ロングトレイルの旅   関東ふれあいの道一周

1都6県をつなぐ自然歩道「関東ふれあいの道」1800Kmを一周するりゅうぞうのブログです。

月の砂漠から九十九里浜へ

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(写真「御宿海岸を歩くみち」月の砂漠像)

みなさん、こんにちは。

さて、平成27年の1月22日~23日に旅した千葉編の最終回です。

前回は、初日(22日)に清澄山から下りてきて、おせんころがしから鵜原理想郷まで行ったところまで書きました。

⇩前回の記事はこち

trailtravel8hureai.hatenablog.jp

 

 今回は2日目(1月23日)の旅をご紹介します。

2日目の細部コースです。

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鵜原理想郷の残りを走ると、次の「荒磯のみち」ですが、連結区間が2km少々あります。ここは走ることにします。

「荒磯のみち」はJR勝浦駅がスタートです。海岸沿いに進み、部原バス停ということろでこのコースは終わりです。

次の「御宿海岸を歩くみち」のスタート地点であるJR御宿駅までは、再び連結区間が入ります。ここも走ることにします。

御宿駅からは月の砂漠像を経てメキシコ記念公園、岩船地蔵尊を通りJR浪花駅でゴール。

まだ続きます。

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次の黒潮潮騒を聞くみち」のスタート地点は、またもや連結区間を挟みます。

ここは電車に乗って移動することに。

JR大原駅をスタートしてしばらくすると、九十九里浜の南端部に出ます。

ここから延々、海岸沿いを北上。最後はJR長者町駅で終了です。

ざっくり40km弱ぐらいでしょうか。

それでは、出発しましょう。

トンネル地獄 勝浦へのみち

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 鵜原理想郷に、朝日が昇ってきました。旅も2日目!

12月も末なので寒いですが、いい日の出です。

ビバークで夜をひとり過ごしていると、朝の太陽の光が本当にありがたく感じます。

闇の世界がどんどん追いやられていって、命がよみがえってくる感じ。

元気が湧いてきます。早々にツエルトをたたみ、出発します。7時でした。

 

しばらく行くと、おもしろいトンネルを見つけました。

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トンネルは苦手ですが、このくらいなら、平気です。

というか、楽しいです。

(*´ω`*) ヘーキヘーキ 

 

まだまだ出てきます。

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このトンネルはちょっと苦手な部類ですが、まだ大丈夫。

(;^ω^) ちょっとダッシュします

 

 こんなトンネルをいくつか抜けると、勝浦海中公園に到着しました。

ここは昔、家族で遊びに行った場所です。

まさか、10年以上たった今、走って再訪するとは思いもよらなかったですね。

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ここで少し休憩します。

ザックからパンを取り出し、朝食です。走ると暑くなったので、防寒着を脱ぎます。

再び走り始めますが、まだまだトンネルが連続します。

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結構、手掘り感があります。洞窟探検の雰囲気。

 

しばらく行くと、またもやトンネル。

 右側のトンネルでなくてよかった。

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またまたトンネル。

このトンネルも、ワイルドな雰囲気を出してますね。

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こんな感じで、トンネルを抜け続けると、やがて松部漁港に到着しました。

「理想郷をたずねるみち」のゴールです。

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湾の向こう側に、勝浦の町が見えます。

ここからは、次の「荒磯のみち」へ向かう連結区間になっていて、一般道を通ります。

交通量が多い割には、歩道が途切れたりしていて結構危ない区間です。ここを2kmほど行きます。

勝浦駅には8時半に到着しました。

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左に見切れているのは、ふれあいの道の案内板です。

結構、人目につくいい場所に設置されてますね。

月の砂漠から九十九里へ

勝浦からは、海沿いの集落が並ぶみちを進みます。

このあたりまで来ると、さすがに秘境感はありません。どちらかと言うと旅情感かな。

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 こんな感じで、海沿いに集落が点在していて、それを結ぶように道が続きます。

海を見ながら、走って行きます。

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走っていると、不思議なものを見つけました。

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コイン「ドライヤー」?

(´・ω・)? ドライヤーって何だ?

コインランドリーじゃないの? 乾燥専門なのかな?

なぞを残したまま、旅は続きます。

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こんな感じで、3時間ほど進むと、御宿海岸の月の砂漠像に到着しました。

もちろん童謡「月の砂漠」にちなむ像です。

この砂浜をモチーフに童謡が作詞されたので、ここに像が建てられているそうです。

歌詞は広大な砂漠を歌っているので、すぐそばに海が見える砂浜がモチーフと言われると、ちょっと不思議な感じがしましたね。

 

ここから少し道に迷って、メキシコ記念公園にたどり着きました。

ちょうど12時で、お腹が減って動けなくなってきました。

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この公園の沖合で、1609年にフィリピンからメキシコに向かう船が沈没したらしいです。船にはスペイン領フィリピン総督が乗っていたとのこと。

江戸幕府もビックリの大事件です。

(その後、助かった総督が家康と面会してることからも、事の大きさが伺えます)

生き残って寒さに震える船員たちを、海女さんたちが裸で抱いて温めたそうです。

この像は、その姿をかたどってます。

疲れたので、この像のそばで昼食にします。

でも、ザックに残っているのはチョコレートが少しとソイジョイが1本だけで全然足りません。

あまり元気になりませんでしたが、再び旅を続けます。

 

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さらに1時間ほど走ると、岩船地蔵尊に着きました。

まるで、要塞のように立派です。

地蔵尊の手前で、近所の人たちが何やら集まり、魚を焼いて酒を飲んでました。

空腹MAX状態のぼくにとっては、魚を焼く匂いはかなり危険です。

しかし、ここから2kmほど行けば、浪花駅に着くはずです。

そうすれば、駅前の商店で何か食べるものを買おう!

(゚Д゚;) ガンバレ! 自分!

 

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つきましたよ、浪花駅・・・

 

は?

*1 公衆トイレかと思ったぜ・・・

駅前の商店? どこにあるのHAHAHA

この公衆ト・・・いや、駅から電車に乗って、次の「黒潮潮騒を聞くみち」のスタートである大原駅へ向かいます。

電車で一駅です。

ちなみに、大原駅でパンを買うことができました。

(*´ω`*) ありがとう大原駅

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大原駅から少し歩くと、九十九里の南端に出ます。

湘南とは、また異なる雰囲気をもつ砂浜が続きます。

波が荒くて、野性的な趣がありますね。

この海岸を延々と北上し、16時半にとうとうゴールの長者原駅に到着しました。

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冬の日暮れは早いです。もう夜のたたずまいでした。

レトロな駅舎が「旅の終わり」の情緒を醸し出しています。

2日間にわたる、山から海への旅が終わりました。

 

次回は、九十九里浜を抜けて、再び千葉の内陸部に向かいます。

 

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

よろしければ、コメントや読者登録を頂けると励みになります。

どうぞよろしくお願いします。

 

それでは、また。

(=´ω`)ノ

 

次回の旅はコチラ⤵

trailtravel8hureai.hatenablog.jp

 

*1:;゚Д゚

ふれあいの道の現在地(29.2.19)

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みなさんこんにちは。

さて、現在の関東ふれあいの道一周ですが、現在は栃木県の第3回目です。

2月19日に、東武野州大塚駅を出発して、東武田沼駅までのコースを旅してきました。

青線が今回の旅のルートです。

「麦笛のみち」、「稜線をたどるみち」、「かかしの里・ブドウのみち」そして「松風のみち」の4ルートでした。

今回は、栃木の平地部を抜け、日光へと続く山地部に入っていく変化のある旅でした。

畑の連なる平地部を抜け、

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歴史ある街並みを通り、

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長い石段を登り、

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峠を越えて旅しました。

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この詳細は、また改めてブログ本編で書きますね。

楽しみにしていてください!

 

次回は、栃木県南西部の山地コースを旅する予定です。

時期は、3月の中旬ぐらいに行ければいいと思っているんですが、どうなることやら。

 

まだまだ旅は続きます!

ではまた

(= ´ω`)ノ

 

※ここで使用している全体図は環境省ホームページ「NATS自然大好きクラブ」の地図に手を加えさせていただいています。

NATS 自然大好きクラブ|長距離自然歩道を歩こう!|首都圏自然歩道

 

ふれあいの道の現在地(29.1.28~29)

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みなさんこんにちは。

現在の関東ふれあいの道一周の状況ですが、赤線が1月27日までに旅したルート。

青線が1月28日~29日に旅したルートです。

今回は、栃木県の第2回目になります。

真岡鉄道茂木駅から、東武野州大塚駅までの約100km、7コースを2日にかけて旅しました。

この「関東ふれあいの道一周」は旅のやり方として、「誰でもできる挑戦」をモットーにしているのですが、今回はちょっと諸事情もあり、一晩かけて100kmを走るという計画にしてみました。

⇩旅のやりかたはこちら

trailtravel8hureai.hatenablog.jp

 

 

(*´Д`) 寒かった!

 

今回は、距離こそ長いのですが、ほとんど平地部の舗装道なので、山を行くよりよほど楽です。夜も山に比べると耐えられます。

とは言え、明るいうちはトレイルも通ります。

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富士山にものぼりましたよ。

(ちょっと低いですが)

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SLも見ましたよ。

偶然ですが、すごく近くで見ることができました。

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夕焼けがきれいでした。

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夜も眠らずに走りました。

あたりまえですが、真っ暗です。

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この詳細は、また改めてブログ本編で書きますね。

楽しみにしていてください!

 

まだまだ旅は続きます!

ではまた

(= ´ω`)ノ

 

※ここで使用している全体図は環境省ホームページ「NATS自然大好きクラブ」の地図に手を加えさせていただいています。

NATS 自然大好きクラブ|長距離自然歩道を歩こう!|首都圏自然歩道

 

 

 

 

夕陽と断崖 理想郷をたずねて②

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(写真:鵜原理想郷に設置されていた案内板)

こんにちは、りゅうぞうです。

前回は、清澄寺から山を下り、内浦海岸の砂浜から、おせんころがしの手前の漁村まで旅したところでした。

⇩前回の旅はこち

trailtravel8hureai.hatenablog.jp

 今回は、その続きです。

ちょっと怖い 行川アイランドとおせんころがし

看板が見えてきました。

独特の雰囲気を醸し出してます。

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 JR行川アイランド駅が「海と森をつなぐみち」のゴールです。

次のコース「理想郷をたずねるみち」のスタートは、ここから2駅先のJR鵜原駅になります。今回は電車で移動することを選択。

ところで、ここ行川アイランドは、かつて遊園地があったところですが、すでに営業しておらず廃墟になってます。

そのせいか、ふれあいの道の標示もかなりダークです。

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(;゚Д゚) ううっ・・・

なんか不気味・・・

よくみると国鉄行川アイランドって書いてあるし。

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これが行川アイランドの入り口です。

昔はこのトンネルを子供たちが大喜びで通り抜けたんでしょうが、今はその面影はありません。

柵で閉ざされて、入ることもできません。

周囲は人影もなく、全体的に廃墟が醸し出す独特の雰囲気が漂っていて、まだ明るいのですが不気味な感じがします。

ここ、日が暮れてから到着してたら、ちょっと怖かったかも。

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さて、「おせんころがし」はここから数百メートル海のほうです。

ここです。

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この断崖の上に、おせんの碑が立ってます。

時間があったので、しばらくここに座って海を眺めていました。

むかし、領民を苦しめる欲張りな豪族がいて、それに耐えかねた村人が彼を殺そうとたくらんでいたそうです。それを知った豪族の娘「お仙」が父を諫めるために、ここから身を投げてしまいました。その故事にちなんで、この場所は「おせんころがし」と言われているそうです。

(父の身代わりになって悪代官に突き落とされたという説もあり。「ころがし」ならこちらの説の方が納得)

おせんかわいそう。

そんな悲しい出来事があったせいか、なんだか物寂しい場所です。

あとで知ったのですが、ここでは殺人事件も起きており、心霊スポットらしいです。

(;´Д`) 早く言ってよ!

さて、電車の時間となったので、おせんころがしを後に鵜原理想郷へ向かいます。

 

トンネルを抜けると、そこは理想郷

鵜原駅に到着したのは、陽も暮れかかる頃でした。

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電車が行ってしまうと、あたりの静けさが身に沁みます。

駅を出ると、鵜原の集落です。

路地を抜けると、海が目の前に見えてきました。

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 ぼくは海のそばに住んだことはないのですが、それでもどこか懐かしい感じがする、ノスタルジックな風景です。

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集落を抜けて、海沿いに歩いていくと、いよいよ鵜原理想郷への入り口です。目の前に険しい高台と断崖が見えています。

大正時代にここを別荘地とする計画があり、理想郷と呼ばれるようになったらしいです。多くの文人墨客が愛した風光明媚な地で、三島由紀夫与謝野晶子も訪れたとのこと。

しかし、理想郷に入るにはちょっとした試練が必要でした。

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Σ(゚Д゚) トンネル!

しかも、狭い!

「うわー、やだなー、通りたくないなー」と思いますが、しかたがない。

まっすぐ立つと全く通れない高さなので、腰をかがめて通ります。

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もう、早く抜けたい一心です。

でも、本当に狭い! これも夜だと通るのに相当覚悟がいると思いました。

何かの拍子で電気が消えたら、とか、後ろから(すばやい)何かが来たら、とか考えると、もうダメですね。

で、こんな感じのトンネルが数本あって、そこを通り抜けると理想郷です。

まるで通過儀礼です。

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 トンネルも終わり、高台に出ます。

高台の上に迷路のような森があり、そこを抜けると、リアス式の複雑な海岸線と、そびえたつ断崖が続く絶景が広がっていました。

そして、夕陽が沈んでいきます。

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れいです。

言葉が出ません。

いつも感じるのは、ほんとうにこの世界は、美しいということです。

そして、その美しさを、いかに今まで見過ごしてきたり、無視したりしてきたかということも感じます。

例えこの世の果てまで行かなくても、美しい世界はすぐ身近にあって、ただそれに気づいていないだけなんだと思います。

ふれあいの道一周を始めて、そのあたりまえの事実を改めて感じました。

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やがて、陽は沈み、岬の反対側から、大きな満月が昇ってきました。

地球の丸さを感じます。

月を見ながら、夕食をとることにしました。

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ランチョンミート・ステーキです。

(*´ω`*) なかなかうまい

 

この後、宿営地に移動して、ツェルトでぐっすり眠りました。

 

さて、翌日の朝からは、鵜原理想郷を後にして、九十九里浜まで向かいます。

次回はこの旅について書きますね。

 

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

よろしければ、コメントや読者登録を頂けると励みになります。どうぞよろしくお願いします。

それでは、また。

(= ´ω`)ノ 

 

次回の旅はコチラ⤵

trailtravel8hureai.hatenablog.jp

 

ネコの日(2月22日)なので旅ネコ

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聞くところによると、2月22日はネコの日らしいです。

2(ニャー)月、22(ニャーニャー)日にちなむとのこと。

(* ´ω`*)  なにそれかわいい・・・

ということで、今回はネコの日にちなんで旅ネコ特集です。

前にも同じようなのやったけど、何度でもやります!

(ふれあいの道とあまり関係ないけど、ネコが好きなので・・・)

⇩前回のネコ記事はこちら

trailtravel8hureai.hatenablog.jp

 

トップ写真は千葉の「三浦・岩礁のみち」で出会ったネコです。

ちなみに、彼は怒っているのではなく、喜んでます。(ホントです)

 

さて、ネコの日は2が3つも並んでます。

というわけで、今回の旅ネコ特集は2をテーマに、旅で出会ったペア・カップルをご紹介することにしたいと思います。

まずはこちら。

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 この美ネコ兄弟(?)は、栃木県の「麦笛のみち」で見つけました。

振り返っている方は「なんだお前?」って感じでぼくを見てます。

ネコはやっぱり警戒心が強くて、なかなか写真を撮るのも難しいです。

「世界ネコ歩き」の岩合光昭さんは、どこに行ってもネコと仲良くなってバッチリ撮影してるけど、ほんとにすごいなあ。

(弟子になりたい・・・)

 

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これは筑波山口のバス停にいた親子です。

お母さんはぼくの方を少し気にしてますが、子どものほうは無警戒ですね。

もうだいぶ体が大きい子ネコですが、ずいぶん甘えん坊のようです。

 

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これは神奈川県の「三浦・岩礁のみち」のとある漁港でみかけたペアです。

⇩「三浦・岩礁のみち」の旅はこちら

trailtravel8hureai.hatenablog.jp

 この直後、なぜかクロは後頭部にブチのパンチを食らっていました。

(;゚Д゚) 何があったの?

 

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こちらは、茨城県の「筑波連山縦走のみち(2)」で出会ったサバトラたちです。

そっくり兄弟だなー、と思っていたら

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じつはそっくり3兄弟(姉妹?)でした。

ちょっと写真がブレてますが、わかりますよね?

 

最後は、千葉県の「伊藤佐千夫のみち」で見かけた異色カップルです。

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この二人は、他人じゃなくて、一緒に散歩してるようなんです。

ご主人は、イヌと一緒に歩いているおばさんです。

おばさんは、ネコにも声をかけながら、歩いてましたから、たぶんそうなんだと思います。

まあ、ネコはあまり言うことを聞かず、あっち行ったりしてましたが。

イヌも大きいですが、ネコもなかなかの巨体です。

きっと、うまいものいっぱい食べて、可愛がられてるんでしょうね。

 

いかがでしたでしょうか。

関東ふれあいの道に関して、何一つためになる情報はありませんでしたが、個人的趣味により、またやりますね動物特集。

どうぞご期待ください。

 

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

よろしければ、コメントや読者登録を頂けると嬉しいです!

 

ではまた。

(=´ω`)ノ

 

 

ふたたび海へ 理想郷をたずねて①

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(「理想郷を訪ねるみち」鵜原理想郷からの夕暮れ)

こんにちは、りゅうぞうです。

前回は、房総の山を横断して、太平洋まで出るつもりだったんですが、途中の清澄寺で暑さにやられてダウン。

千葉の山の秘境っぷりがまた、すごかったです。

⇩前回の旅はこちら。 

trailtravel8hureai.hatenablog.jp

 というわけで、遠路はるばる電車とバスを乗り継いで、前回終了地点の清澄寺からスタートです。

自宅を出たのが5時半ぐらい、到着したのが9時29分。

ほぼ4時間かかりましたよ、ハイ。

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今回のルートはこれです。

清澄山を東に太平洋に下り、そこから海岸沿いに勝浦を経て九十九里浜の南端まで。

途中ビバークを入れて2日間の旅です。

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これが1日目のルートです。

清澄寺から内浦山県民の森まで「アジサイのみち」、そこからおせんころがしまでの「海と森をつなぐみち」を通り、そこから電車移動して「理想郷をたずねるみち」で終了。

2日目のルートは、また改めて詳しく紹介しますね。

今回は、山あり海ありのダイナミックなコースです。

なかでも楽しみにしているのが鵜原理想郷」!

理想郷っていうぐらいだから、天国みたいなところに違いない!

( * ´Д`) ハアハア・・・

もう心が騒ぎます! いや、よこしまな気持ちはありませんよ。

で、出発したんですが、前回の旅が8月22~23日だったのに、今回の旅はなんと、4カ月後の平成27年12月22~23日となりました

もう年の瀬です。

熱中症の記事を書いた次が、もう冬になってるって、なんだか強引なストーリー展開のようで、とても気が引けます。

来年はもっと頑張って旅しようと誓うのでした。

一気に海へ! 秘境をあとに

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さて、新幹線なら大阪まで余裕で行ける時間をかけて、ようやく到着しましたJR安房小湊駅。なんだか公民館のような雰囲気です。

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 ここから、バスに乗って清澄寺まで。

バスといっても、ワンボックスカーです。

運転手さんに「九十九里まで行くんです」って言ったら、「うへぇ!」と反応が返ってきました。

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20分ほどで清澄寺バス停に到着です。

ここは知る人ぞ知る、極真空手発祥の地らしい。なんでも、大山倍達がここで一年半にわたり山籠もり修行をしたそうです。

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清澄寺はなかなか立派なお寺です。

1200年ぐらい前に「不思議法師」という素性不明のお坊さんがやってきて、開山したそうです。またここは、日蓮上人が日蓮宗を開いたお寺でもあります。

もともとは、もっと山奥の元清澄山(前回アップダウンがきつくてバテたあたり)にお寺があったそうです。たしかに不思議法師が現れそうな秘境でしたね。

ちょっと境内に入って、お参りして、スタートします。

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前回の秘境ムードとは異なり、明るく開けたトレイルです。

林道なので、人の気配もあります。

下り基調ということもあり、快調に走って行きます。

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海が見えてきました。

神奈川編でもこういう景色を見ましたが、山の間から輝く海が見えると、心が躍りますね。ぼくの大好きな景色の一つです。

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 そうこうするうちに、「アジサイのみち」の終点の内浦山県民の森に到着です。

8km弱を1時間ほどで進んだので、だいぶ時間の余裕もできました。前回の熱中症ふらふら状態とは全く違う快調ぶりです。

まあ、もう冬になりましたからね・・・

ここから先は、しっかりした舗装道を下って、先ほどの安房小湊の町まで一気に下り降ります。

秘境とも、いよいよお別れです。

終わりとなると、やっぱりちょっと寂しい。

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4kmほど続く、ながーい下りを進むと、ようやく海のほとりに出ました。

始まります 海の千葉

さて、ここからは海沿いにJR行川アイランド駅まで進み、そこから電車で鵜原理想郷へ向かいます。

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まずは、安房小湊の内浦湾沿いに走ります。ここの内浦海岸は神奈川編を思い出させる砂浜です。

⇩砂浜を走る神奈川の旅はこち

trailtravel8hureai.hatenablog.jp

 やっぱり、海はいつ来ても開放感がありますね。

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今回の旅で、印象に残った光景がこれです。

砂浜を走っていると、波打ち際でキャーキャーとはしゃいでいる女性4人を見かけました。よく見ると、だいぶ年配のご婦人たちでした。

まるで女子高生のように、無邪気に会話しています。女学生時代の友達でしょうか。

もしかすると、何年ぶりかで一緒に旅行に来たのかもしれません。

彼女たちにとっても忘れられない旅があったのかも、そんなことを想像しながら、ぼくは4人の影を見ていました。

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やがて砂浜は終わり、誕生寺という日蓮上人が生まれたというお寺に到着します。

お寺の裏に高台へ登るみちが通じていて、そこを登っていくと、トンネルがありました。

そこを抜けると、今度は先ほどまでの優しい砂浜とは打って変わった、荒々しい断崖のみちが続いていました。

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このみちを1kmほど行くと、小さな漁村がありました。

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 少し集落のほうに降りてみます。

急な崖沿いに、家がへばりつくように建てられていて、それらが階段と路地で迷路のように結ばれています。

そして、漁港と言えば、ネコです。いたるところにネコが歩いたり、寝ていたりして、ネコ好きのぼくとしてはもうウキウキです。

(*´ω`*) ここが理想郷?

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この美猫一家は、別の記事でも紹介しましたね。

⇩ネコや動物たちの記事はこち

trailtravel8hureai.hatenablog.jp

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ネコに心を癒されながら、漁村を散歩しました。

さて、ここを過ぎると、「海と森をつなぐみち」のゴールとなる「おせんころがし」と行川アイランドはすぐそこです。

おせんころがし、なんだか気になる地名です。

この続きは、次回の「理想郷をたずねて ②」で書くことにしますね。

 

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

よろしければ、コメントや読者登録いただけると嬉しいです!

(まだ、コメントゼロなんですさびしい・・・読者登録もお待ちしています!)

 

ではまた。

(= ´ω`)ノ 

 

次回の旅はコチラ⤵

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ふらふらで終了 秘境です千葉の山②

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(「モミ・ツガのみち」金山ダムの吊り橋)

こんにちは、りゅうぞうです。

さて、豊英湖近くのキャンプ場でビバークし、2日目の朝です。

⇩今回のルートと1日目のてんまつ

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 今日もいい天気になりそうです。

というか、かなり暑くなりそう!

キャンプ場を朝の5時半に出発しましたが、早くも猛暑の予感です。

今日は、清住山を越えて太平洋岸まで出る、約40kmを行く予定ですが、1日目に暑さにやられた身としては、ちょっと不安・・・

暑いです、滝のあるみち

キャンプ場を出発したのち、早くもルートを間違えてしまい、昨日の山から下ってきた道のほうに行ってしまいます。

このせいで、計画では10分ほどで到着する予定だった大滝まで、1時間もかかってしまいました。

(; ・`д・´) 早くもピンチの予感

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大滝はここを下るみたいですが、やめときます。

大滝を過ぎると、舗装林道からトレイルに入っていきます。

いきなり急です。

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この岩を削った階段が、昨日に引き続き秘境ゾーンのはじまりを物語っています。

で、その通りになりました。

何度も言うようですが、標高は全然ないんですよね。

せいぜい300mぐらい。

でも、岩場あり、細尾根あり。そして、延々と続くアップダウン。

ここから「滝のあるみち」ゴールの香木原バス停までは5kmぐらいしかないんですが、いくら進んでも着かない!

何度も木陰を見つけては、ザックを下ろし、Tシャツを脱いで体温を下げないと苦しい。

やっぱり、昨日の疲労が抜けていないみたいです。

(´Д`) アカン・・・

 何とかバス停まで行けば、自動販売機があるはず!

「そしたら、冷たいコーラを一気に・・・」またもや妄想が頭の中をぐるぐるします。

しかしもう、いつものパターンなので、だいたい予想できますよね。

そうです、バス停には何もありませんでした・・・

あなどれません、関東ふれあいの道

すると、ゴルフ場の看板を見つけました。すこし道から離れますが、ゴルフ場のクラブハウスなら、自販機があるはず!

ということで、15分ほど歩いて立派なクラブハウスに突入。

汗まみれでザックを背負っているぼくは、ハイソ(死語)なゴルフ場には全く場違いでしたが、受付のお姉さんは、咎めることもなく笑ってぼくを見送ってくれました。

(*´ω`*) ありがとうお姉さん

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 コーラ2本を一気に飲んですこし生き返ったので、再び旅を続けます。

ここからは、しばし連結区間鴨川有料道路を通ります。

有料道路なので、高速道路みたいに入ることができないのかと心配してましたが、料金所があるほかは普通の道路でした。

料金所のおじさんに挨拶して通ります。

金山ダムから清澄寺へ、そして力尽きる・・・

 2kmほど鴨川有料道路を南へ走ると、「モミ・ツガのみち」のスタート地点となる金山ダムバス停に到着します。

ここから、このルートのゴールとなる清澄寺までは13.5km。再び山越えです。

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バス停から山のほうへ向かって進んでいくと、すぐに金山ダムです。

吊り橋がかかっていて、その先には深い緑に覆われた山が。

この橋を渡って、しばらくダム湖沿いに走り、そして再び山の中に入っていきます。

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昨日と同じく、急なアップダウンの連続です。

とにかく、これが地味にこたえます。

苦労して登ったと思ったら、また下り。貯金を一瞬で失うこの無力感・・・

また登り、また下り、そしてまた登り。

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せっかく登ったのに、またもや下り・・・

最初のうちは、下りだけでも走ってたんですが、10回ぐらいアップダウンを繰り返すと、もうその気力すらなくなりましたよ、ハイ。

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ちょっと広くなってるところで、倒れるように休憩。

靴と靴下を脱いで、Tシャツも脱ぐ。

なんだか、軽い熱中症みたいな感じになってきた。

 

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 そしてまた、登った苦労を全て帳消しにする急な下り。

もうやめて・・・

しかし、ものごとには、いつか終わりが来るもので、とうとう元清住山に到着しました。

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もう何時だったか覚えていません。

ここから「モミ・ツガのみち」のゴールとなる清澄寺までは、トレイルで約8km。

本当は、清澄寺からさらに20kmぐらい走って海まで出るつもりでしたが、もうその気力は残っていませんでした。

((;´Д`) グスン

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なんとか、清澄寺まで向かうことにします。

途中、キノコが輪になって会議をしておりました。

悲しい気持ちが少し癒されました。

 

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そしてなんとか、ゴール地点のバス停まで到着。

もう、ふらふら。

ということで、次回は、こんな山奥から再開しなくてはならなくなりました。

しかし、ちょっと、千葉の山を甘く見ていました。あなどれない秘境です。

果たして、また戻ってこれるのか?

 

次回は、清澄寺から、勝浦を経て九十九里浜を目指します。

最後まで読んでいただいてありがとうございました。

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ではでは。

(= ´ω`)ノ

 

次回の旅はコチラ⤵

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