いざ空白地帯へ
みなさん、こんにちは。
(* ´ ∀`)ノ
田沼駅から足利を経て北上した旅の最終回です。
前回は、二つの峠を越えて名草の巨石群まで旅したところまで書きました。
前回の旅はコチラ⤵
trailtravel8hureai.hatenablog.jp
巨石群のまでの旅はコチラ⤵
trailtravel8hureai.hatenablog.jp
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さて、ルートの詳細図です。
名草の巨石群から北は、なんと45kmにわたり関東ふれあいの道のルート設定がされていない「連結区間」になります。
栃木県のホームページに、県内のふれあいの道ルート一覧が掲載されているのですが、こんな感じになってます。
(栃木県HP「関東ふれあいの道コース一覧」より)
前回の旅で通った、名草の巨石群までの道がこの表のNo.6「山なみのみち」です。
しかし、その次のNo.5が「(連絡コース)」になっている。
むかしは正式ルートとしてNo.5があったけれど、何らかの理由で廃止されたのかな?
そして、次のNo.4「湿原とせせらぎのみち」は、もはや日光にほど近い場所にあり、なんと45kmも北にあります。
(連絡コース)はあくまで連結区間でありコースではないので、標識も、ふれあいの道用の地図もありません。
この空白地帯をどう旅するか。
国土地理院の1/2万5千地図を見ると、道路を通ると、かなり遠回りをしなければならないようです。
しかし、山の中に入ると、破線道があり、途中切れているところもありますが、何とか最短距離で堀の内の部落まで行けそうでした。
今回はMさんという相棒もいることだし、山の中に入り、尾根線を二つ横切って目的地に行くことに決めました。
山中で道を失う
神秘的な名草の巨石群を後にして、いざ空白地帯へ。
まずは、舗装林道を登っていきます。
この時、8時30分でした。
時間はたっぷり。
地図上にある破線道を見つけたので、山中に入っていきます。
ここを北に進めば、最短で稜線を越えて次の集落に行けるはず。
少し荒れていますが、明瞭に道がついていて不安はありません。
(^ω^) よし!
どんどん進みます。
しかし、次第に荒廃が激しくなってきました。
しかし地図を読むと、場所と方向は間違っていない。
なので、さらに進みます。
(´・ω・) ・・・
登りの傾斜が急にきつくなり、このあたりになると、道は完全に無くなってる。
しかも、結構新しい獣糞があったりする。
(゚Д゚;) ・・・
ここを登りきって尾根線に出れば、破線道ですが下りの道があるはずです。
クマと会うと嫌なので、サッサと登りましょう。
で、尾根線に出ました。
うーん。
地図では下りの道があるはずなんだけど、それらしいものは見当たりません。
というか、下り側(この写真で言うと、右手の岩の向こう)はかなり急な斜面になっていて、そもそも道があるような場所じゃないし。
(;´Д`) ウヘ-
どうやら、登り切った場所が違ったみたい。
道を失ってしまいました。
しばらく、尾根線沿いに道を探します。
周りの稜線と地図を見比べて判断するに、おそらく目標としていた地点より、少し北に出てしまっていたようでした。
これで結構、時間を使ってしまいます。
結局、地図上で下り道が記されている場所は見つけたのですが、そこには道はありませんでした。
なので、方向を維持したまま、その斜面を下ることにします。
ここで合ってるのかなぁ。
間違ったら大変なので、いつでも戻れるように景色を覚えておきます。
10分ほど下ると、道らしき痕跡がありました。
どうやら、間違っていなかったようです。
ε-(´∀`*) ホッ
で、ここを下っていくと、飛駒(ひこま)の集落に到着
「びっくり食堂」(笑)
飛駒の集落には9時前に到着する計画だったのが、道に迷ったせいもあり10時40分に到着。
かなり時間を使ってしまったので、ここで作戦変更。
次の山越えは道路沿いに行くことにします。
暖かな道と人
飛駒の部落を出ると、北西の方向に道が続いていました。
もう一つ山越えです。
ここを越えると、次は作原という部落に出ます。
40分ほど登り、トンネルを抜けると長い下り道になりました。
12時30分に作原の部落に到着。
5月上旬とは言え、もうすっかり初夏の気配です。
のどかな雰囲気のする暖かな道でした。
部落に降りていくと、野外活動施設があったので、軒先で休ませてもらいます。
どうやら、廃校となった小学校を再利用しているようです。
玄関わきのベンチで休んでいると、施設で働いているおばさんたちが話しかけてくれました。
すごく人懐っこくて、かわいいおばさんたち。
アメ玉もくれました。
(*´ω`*) やさしい
おばさんたちは、あと2時間ぐらいでバスが来るから、ここの温泉に入っていきな、と勧めてくれます。
かなり心動きました。
とくに相棒のMさんからは、もう一山越えるよりは、ここで温泉とビール! というオーラが伝わってきます。
しかし、次回の旅のこともあるので、ここは少しでも先に進んでおきたい。
なので、後ろ髪を引かれる思いでしたが、旅を続けることにします。
さあ、もう一山越えれば、今回の目的地、堀の内の部落です。
それにしても、暖かな道です。
5月の明るい日差しが緑の隙間から降り注いで、歩いているだけで幸せな気持ちになってくる。
あのおばさんたちのように、なぜだか出会う人もみな暖かくて、本当に気持ちの良い旅です。
この道も、のんびり林道を登っていくことにします。
1時間ほど登ると、急に視界の開けた場所に出ました。
眼下に堀の内の部落が見えました。
いよいよ2日にわたる旅も終わりです。
道を下ると、のどかで静かな集落が広がっていました。
幹線道に出ると、目の前をバスが通り過ぎていきます。
これを逃すと、次のバスまで2時間ぐらい!
Σ(゚Д゚) うわー
あわてて追いかけると、かなり先に行っていたにもかかわらず、なんと止まってくれて、ぼくたちを乗せてくれました。
運転手さんありがとう。
バスも、こんな感じで、アットホームです。
本当に、暖かな人とたくさん出会えた旅でした!
ゴールの葛生駅には15時50分に無事到着
電車に乗って、Mさんと今回の旅を振り返りながら、楽しく帰りました。
いい旅でした。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
次回は、残る30kmほどの空白地帯を越えて、前日光へと旅します。
次回の旅はコチラ⤵
trailtravel8hureai.hatenablog.jp
それでは、また。
(*´ω`*)ノ バイバイ
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