうことすら難しい。

だから、 沢には入ってはいけないのです。

 

ならば、尾根を下れば大丈夫か?

これも違う。

尾根は下るにしたがって、数限りない分岐を繰り返し、やがて沢へと下っていきます。

下の図は皆がよくご存じの雲取山の尾根線です。

いかがでしょう。

少し東に登山道を逸れただけで、無数の尾根の分岐に遭遇してしまう。

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このどれか一つでも、下り続けて無事に帰ることができるとは思いません。

これらの終点は全て沢です。

なら、下らずにもと来た道を登り返すことがベストだと分かるでしょう。

逆に言えば、尾根を登り返すなら、頂上に行くに従って道が集約し、迷うリスクは急速に減少していくということです。

沢を下ってしまった遭難事例⤵

 

最後に

この本は恐ろしい本です。

しかし、読み方によっては、恐ろしくない本ともいえる。

というのも、当然ながら、ここで扱われている事例は、みな生還者の事例だからです。

読み方によっては、迷いはするかもしれないが、結局は助かるようにも見える。

しかし、著者の羽根田さんも書いていますが、あくまで彼らは「運が良かっただけ」。

 

道を間違えたとき、

いかに人は戻ろうとしないか、

いかに楽観的な願望にすがるか、

いかに通常ではしないような判断をするか、

そして、いかに沢に入り込み、逃れられなくなるか。

ぜひ、そのプロセスを読んでほしい本です。

 

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

それでは、また。

(´・ω・`) バイバイ

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