ロングトレイルの旅   関東ふれあいの道一周

1都6県をつなぐ自然歩道「関東ふれあいの道」1800Kmを一周するりゅうぞうのブログです。

「なんじゃい」という町を経て

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みなさん、こんにちは。

(´・ω・`)

妙義を越える旅の最終回です。

前回は、妙義を下り秩父を一望する大桁山に登ったところまで書きました。

前回の旅はコチラ⤵ 


ここからは大桁山を下り、富岡の平地部を進んで上州一ノ宮駅で終了です。

細部ルートはコチラ⤵

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というわけで、2018年3月12日の旅の続きです。
 

杉の木立を下って

大桁山の山頂から秩父の山並みを一望します。

秩父はもう埼玉県。

いよいよ長かった群馬の旅も終わりに近づき、しばし感慨にふけった後、富岡の平地部へと続く道を下ります。

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けっこう急な下りだ。

杉木立の中を通り抜けていきます。

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なかなか気持ちがいい。

木々の間から明るい日差しが溢れてきて、歩くのが楽しいです。

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やがて森は終わり、丸い池が。

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どうやら釣り堀らしいです。

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「猪さん、昼間は来ないでね」と書いてある。

ちょっと、顔を出す穴の位置が変だけど、かわいいから許します。

 

池の先に三差路があり、ここがこれまで下ってきた「大桁山登山コース」と、次の「旧信州街道のみち」の交点。

ふれあいの道の大きな看板が立っています。

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これで、山は終わり。

ここからは平地をたどる旅となります。

 

「なんじゃい」という町

この道は昔「姫街道」と言われ、女性でも楽に信州へと行けた優しいルートだったそうです。

確かに、勾配のない開けた平地に伸びる道は、姫様でも苦ではなかったでしょう

なんだか雰囲気も優しい感じ。

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荒々しい妙義の道とは好対照です。

花がたくさん咲いていて、急に華やかになりました。

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のんびり歩いて進みます。

すると、こんな地名が。

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(´・ω・`)  みなみ・・・へび?

 

いや、これは「なんじゃい」と読むのです。

ご存知の人は「知ってるよ」でしょうが、ぼくにとってはかなりの衝撃的な地名。

ぼくは大阪出身ですが、大阪弁「なんじゃい」とは、「なんだバカヤロー」的な意味。

うーん、うまく訳せない。

英語で言えば、「What ? Haan?」的な意味を持っていて、ちょっとガラが悪目で、そのくせお茶目な響きもある言葉なのです。

面白い地名過ぎてテンション上がってきた!

一人で盛り上がるぼくを尻目に、東京出身のHさんは、何がそんなに面白いのか? といった感じ。

 

Hさんごめんよ。

ちょっと寄り道して「なんじゃい駅」が見たくなりました。

で、なんじゃい駅に到着。

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(*´Д`) うわー!

「南蛇井」って書いてある。

ぼくにとっては「夜露死苦」的な表現に通じるものを感じます。

ホームものぞいてみよう。

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ひらがなで書かれると、これもかなりの破壊力!

さらに・・・

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アカン・・・

なんだかもう、可笑しくて笑っちゃう!

Hさんは相変わらず、何がそんなに面白い? とぼくを見ています。

それでも生暖かく笑みを浮かべているところが優しい。

 

駅前にあった、「なんじゃい観光マップ」もインパクト大でした。

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いや、フォントがね・・・。

もう何を見てもおかしい。

 

旅の終わりは花の色

個人的に「なんじゃい」で十二分に楽しんだ後、再び道に戻ります。

(なんじゃい在住の方、全く悪気はありませんので許してください)

 

春だなぁ。

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道ばたのいたる所で、花が咲いています。

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サボテンも元気だ。

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いつも思うけど、春の始まりって本当にワクワクしますね。

ただ歩いているだけで、いいことありそうな気がしてくる。

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こんな感じで単調なルートなのですが、春の訪れが感じられて楽しい道のりでした。

 

そしてついに、今回の旅の終着点、宮崎公園に到着。

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公園は高台の上にあり、階段を登ります。

特に変わったところはない、普通の公園ですが、落ち着いた雰囲気の良い場所でした。

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公園の高台から、2日間の旅を振り返ります。 

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妙義の稜線は、もうあんなに遠い。

そして、見えないけれど、その奥には榛名があり、赤城があり、そして、これまで通ってきた数えきれない山なみがある。

いくつもの街や、田畑や、神社や寺が、その奥にある。

大小の川や、砂浜や岩礁が、あの向こうにある。

そう考えると、ずいぶん長い道のりを歩いてきたなぁと思います。

 

さて、公園を出ると、どこか懐かしい感じのする集落が。

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子供のころ過ごしたのは、こんな感じの風景だった。

 

そして最後にたどり着いたのは、宮崎神社

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ここで今回の旅は終わり。

境内は心地の良い静寂が満ちていて、なんだか清々しい気持ちがしました。

 

あとは駅へと向かうだけ。花の咲く住宅街を歩いていきます。

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そして、上州一ノ宮駅に到着。

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なんてノスタルジックな駅舎なんでしょう。

切符だって、ほら。

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列車が来るまで、女性の駅長さんが、駅から見える山について話してくれました。

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すごく気さくで、お母さんみたいな駅長さんでしたよ。

心が温かくなりました。

 

本当にいい旅でした。

 

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

次回は、富岡の平地から埼玉県境の山地に向かう旅のことを書きますね。

次回の旅はコチラ⤵

 

ではまた。

(= ´ ω`)ノ  バイバイ

 

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ジャイアント大黒、そして大桁山

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(写真:「さくらの里と石門のみち」中之岳神社の巨大大黒像)

みなさん、こんにちは。

(* ´  з `)ノ

さて、妙義の旅の続きです。

前回は、奇岩・巨石が続く妙義の中腹を抜け、第四石門に到着したところまでを書きました。

前回の旅はコチラ⤵

ルートの詳細です。

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今回は、第四石門から中之岳神社へ下り、さくらの里を経て大桁山までの道のりを書きますね。

2018年3月11日から12日の旅の記録です。

 

圧巻! ジャイアント大黒

妙義の登山道も、第四石門からはいよいよ最後の下りとなります。

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ところどころ巨石が姿を見せますが、すでに奇観の雰囲気はありません。

あとは一路、足を速めて下っていきます。

 

お堂が岩陰に見えてきました。

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どうやら、中之岳神社に到着したようです。

お堂の下には、長い階段が続いている。

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しかし、まず先に目に飛び込んできたのは、その横にそびえる奇妙な黄色い物体!

何やら、像のよう。

しかも、かなりの大きさだ!

はやる気持ちをおさえ、階段を下り降りるとそこには・・・

 

「日本一の大黒さま」!

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(;゚Д゚) おおっ!

高さ20m、重さ8.5t・・・

「やる気、元気が出るパワースポット」って書いてある。

平成17年制作なので、かなり後付け感があるものの・・・

いや、もう何も言うまい。

突如現れたジャイアント大黒のその圧倒的存在感に、ただただ感服した次第です。

 

さて、このとき時刻は16時15分。

そろそろ日暮れが近づいてきました。

さくらの里のほうへ下り、夜の準備をすることにします。

 

もちろん夕食は・・・。

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(^ω^) 鍋っ!

今回は、〆にラーメンを入れてみる。

大変うまかった。

Hさんと二人で酒を飲みながら、楽しい夜が過ぎていきます。

 

モルゲンロート妙義

 

翌、3月12日の朝。

暗いうちから目覚め、出発の準備を整えます。

やがて朝日が昇り、あたりが明るくなってきました。

 

そして、

振り返ると、そこには!

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(*´Д`) モルゲンロート!

妙義の岩肌が、朝日に赤く輝いてる!

これは素晴らしい!

しばし、手を止めて壮大な景色に見入りました。

 

ここから先は、舗装道路を下っていきます。

しばらくの間、振り返れば、赤く染まった妙義を見ることができました。

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さようなら妙義山

今度はきっと、あの頂上に登ってみるぞ!

 

30分ほど下ると、集落に出ました。

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「さくらの里と石門のみち」の終点となる中村バス停までは、もうすぐそこです。

 

で、中村バス停に到着しました。

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7時5分でした。

ここから次の「大桁山登山コース」の起点、虻田バス停までは、2kmほどの連結区間を挟みます。

 

なぜか、ヤギが顔を出していました。

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めぇ。

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かわいいな。

この子の他にも、たくさんいましたよ。

 

で、虻田バス停に到着。

7時45分。意外に時間がかかりました。

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妙義山も、ずいぶんと遠くになりました。

 

大桁山から秩父をのぞむ

バス停の近くに、大桁山への登り口があります。

なぜか、ここが見つからず、Hさんと二人で20分ほど探しました。

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途中、バスが捨ててありました。

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ずいぶん古い型式のバスのようでした。

車が通れる林道がずいぶん長く続きましたが、山頂近くになって登山道に入ります。

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日当たりの良い尾根道を登っていく。

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9時35分に大桁山山頂に到着。

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広くて展望のある山頂。

ベンチもあって、一休みには最適。

ここでしばし、景色を楽しみながらお茶を飲みましょう。

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ブラッド・オレンジ・ティー

普段は全く飲まないハイカラなお茶ですが、山では特別。

 

秩父の山並みが目の前に見えました。

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あの山なみは、もう埼玉県です。

長かった群馬の旅も、この山を下って、あの平地を横切れば終わり。

そこからは新しく、秩父を越える埼玉の旅が始まります。

 

ようやくここまで来た、という喜びと、

あと少しで旅が終わるという、寂しさ。

何となく複雑な感傷に浸りながら、秩父の山並みを眺めていました。

 

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

次回は、山を下り富岡の平地部を横切る旅に続きます。

ではまた。

(= ´ ω`)ノ バイバイ

 

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奇岩城 第四石門を通る

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(写真:「さくらの里と石門のみち」第四石門)

みなさん、こんにちは。

(^ω^)ノ

妙義山を抜ける旅の続きです。

前回は、横川駅から妙義神社を訪れ、妙義山へと続くトレイルに入ったところまでを書きました。

ルートの詳細はコチラ⤵

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今回は、妙義山の中腹を通り、第四石門までの旅を書きますね。

ということで、2018年3月11日の旅の続きです。

 

妙義のふところへ

第二見晴という場所まで来ましたが、ここまでは歩きやすいトレイルでした。

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岩稜を行く上級者ルートとは違い、このまま普通の道が続くのかな。

少し拍子抜けしつつ、先へ進みます。

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「石門」とあるくらいだから、岩の下をくぐるのでしょうか。

ちょっと期待。

 

そして、このあたりから道の雰囲気が変わってきました。

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岩が目立つようになり、巨石が道に覆いかぶさるような場所が増えてきます。

 

ここは、かなり低い!

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圧迫感があります。

かと思うと、こんな箇所もある。

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道が崩れているので、迂回します。

 

荒々しい岩ばかりではありませんよ。

こんな可愛らしい岩も。

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「本読みの僧」!

(^ω^) たしかに!

本に熱中している姿が、なんともユーモラス 。

 

しばらく進むと下りとなり、東屋のある開けた尾根に出ました。

 関東ふれあいの道の石碑も建ってる。

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振り返ると、やはり圧倒的な存在感を示す稜線がそこに。

いよいよ、妙義のふところに入り込みました。

 

岩壁のみちをたどる

東屋のある開けた尾根を下っていくと、再び登りが始まりました。

今度は、急角度の階段です。

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階段が設置されている場所は、かなりの細尾根。

ここ以外には、ルートがないという感じ。

 

ようやく階段を登りきると、次は断崖の下に作られた桟道。 

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Σ( ゚ Д ゚) うわっ!

岩がでかい!

そして、低い! 足場が脆そう!

 

もう、押しつぶされそうな感じ。

f:id:trailtravel:20190202192333j:plain腰を屈めなければ通れません。

 

岩壁に、か細く取り付くような道は続く。

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道がついているので安全に通ることができるのですが、そびえる岩塊の重さが頭にひしひしと伝わってくる。

山が本気になれば、人間なんか一瞬でペチャンコ。

「通らせていただいている」という感じでした。

 

まさに奇岩城

岩壁の道を通り抜けると、ゴツゴツとした岩の一群が見えてきました。

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案内板の脇に、何か張ってある。

見てみると・・・

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(;゚Д゚)  ゴクリ・・・

確かに、あの奇妙な形の岩が並ぶ地帯は、ここから見ても危険な香りが。

 

こんな感じで、奇岩が密集しているらしい。

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とりあえずこの先には、「天狗の標定」「胎内くぐり」があるらしいです。

このまま右に下れば、目指す第四石門

ちょっと悩んだものの、この不思議なネーミングに好奇心があらがうことは難しい。

行けるところまで行こう、ということで、先へ進みます。

 

まずはクサリ場を登る。

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(^ω^) ほいほい!

 

そしてまた、クサリ場を登る。

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(; ´ Д`)  ううっ・・・

ちょっと、足を置く場所が少ない崖になってます。

このあたりから、イヤな予感が。

 

ここを登りきると、見えました、「天狗の標定」

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写真だと、すぐそこのように見えるけど、実はここから結構な崖を降りた向こうにある。

しかも降りたところがかなり細い尾根になっていて、なおかつ尾根を外すと深い断崖。

もう無理はよそう、ということで、引き返すことに。

 

とは言っても、ここから見える巨石の群れは、いくら見ていても飽きません。

垂直にそびえる岩肌f:id:trailtravel:20190203231032j:plain

 

塔のようにそそり立つ怪石

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不思議な形の岩塊

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まさに、自然が作った壮大な城

『奇岩城』という名の推理小説があったけど、まさにこの地こそ、奇岩城と呼ぶにふさわしい。

(読んだことはないけれど・・・)

 

奇岩城の巨大な門

ふたたび山道に戻り、下っていくと、突然不思議なものが目に入ってきました。

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アーチのような巨大な岩!

Σ(  ゚ Д゚) すごい!

 

これこそが「第四石門」

奇岩城を守る、壮大な門です。

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近くで見ると、その迫力に圧倒!

岩は見事なアーチを描いていますが、どうやって作られたのでしょう。

自然の偉大さを実感できた旅でした。

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最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

次回は、妙義を後にして里へと下り、秩父を一望する大桁山へ登る旅のことを書きますね。

次回の旅はコチラ⤵

trailtravel8hureai.hatenablog.jp

ではまた。

(= ´ ω`)ノ  バイバイ

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妙義の旅のはじまり

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(写真:「旧道裏妙義のみち」からのぞむ妙義山

 

みなさん、こんにちは。

(^ω^)ノ

しばらく京都一周トレイルなどの記事で、遠ざかっていましたが、また「関東ふれあいの道」一周の旅に戻ります。

旅の進捗を見てみましょう。

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群馬編も、いよいよ後半に突入。

関東一周も、かなり現実味を帯びてきた!

 

前回は西松井田駅から仙ヶ滝をへて、横川駅まで旅しました。

横川駅では碓氷鉄道文化むらに立ち寄りましたね。

前回の旅はコチラ⤵

今回は、いよいよ上毛三山の最後、妙義山を越えて富岡市の平地部まで旅します。

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横川駅を出発し、まずは妙義神社まで。ここまでは「旧道裏妙義のみち」7.5km。

妙義神社からは「桜の里と石門のみち」となります。

妙義山の中腹を通り第四石門へと抜け、中之岳神社からさくらの里を経て中村バス停までの9.6kmのルート。

そこから連結区間を挟み、虻田バス停から大桁山に登る「大桁山登山コース」です。

このルートの途中から東へ進み、平地部を通って宮崎公園へと続く「旧信州街道のみち」8.8kmを歩き、最後は上州一ノ宮駅で終わり。

 連絡区間など全て入れて、約40kmぐらい。

妙義山を降りたあたりで、ツェルト野営を行う予定です。

今回は、友人のHさんが同行してくれました。

寝釈迦像大滝への旅でも一緒に付き合ってくれた人です。

ということで、2018年3月11日-12日の2日にかけて旅しました。

 

妙義のふもとの里 

横川駅には9時過ぎに到着。

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今回は二人旅なので、まずは景気づけを。

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よーし、行こう!

(= ´ ω `)人(^ω^=) パシッ

ハイタッチ!

 

まずはのんびりと、集落を歩いていく。

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3月の中旬だけど、この日はちょっと寒い。

そのせいか、あまり人の姿も見ない。

かと思えば、川の真ん中に、いっぱい人がいました。

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この寒いのに、釣りをしてる。

 

田んぼの真ん中に、祠がありました。

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岩が大きすぎて、動かすことができなかったのかな。

この他にも、いろんなところに祠がありました。

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里を歩くと、小さな神様や祠がいっぱいあって面白い。

 

1時間ほど歩くと、道は次第に里から外れていきます。

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と言っても、山が深くなるわけでもなく、裏山風の道が続きます。

途中、古い道しるべがありました。

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「左 妙義」

「右 山道」

とあります。「右 山道」って、案内としてはどうかと思うけど・・・。

このあたりは、昔から街道筋で、人が多く行き交っていたんでしょうね。

右に曲がった人はいたのかなぁ。

 

やがて森の植生が、杉から竹に変わってきました。

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しばらく行くと下りとなり、その先にふれあいの道の石碑が。

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これは現代の道しるべ。

もしかしたら、数百年後の誰かも、これを見るかもしれませんね。

関東ふれあいの道、って、なんだ?」と言ったりして。

 

竹やぶを出ると、木で作られた門がありました。

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「黒門」です。

これをくぐれば、妙義神社はすぐそこ。

 

 

そして神域へ

妙義神社に到着したのは11時45分でした。

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鳥居の背後には、奇怪な山容をした妙義山が!

やっぱり迫力があるなあ。

 

妙義神社は、妙義山をご神体とする山岳信仰の神社です。

ここからは神域、一礼をして入りましょう。

境内には、長くて急な石段が続きます。

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急すぎて、壁のようにも見える。

長い・・・

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(*´Д`) ハアハア

 

ようやく山門に着くと、なんだか不思議な象がありました。

赤おに・・・

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そして、

青おに・・・

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(;´・ω・) うーん。

なんでしょう、このファンキーな感じ。

ここまでの厳粛な雰囲気を、全てぶち壊しかねない破壊力。

だいたい、二人ともそのふざけたポーズは何だ!

 

気を取り直して本殿へ。

ここは荘厳な造りでした。

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ちょうどお昼の時間になったので、境内のベンチでパンを食べました。

 

ここから先は登山道となります。

絵巻物を思わせる案内看板がありました。

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なかなか味わいのある画風だ。
この絵の中で、稜線沿いの赤いルートは上級者向けのルートです。

ここは今回通りません。

ふれあいの道は、稜線の下に伸びる黄色いルートに設定されています。

 

本殿の脇に、登山道の入り口がありました。

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時刻は12時40分。

それでは行きましょう!

 

妙義の山道をゆく

まずは、階段から始まります。

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なだらかな中腹に登山道が伸びている。

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奇岩が並ぶ遠景からは想像できないほど、穏やかなトレイルが続きます。

もちろん、この上は鎖場の続く上級者コースが続くわけですが。

 

第一見晴らしという場所に到着しました。

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見晴らしからは、妙義の山塊が一望。

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ノコギリのような稜線が続いています。

上級コースはあの稜線沿いに進むから、かなり大変そうだ。

でも、いつか行ってみたいなぁ。

 

第一見晴らしを過ぎると、徐々に岩っぽい道になってきました。

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アップダウンも出てきます。

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第二見晴らしという場所に到着。

13時40分でした。

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第一見晴らしとは異なり、鎖がつけられた急な登りになっています。

見晴らしも、よりダイナミックな感じです。

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振り返ると、巨岩に押しつぶされそうな感じ。

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徐々に、妙義山の核心部分に近づいてきました。

この先はどんな道が待っているんでしょうか。

 

さて、次回はここから第4石門までの道のりを書きますね。

次回の旅はコチラ⤵

trailtravel8hureai.hatenablog.jp

 

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

ではまた。

(* ´ з ` )ノ バイバイ

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『世界最悪の旅』とは?

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(写真:A. チェリー=ガラード、戸井十月訳『世界最悪の旅』小学館、1994年、表紙)

 

みなさん、こんにちは。

(=´∀`)ノ

 

今回は「山の本、旅の本」です。

前回紹介した本はコチラ⤵


冒険や探検に興味がある人なら、誰しもが南極点到達を競ったアムンセンスコットの名を知っているでしょう。

結果、ノルウェーのアムンセンはイギリスのスコットより先に極点に到達。

スコット隊は帰路遭難し、隊長のスコットを含む5名の極点隊は全員が死亡

残されたスコットの手記は、彼らの壮絶な死の様子と、死に際して隊員達が示した冷静さ、責任感、情愛などが記され、全世界の人々に深く感動を与えました。

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(スキーを履いたスコット。ガラード『世界最悪の旅』小学館より。この記事内の他の図、写真も同じ)

 

『世界最悪の旅』は、探検隊の一員でスコットの遺体捜索にもあたったガラードによる、この悲劇的な探検の記録です。

 

どういう旅だったのか?

1910年6月15日、イギリスを出港したスコット隊31名(探検隊員と船員)は、5ヶ月をかけて南極大陸に到着。

11月1日に 南極点へ向けて本隊は出発します。

スコットは海軍大佐、隊員は軍人や科学者など多彩で、8000人の志願者の中から選抜されました。

スコット隊の主たる動力源は馬(ポニー)です。

これに対し、アムンセンは犬のほうが優れていると判断し、犬ぞりを使用します。

 

スコット隊の行程は以下の通り。

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ロス海の西端、ハットポイントと呼ばれる小さな岬に基地を設定し、ここからロス氷原を進みます。

南極横断山地ピアドモア氷河沿いに登り、そこから極地高原を横断するルートで、これは当時知られていた唯一のルートです。

(これに対しアムンセンはロス氷原の東側から上陸し、新ルートで極点を目指します)

 

地図ではピンときませんが、このルートは片道約1420km、往復では約2840km

これは日本最北端の択捉島から最南端の沖ノ鳥島までの距離よりも長い。

その間には人家はおろか、森も川もなく、動物も植物も存在しないので一切の補給ができない。もちろん途中でエスケープすることも不可能。

なので、ルート上にいくつものデポが設定され、途中で補給できるようにしてありましたが、スコットたちは最後のデポの20km手前で力尽きました

それがいかに間際の地点であったかは、地図を見れば分かります。

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遭難の地は、一トンデポと名付けられたデポのすぐそばです。

さらに、基地が置かれたハットポイントも、これまでの道のりを考えれば、目と鼻の先と言ってもいい距離でした。

 

スコット隊の苦難

南極の地形は峻嶮です。

氷結した海のイメージで、ホットケーキのように平らな地形を想像していましたが、写真や記録を見ると全く違う。

写真の左下に人影が写っているので、氷壁の高さが推測できます。 

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実は南極大陸は最も平均標高の高い大陸で、その平均は2000mを越えます。彼らが通過した南極中央部の山塊には4000mを越える高峰も無数に存在していました。

南極最高峰のヴィンソン・マシフは標高4892mです。

ロス氷原(実は海に張った氷)を越えれば、いきなり3000mもの標高差がある氷河を登らなければならないのです。

 

この写真はピアドモア氷河で撮られた一枚ですが、行く手には縦横に伸びる氷の山並みが見えます。

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スコットたちはこのような氷の山を越えていかなければならなかったのです。

後に、遭難の原因に馬を使ったことが指摘され、アムンセンのように犬ぞりを使うべきだったという人に対し、著者のガラードは「犬で氷河をどうやって上り下りしたらよいかを教えて欲しい」と反論しています。

 

しかし、馬は犬ほど寒さに強くなく、草食なので途中で餌を入手することはできません。(犬は死んだ仲間の肉を餌にできる)

結局、寒さと餌の欠乏によって、早くも氷河に差し掛かる前に全頭が放棄(射殺)されます。

これは大きな出来事でした。

まだ行程の3/4を残し、人力で荷を運ばなくてはならなくなったのです。

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人力でソリを引いている写真です。

ソリを引く人は前かがみになって足を突っ張らせており、その苦しさが伺えます。

これで彼らは3000mを越える雪と氷の塊を登ったのでした。

 

最後に彼らを死に追いやったのは、帰路、氷原に下ってからの悪天候です。

日中でも-30℃、夜間では-40℃まで下がり、既に体力が落ちていた隊員たちは一気に衰弱していきます。

さらに3月20日からはブリザードが吹き始め、デポまであと20km以内の地点まで近づきながら進めなくなってしまう。

食料はあと2日分、燃料は1日分が残っているだけでしたが、ブリザードは29日にスコットが死を迎えるまで吹き続けました。

 

彼らの最期 

スコットは、仲間たちがどのように死んだのかを書き残しています。

日誌によると、彼らは最期まで冷静で、互いに励まし合い、仲間を見捨てませんでした。

特に心打たれるのは、オーツという隊員の死です。

オーツはその2週間ほど前から凍傷がひどくなり、死の前日には「これ以上進めないので、寝袋に入れたまま置いて行って欲しい」と皆に頼んでいました。

食料と燃料は極端に不足しており、すこしでも早く次のデポにたどり着かなくては全滅の恐れがあります。

この時点でオーツは足と手が動かなくなっていて、彼がいれば前進のペースが遅れることは明らかでした。

しかし、その訴えは却下されます

 

スコットはオーツの死をこう記しています。

「オーツは勇敢な男だった。最期は、次のようだった。

死の前夜、二度と目が覚めないようにと祈りながら彼は眠った。しかし、朝になると目覚めてしまった。

外ではブリザードが吹き荒れていた。

彼は『ちょっと外に出てくる』と言い残し、ブリザードの中へ消えて行った。

オーツは、皆の足手まといにならないようにと自ら命を絶ったのだ」

 

そしてスコットも、オーツの最期から約2週間後、ブリザードに閉じ込められたテントの中で死を迎えます。

彼は、残った3人のうち最後に息を引き取ります。

日誌は彼の頭の下に置かれ、その手は寝袋から出されて、終生の友であったウイルソンのほうに伸ばされていました。

 

スコットがいくつかの重大なミスをしたのは事実であり、批判的な評価があるのも致し方ないでしょう。

失敗の要因としては隊の組織編成から、スコット個人のリーダーシップや性格に至るまで、多くの指摘が存在します。

もちろん、これらの失敗を知ることは重要ですし、意義のあることです。

しかしこの本がぼくの心を打つのは、「未知のものを知りたい」、「誰も行ったことのない所へ行きたい」という人間の探求心・好奇心と冒険心の強さです。

この止めることのできない本能ゆえに、彼らは旅立ったのであり、死んだといえます。

愚かではありますが、その本能ゆえに人間は人間らしいのでしょう。

そして恐らく、旅をする人ならば誰しもが、彼らに多かれ少なかれ共感するのです。

 

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

また時々、「旅の本、山の本」を紹介しますね。

コチラもどうぞ⤵


 

ではまた。

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京都一周トレイルの楽しみ方(京都一周トレイルの旅番外編)

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(写真:大文字山から京都を望む)

 

みなさん、こんにちは。

(^ω^)ノ

全4回にわたり、2018年12月29日~30日にかけて行った「京都一周トレイル」の旅について書いてきました。

旅の記事はコチラ⤵

今回は、この魅力あるトレイルの楽しみ方をご紹介してみます。

 

京都一周トレイルの特徴

京都一周トレイルには次のような特徴があります

➀ 市街地から近く、気に入った部分のみを歩くことができる。補給も容易。

 (市街を囲む環状ルートというのも大きい)

② 標識や地図が充実していて、安心して歩くことができる。

③ 山歩き、渓谷歩き、寺社旧跡めぐりとバラエティに富む。

 

これらの特徴を備えたトレイルは、実は少ないのです。

市街地から近いと自然が少なかったりするし、その逆だとアクセスが悪かったり、初心者では不安になるような山奥だったりする。

通常は環状ルートではないから、終点ははるか遠くの場所となり、帰路に時間を要したり、途中でエスケープが困難だったりする。

すぐに街に降りることができ、かつ整備されているというのは安心。慣れていない人にとっては、やはり道迷いが一番の不安です。さらに、街で補給できるというのは安心。大抵のトレイルは自動販売機すら見当たらない。

これはコース上に整備されている標識です。

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道の形状まで表現されていてわかりやすいし、さらに言えば、整備がまめに行われていて、最新の情報も手書きで書かれていたりする。

(写真では「崩落」と追記されています)

また、この標識番号は公式マップにも記載されていて、自分がどこにいるのかすぐにわかるようになっています。

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地図上の「73-1」といった数字は全て、指導標識と対応しています。

 

さらに、一般的なトレイルはつまり山道ですから、基本的に山ばかりです。

山好きな人はそれでいいとしても、そうでない人にとっては楽しくないかもしれない。

 

「京都一周トレイル」は、このような問題点をある程度クリアしています。

なので、山歩きが初めて、もしくはあまり興味がない、という人でも楽しむことができるトレイルになってる。

もちろん、全長は80kmを越えますし、それなりの山地縦走路もありますから、慣れた人にとっても楽しめるトレイルですよ。

 

京都一周トレイルおすすめコース

こんな特徴を持つ京都一周トレイルですから、その人の関心や興味、体力に応じてコースを選ぶことが可能です。

いくつかコースを考えてみました。

➀ 眺望を楽しみたい!

蹴上から入って、大文字山に登り哲学の道に降りる(約7km)

山に登る途中は山科側が、山頂からは京都市街が一望!

 

② 歴史・史跡と山道に興味がある!

伏見稲荷清水寺までのプチ縦走(約10km)

言わずと知れた、名所旧跡をたどる旅! 山道も適度で楽しい。

 

比叡山哲学の道(約13km)

ケーブルカーで一気に比叡山に登り、のんびり下れば良いとこ取り。

京都の良いところが凝縮

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鞍馬寺~薬王坂往復(約2km)

裏の京都といった雰囲気で神秘的

物足りない人は、鞍馬寺に入り貴船神社までの山道をぜひ。

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高雄寺社巡り&清滝(約4km)

清らかな渓谷と美しい寺社を合わせて堪能!

時間があれば少しコースを離れて鳥獣戯画高山寺までいかが。

 

③ やっぱり山が好き

比叡山~横高山・永井山~大原の縦走(約17km)

歴史を感じながら、しっかり楽しめる縦走路。

きつければ逆行し比叡山からケーブルカーで下山すれば安心。

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夜泣峠~盗人谷

山あり谷ありの冒険コース。アクセスは少し悪いけど。

 

④ 涼しいトレイルが大好き

清滝渓谷往復(約8km)

高雄を起・終点として。紅葉時期もいい!

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⑤ 冒険してみたい

全ルート踏破(約80km)

一気に一周してみる?

見どころが多いから、遅れがちになるので気をつけて。

 


 ということで、少しでも興味があれば、ぜひ挑戦してみてください。

 京都観光の一日を、トレイルウォークにあてるのもいいかも。

とはいえ、やはり山歩き。基本的な装備(防寒具、ライト、携帯電話、電池、レインウェア、コンパスと地図、携行食と水など)は忘れないでね。

 

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

これで「京都一周トレイルの旅」編は終了です。

ではまた。

(*´Д`)ノ バイバイ

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渓谷の旅そして嵐山(京都一周トレイルの旅 おわり)

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(写真:清滝川沿いのトレイル)

みなさん、こんにちは。

(* ´ω`)ノ

京都一周トレイルの旅の最終回です。

前回は、薬王坂から鞍馬盗人谷沢ノ池を経て高尾に到着したところまでを書きました。

前回の旅はコチラ⤵ 

trailtravel8hureai.hatenablog.jp

旅のルートはコチラ⤵

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今回は、高雄から西明寺を経て清滝川の渓流沿いの道に入り、清滝落合とたどって嵐山にゴールするまでの記録です。

高雄に到着したのが14時25分。

嵐山には17時までに到着したいと思いますが、どうなるでしょうか。

 

高雄から清滝までの道

高雄もまた、歴史ある寺社が集まる由緒ある土地です。

鳥獣戯画で名高い高山寺や、紅葉の名所として知られる神護寺西明寺など、見どころがたっぷり。

少し西明寺に立ち寄ってみました。

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やっぱり、お寺は心を落ち着かせる独特の雰囲気がありますね。

 

神護寺には立ち入らず参詣道の前を通過。

なので、正面に見える石段ではなく、川沿いの道を進みます。

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いよいよ、渓流沿いの旅の始まり。

水がきれい!

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川辺に沿って、進んでいきます。

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途中には、美しい杉並木の道も。

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どうですか、この道。

(^ω^) 歩いてみたいでしょ。

 

途中、潜没橋と呼ばれる橋がありました。

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その名の通り、増水すると沈んでしまう橋です。

なかなか、変化のある道で楽しい!

 

清滝川沿いにも、台風の傷跡は残っています。

倒木でトンネルのようになっているところも。

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流水などで洗われるためでしょうか、倒木は樹皮がはがれ白くなっています。

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1時間ほど歩くと、一旦渓谷から出て、清滝の集落に到着。

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ちょっと薄暗くなってきました。

時間は15時50分です。嵐山に17時到着は難しくなってきたかな。

落合までは、再び渓谷沿いを歩きます。

 

渓谷の最深部を行く

ここからの道はさらに深い渓谷に入っていきます。

まずは川辺へと下りましょう。

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ということで、先ほど渡った橋の下へ。

そして再び渓谷歩きが始まります。

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高雄~清滝間よりも、道と川の距離近い感じがしますね。

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岩場も多いです。

今日は雪上がりなので、岩が濡れて結構滑りやすい。

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渓谷が全体的に岩っぽくなってきました。

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川幅が狭まり、両岸には巨石が目立つように。

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岩の上を歩いていきます。

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同じ京都一周でも、初日に旅した比叡山や横高山・永井山の縦走といった「山の京都」とは正反対の「川の京都」ですね。

いろいろな顔を持った魅力あるトレイルだなぁ。

 

やがて渓谷の幅が広くなり、河原が出現しました。

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この橋を渡ると、落合です。

16時25分でした。

 

そして嵐山へ 旅の終わり

歩きごたえのある清滝渓谷の旅でした。

ここからは一路、嵐山に向かって下るだけ。

そう思って歩き出すと、なんだか急な登りが・・・

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写真では伝わりにくいですが、なかなかの急坂です。

自動車も通りますが、エンジンをウンウン唸らせて登っていく。

しかもこの登りがかなり長い!

頂上の六丁峠まで、20分ぐらいかかってしまい、到着した時には暗くなり始めていました。

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この先は山道はなく安心ですが、ここはあまり気持ちの良いところではありません。

実は、この付近で昔、非常に気味の悪い経験をしたことがあるのです

(その話は、いずれまた)

とにかく、急いで街に降りましょう。

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車が時々通りますが、ヘッドライトをつけています。

一目散に駆け下りて、ようやく集落に到着。16時55分でした。

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このあたりは化野(あだしの)といって、昔は死者を野ざらしにしていた場所で、無縁仏も多かったらしい。

そのせいか、いつ訪れても独特の雰囲気があるような気がします。

ともあれ、これで一安心。

昔のいわれはともかく、街並みはとても美しいです。

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ここを過ぎると、いよいよ嵐山の市街に入っていきます。

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しかしこの頃には、すっかり夜の気配。

山の向こうに、日が沈んでいく・・・。

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冬の日暮れは早い。

桂川の川辺に到着した時には真っ暗に。

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まあ、これも風情のある風景なのですが。

川辺から渡月橋を望んでも、あまり良く見えなくて残念。

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いよいよ、渡月橋をわたります。

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17時45分でした。

ここから終点の阪急嵐山駅まではすぐそこ。

 

(= ´ ω`)ノ  とうちゃくー!

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2日間にわたった京都一周トレイルの旅もこれで終わり。

そしてこれで、2018年のトレイルの旅も終わりです。

2019年は、どんな旅が待っているでしょうか。

人生は楽しい!

  

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

次回は、京都一周トレイルの楽しみ方をご紹介しますね。

行ってみたい!と思った人は読んでみて⤵

ではまた。

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