ロングトレイルの旅   関東ふれあいの道一周

1都6県をつなぐ自然歩道「関東ふれあいの道」1800Kmを一周するりゅうぞうのブログです。

急登越えて清水峠 ぐんま県境稜線トレイル➀

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(写真:朝の谷川岳

どうぞ読者に!⤵

みなさん、こんにちは。

(^ω^)ノ

前回はぐんま県境稜線トレイルについてご紹介しましたね。

前回の記事はコチラ⤵


谷川岳から四阿山まで、群馬と新潟・長野の県境稜線をつなぐ全長100kmのロングトレイル

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このロングトレイルを本格的に旅しようと思ったのは2019年の夏ですが、それに先立つ2017年の6月に、このルートのスタート部にあたる谷川岳馬蹄形の縦走を行いました。

まずは2017年に遡り、ぐんま県境稜線トレイルの旅を始めます

 

谷川岳馬蹄形とは、湯檜曾川を逆U字型に取り囲む稜線をつなぐルートです。

馬の蹄に形が似ているので馬蹄形。

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今回は土合橋駐車場に車を停め、ここからスタート。

ぐるりと反時計回りに馬蹄形を進み、ロープウェイ天神平駅で終了。

そこからはロープウェイに乗って下山し土合橋駐車場に戻ります。

ちなみに、ぐんま県境稜線トレイルは、この通り馬蹄形を進んだ後、さらに肩ノ小屋から西に万太郎山方向の稜線へと続いていきますよ。

ということで、2017年6月17日の旅の記録です。

 

急登続く白毛

馬蹄形の旅は、山友&飲友のFさんと一緒です。

夜に都内某所で待ち合わせ、ぼくの車で土合橋駐車場へ向かう。

真夜中に駐車場に到着した後、朝まで車内で仮眠し、4時30分より登山開始

登山口入り口には、馬蹄形の概要図が大きく掲示されています。

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なかなか長い道のりです。

一日で回る計画ですが、明るいうちに終わるでしょうか。

ちょっと心配・・・

登山口には、手すりが曲がった橋が架かっています。

不安な気持ちはあるけれど、ここを越えたらもう旅のはじまり。

振り向かずに行くよ!

 

と、気合が入るのですが、それを打ち砕くいきなりの急登

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まだまだ始まったばかりですが、息が上がってきます。

茂みの中を息を切らし1時間ほど登ると、次は岩場の急登が出現

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( ;´Д`) ハアハア・・・

いかん、疲れが・・・

まだ1時間ほどしか登っていないのに、この疲れは何? 

この日は朝から素晴らしい晴天

谷を挟んで見える谷川岳が見事です。

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素晴らしい好天ですが、日差しも強烈

6月とはいえ、朝から気温がグングン上がっている。

この疲れは熱のせいかな? もしかして熱中症

ちょっと気になる・・・

 

岩場を登ると、ようやく白毛への尾根線が確認できました。

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なんだ、すぐそこ・・・なのかな?

予感通り、まだまだ続く急登

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しかも崖っぽくなってきた・・・

;つД`) くくっ・・・

しかし、ぼくの疲労をよそに、容赦なく続く急登

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ハアハア・・・

だいぶ高度感も出てきました。

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これを越えれば・・・・また、急登っ!f:id:trailtravel:20200627003357j:plain

(;´∀`) 崖だコレ・・・ハハハ

 

しかし何事にも終わりはあるもの。

出発から約2時間後の6時25分、ようやく白毛に到着

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山と高原地図のコースタイムでは、この区間3時間30分

これを2時間で登ったのですから、かなり疲労が・・・

それもこれも、一緒に登っているFさんのペースが速すぎる!

しかし白毛は馬蹄形のほんの入り口。

これからどうなってしまうのか・・・

 

笠ヶ岳から朝日岳

 

白毛は標高1720m

土合橋辺りは700くらいだから、1000mほど登ったことになります。

さすがに見晴らしは最高

登ってきた尾根を振り返ると、薄い雲海の上に群馬の山々が頭をのぞかせています。

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日差しはやはり激しいですが、雄大な景色に疲れを忘れます。

しばし白毛門山頂で眺望を堪能しつつ、体力を回復

ここからは馬蹄形の本番

アップダウンはありますが、基本的に円形の稜線をぐるりと回る尾根歩きです。

まずは白毛門のすぐ北に待つ笠ヶ岳へと向かいましょう。

美しい稜線が北へ伸びています。

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いよいよ、長い長い稜線の旅のはじまり!

一部の山腹に雪は残っていますが、稜線上はすっかり夏のトレイル。

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笹に覆われた広い稜線上の一本道をたどっていきましょう。

山巓の強烈な日差しを浴びて、熊笹がキラキラと輝きます。

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道がしっかりとついているので歩きやすいです。

スピードを落とさずに進み、7時5分に笠ヶ岳到着

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標高は1852m

1977mの谷川岳と肩を並べる高さになってきました。

改めて感じますが、どちらを向いても絶景!

本当に素晴らしいトレイルです。

次はさらに100mほど標高の高い朝日岳が北にそびえています。

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手前に見えるのは笠ヶ岳避難小屋

土合橋の登山口から清水峠の間の唯一の小屋になります。

谷川岳馬蹄形は西側は小屋も水場も多いのですが、東側は避難小屋、水場、エスケープルートそれぞれ一つしかないので、ここを歩く際には準備と体力が必要です。

 

しばらく緩やかな登りが続きましたが、朝日岳の直下は割と急な登りに。

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しばらく忘れていましたが、ここに来て再び疲れを感じます。

それでも、今日の道のりのことを考えると、あまりスピードは落とせない。

ひと頑張りして、朝日岳山頂には8時ちょうどに到着

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山頂には、かわいい仏像が祀られていました。

これまでの登山の無事を感謝し、手を合わせてお参り。

馬蹄形を時計になぞらえて言うと、ここ朝日岳は2時ぐらいの位置でしょうか。

反時計回りに進んでいるので、次の清水峠は12時の位置

これまで真北に進んできましたが、ここからは北西に向かいます。

 

ぐったりで清水峠

朝日岳からは、なだらかで開けた稜線が広がっている。

正面に見えるのはジャンクションピークという名で、新潟との県境に接する稜線とつながる頂です。f:id:trailtravel:20200627144008j:plain

ぐんま県境稜線トレイルは土合の登山口からスタートですが、四阿山に至る長い県境稜線はあの峰から始まります。

そう思うと、やっぱり雄大ロングトレイルだなあ。

 

この一帯は、木道が整備されていて湿原の雰囲気。

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地糖も点在していて、高山植物もたくさん生えています。

天井の散歩道といった風情

勾配もほとんどなく平坦です。

少し疲れを感じていたぼくにとっては、ありがたい癒しの道

このまま清水峠まで、この道が続くといいな・・・

 

と思っていたら、次第に尾根が狭くなり、不穏な雰囲気に。

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;つД`) うう・・・

やがて、道も崩れがちの険しい箇所に。

急斜面を横切るように進んでいきます。

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前を行くのは友人のFさん。

滑り落ちないように、手も使って歩きましょう。

ここをようやく通り抜けると、目の前に立ちふさがる急登

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( ;´Д`) うへぇ・・・

なんとなく、朝日岳から清水峠までは下り基調だろうと思っていたので、なかなかメンタルにこたえます。

この時は8時55分。

朝日岳からまだ1時間もたっていませんが、なんだかもっと長く歩いた気がする。

しかも、急に眠気を感じるようになってきました。

少し熱にやられたような感じです。

まあ、朝の4時半から、ほとんど休みもせず高速ペースを4時間以上も維持しているので、疲れがかなり出てきました。

 

ハアハア言いながらここを登ると、お次は雪の残るくだり斜面

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前を行くのはFさんですが、相変わらず元気。

ぼくは暑くてバテてきました。

時々雪を掴んで頭を冷やします。

 

そんなこんなで、ぐったりしながら清水峠に到着したのは9時25分でした。

三角屋根の白崩避難小屋が見えてきます。

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イヤー疲れた・・・・

土合橋駐車場を4時30分に出発してから5時間

しかし、馬蹄形はここでようやく中間地点。

果たして、この先、大丈夫なのか?

しかしまずは、避難小屋の軒先で休憩

10分ほど眠るよ・・・・

 

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

次回は、馬蹄形後半の旅を書きますね。

果たして、無事に谷川岳を越え、馬蹄形を終了できるのか?

 

それでは、また。

( ;´Д`)ノ バイバイ

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