灯台のあるみち 九十九里から笠森寺 ①
みなさん、こんにちは。
今回は千葉編の第3回目、九十九里浜から千葉の内陸に入っていく旅をお話します。
前回は、2日かけて、南房総の山地から太平洋岸に下り、鵜原理想郷から九十九里の南端にかけて旅しました。
⇩前回の旅はこちら
trailtravel8hureai.hatenablog.jp
徐々に、千葉県のもつ奥深さに気付き始めてきたところです。
山は標高こそないけれど秘境、海は断崖あり、長い砂浜あり。なかなかあなどれない強県(?)です。そんな千葉県の、知られざる側面を垣間見れた前回までの旅でした。
今回の全体像はこちら。
こう見ると、だいぶ進んだような気がしますね。
しかし、千葉県は長いなー
今回の細部ルートは以下の通りです。
前回終了したJR長者町駅からスタートし、海岸沿いにJR東浪見(とらみ)駅まで。これが「九十九里の砂を踏みしめて歩くみち」11.9kmです。
東浪見駅からは「大海原を望めるみち」です。内陸部に入り、睦沢公民館入口バス停までの11.3kmになります。
睦沢公民館入口バス停からは「先住民の歩いたみち」です。ここは古墳が点在しているルートです。距離は9.5km。
その後、中之台バス停からは「観音様のみち」、12.5km。ここは山越えです。ゴールは坂東31番霊場であり名刹の笠森寺になります。
ということで、今回は4コース、約45km。
平地、舗装道が多いのですが、気になるのは最後で山の中に入ることですね。
(´・ω・`)
山の中で暗くなるかも・・・
夜の山には何度も一人で入っていますが、やっぱり明るい山の方がいいです。
ちょっと急ぎ目で行こう、と決心して出発しました。
平成28年1月10日のことです。
灯台と砂浜をめぐる
またまたやってきました、JR長者町駅です。
自宅を5時前に出発し、8時15分に到着しました。
なんど見ても、レトロでかわいい駅舎です。
駅を後にして、しばらく長者町の集落を通ります。
どの家も立派な生垣に囲まれています。
(*´ω`) さすが長者の町
まるで迷路のような街並みを抜けて行きます。
しばらくすると、広々とした夷隅(いすみ)川の河口に出ました。
いい天気です。
川の向こうから、潮の香りがしてきました。
川沿いに海まで出て、そこから海岸沿いに北上します。ここは九十九里浜ですが、河口付近は険しい崖になっています。
崖に続く高台を登り、樹木のトンネルを抜けると、白亜の太東崎灯台が立っています。
灯台の周辺は少し開けていて、売店や休憩所がありました。
まだ9時半ですが、売店ではおじさんが何人か集まって楽しそうにお酒を飲んでいます。空気が開放感であふれていました。
ぼくも一休みします。
太平洋が一望。
いい天気です。
昼寝でもしたくなる気分ですが、まだまだ道のりは遠いので、名残惜しいですが灯台を後にします。
10分ほど走ると、太東崎に出ました。
そして、海沿いをひた走ります。
そして、起伏に富んだ断崖が徐々に平らになってゆき、砂浜が続くようになります。
九十九里浜です。
ここからは、砂浜を走ります。
途中、たくさんの人がサーフィンを楽しんでいました。
実は、この海岸が終わると、これから先、ふれあいの道一周で海を見ることはありません。
ここからは、千葉の内陸部に入り、それから茨城県、栃木県と続きますが、海に面したルートはもうないのです。
ちょっと寂しくなります。できるだけ、砂浜を踏みしめ、水平線を目に焼き付けて進みました。
波打ち際を数キロ走ると、いよいよ内陸部にコースをとり、JR東浪見駅に到着しました。11時を少し過ぎたぐらいでした。
まるで、普通の家の玄関のように見えますが、東浪見駅です。
売店がない?
(^ω^メ) もう慣れました大丈夫です
千葉の田園地帯をゆく
さて、ここからは海岸線から離れて内陸部へ。
東浪見駅を後にすると、まずはちょっとした丘陵部を越えていきます。
グンダリ山というかっこいい名前です。
このあたり一帯は、古くから神域として保護されている原生林があり、南方と北方系の植物が同居する貴重な地域らしいです。
洞庭湖というのは、中国の有名な湖です。
それにちなんでつけられた名前らしいのですが、ちょっと名前負けかな。
で、ここを過ぎると、田園地帯に入ります。
日本の田舎って感じですね。
子供の頃、よく見た風景です。
低い里山を越えると、集落と田んぼ。
そしてまた里山を越えて、隣の集落へ。
さっきまでの海岸線沿いとは異なり、のどかな田園地帯が続きます。
と、油断してたら・・・
またもや現れるトンネル。
Σ(゚Д゚) しかも洞窟タイプ・・・
そうこうしながら、13時半には「大海原を望めるみち」は終了。
(そういえば、このルート大海原は見えなかった気が。逆に走れば見えるのかな?)
お腹が減ったので、道路沿いにみつけたうまそうな店でお昼ご飯にします。
(*´ω`*) カツ丼うまかったです。
腹ごしらえも終わったので、のこる「先住民が歩いたみち」「観音様のみち」に向かいます。
しかし、この後、この穏やかな旅が一転・・・!!
この続きは次回に書きますね。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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(`・ω・´) キリッ
それでは、また。
次回の旅はコチラ⤵
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月の砂漠から九十九里浜へ
(写真「御宿海岸を歩くみち」月の砂漠像)
みなさん、こんにちは。
さて、平成27年の1月22日~23日に旅した千葉編の最終回です。
前回は、初日(22日)に清澄山から下りてきて、おせんころがしから鵜原理想郷まで行ったところまで書きました。
⇩前回の記事はこちら
trailtravel8hureai.hatenablog.jp
今回は2日目(1月23日)の旅をご紹介します。
2日目の細部コースです。
鵜原理想郷の残りを走ると、次の「荒磯のみち」ですが、連結区間が2km少々あります。ここは走ることにします。
「荒磯のみち」はJR勝浦駅がスタートです。海岸沿いに進み、部原バス停ということろでこのコースは終わりです。
次の「御宿海岸を歩くみち」のスタート地点であるJR御宿駅までは、再び連結区間が入ります。ここも走ることにします。
御宿駅からは月の砂漠像を経てメキシコ記念公園、岩船地蔵尊を通りJR浪花駅でゴール。
まだ続きます。
次の「黒潮の潮騒を聞くみち」のスタート地点は、またもや連結区間を挟みます。
ここは電車に乗って移動することに。
JR大原駅をスタートしてしばらくすると、九十九里浜の南端部に出ます。
ここから延々、海岸沿いを北上。最後はJR長者町駅で終了です。
ざっくり40km弱ぐらいでしょうか。
それでは、出発しましょう。
トンネル地獄 勝浦へのみち
鵜原理想郷に、朝日が昇ってきました。旅も2日目!
12月も末なので寒いですが、いい日の出です。
ビバークで夜をひとり過ごしていると、朝の太陽の光が本当にありがたく感じます。
闇の世界がどんどん追いやられていって、命がよみがえってくる感じ。
元気が湧いてきます。早々にツエルトをたたみ、出発します。7時でした。
しばらく行くと、おもしろいトンネルを見つけました。
トンネルは苦手ですが、このくらいなら、平気です。
というか、楽しいです。
(*´ω`*) ヘーキヘーキ
まだまだ出てきます。
このトンネルはちょっと苦手な部類ですが、まだ大丈夫。
(;^ω^) ちょっとダッシュします
こんなトンネルをいくつか抜けると、勝浦海中公園に到着しました。
ここは昔、家族で遊びに行った場所です。
まさか、10年以上たった今、走って再訪するとは思いもよらなかったですね。
ここで少し休憩します。
ザックからパンを取り出し、朝食です。走ると暑くなったので、防寒着を脱ぎます。
再び走り始めますが、まだまだトンネルが連続します。
結構、手掘り感があります。洞窟探検の雰囲気。
しばらく行くと、またもやトンネル。
右側のトンネルでなくてよかった。
またまたトンネル。
このトンネルも、ワイルドな雰囲気を出してますね。
こんな感じで、トンネルを抜け続けると、やがて松部漁港に到着しました。
「理想郷をたずねるみち」のゴールです。
湾の向こう側に、勝浦の町が見えます。
ここからは、次の「荒磯のみち」へ向かう連結区間になっていて、一般道を通ります。
交通量が多い割には、歩道が途切れたりしていて結構危ない区間です。ここを2kmほど行きます。
勝浦駅には8時半に到着しました。
左に見切れているのは、ふれあいの道の案内板です。
結構、人目につくいい場所に設置されてますね。
月の砂漠から九十九里へ
勝浦からは、海沿いの集落が並ぶみちを進みます。
このあたりまで来ると、さすがに秘境感はありません。どちらかと言うと旅情感かな。
こんな感じで、海沿いに集落が点在していて、それを結ぶように道が続きます。
海を見ながら、走って行きます。
走っていると、不思議なものを見つけました。
コイン「ドライヤー」?
(´・ω・)? ドライヤーって何だ?
コインランドリーじゃないの? 乾燥専門なのかな?
なぞを残したまま、旅は続きます。
こんな感じで、3時間ほど進むと、御宿海岸の月の砂漠像に到着しました。
もちろん童謡「月の砂漠」にちなむ像です。
この砂浜をモチーフに童謡が作詞されたので、ここに像が建てられているそうです。
歌詞は広大な砂漠を歌っているので、すぐそばに海が見える砂浜がモチーフと言われると、ちょっと不思議な感じがしましたね。
ここから少し道に迷って、メキシコ記念公園にたどり着きました。
ちょうど12時で、お腹が減って動けなくなってきました。
この公園の沖合で、1609年にフィリピンからメキシコに向かう船が沈没したらしいです。船にはスペイン領フィリピン総督が乗っていたとのこと。
江戸幕府もビックリの大事件です。
(その後、助かった総督が家康と面会してることからも、事の大きさが伺えます)
生き残って寒さに震える船員たちを、海女さんたちが裸で抱いて温めたそうです。
この像は、その姿をかたどってます。
疲れたので、この像のそばで昼食にします。
でも、ザックに残っているのはチョコレートが少しとソイジョイが1本だけで全然足りません。
あまり元気になりませんでしたが、再び旅を続けます。
さらに1時間ほど走ると、岩船地蔵尊に着きました。
まるで、要塞のように立派です。
地蔵尊の手前で、近所の人たちが何やら集まり、魚を焼いて酒を飲んでました。
空腹MAX状態のぼくにとっては、魚を焼く匂いはかなり危険です。
しかし、ここから2kmほど行けば、浪花駅に着くはずです。
そうすれば、駅前の商店で何か食べるものを買おう!
(゚Д゚;) ガンバレ! 自分!
つきましたよ、浪花駅・・・
は?
*1 公衆トイレかと思ったぜ・・・
駅前の商店? どこにあるのHAHAHA
この公衆ト・・・いや、駅から電車に乗って、次の「黒潮の潮騒を聞くみち」のスタートである大原駅へ向かいます。
電車で一駅です。
ちなみに、大原駅でパンを買うことができました。
(*´ω`*) ありがとう大原駅
大原駅から少し歩くと、九十九里の南端に出ます。
湘南とは、また異なる雰囲気をもつ砂浜が続きます。
波が荒くて、野性的な趣がありますね。
この海岸を延々と北上し、16時半にとうとうゴールの長者原駅に到着しました。
冬の日暮れは早いです。もう夜のたたずまいでした。
レトロな駅舎が「旅の終わり」の情緒を醸し出しています。
2日間にわたる、山から海への旅が終わりました。
次回は、九十九里浜を抜けて、再び千葉の内陸部に向かいます。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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どうぞよろしくお願いします。
それでは、また。
(=´ω`)ノ
次回の旅はコチラ⤵
trailtravel8hureai.hatenablog.jp
*1:;゚Д゚
ふれあいの道の現在地(29.2.19)
みなさんこんにちは。
さて、現在の関東ふれあいの道一周ですが、現在は栃木県の第3回目です。
2月19日に、東武野州大塚駅を出発して、東武田沼駅までのコースを旅してきました。
青線が今回の旅のルートです。
「麦笛のみち」、「稜線をたどるみち」、「かかしの里・ブドウのみち」そして「松風のみち」の4ルートでした。
今回は、栃木の平地部を抜け、日光へと続く山地部に入っていく変化のある旅でした。
畑の連なる平地部を抜け、
歴史ある街並みを通り、
長い石段を登り、
峠を越えて旅しました。
この詳細は、また改めてブログ本編で書きますね。
楽しみにしていてください!
次回は、栃木県南西部の山地コースを旅する予定です。
時期は、3月の中旬ぐらいに行ければいいと思っているんですが、どうなることやら。
まだまだ旅は続きます!
ではまた
(= ´ω`)ノ
※ここで使用している全体図は環境省ホームページ「NATS自然大好きクラブ」の地図に手を加えさせていただいています。
NATS 自然大好きクラブ|長距離自然歩道を歩こう!|首都圏自然歩道
ふれあいの道の現在地(29.1.28~29)
みなさんこんにちは。
現在の関東ふれあいの道一周の状況ですが、赤線が1月27日までに旅したルート。
青線が1月28日~29日に旅したルートです。
今回は、栃木県の第2回目になります。
真岡鉄道茂木駅から、東武野州大塚駅までの約100km、7コースを2日にかけて旅しました。
この「関東ふれあいの道一周」は旅のやり方として、「誰でもできる挑戦」をモットーにしているのですが、今回はちょっと諸事情もあり、一晩かけて100kmを走るという計画にしてみました。
⇩旅のやりかたはこちら
trailtravel8hureai.hatenablog.jp
(*´Д`) 寒かった!
今回は、距離こそ長いのですが、ほとんど平地部の舗装道なので、山を行くよりよほど楽です。夜も山に比べると耐えられます。
とは言え、明るいうちはトレイルも通ります。
富士山にものぼりましたよ。
(ちょっと低いですが)
SLも見ましたよ。
偶然ですが、すごく近くで見ることができました。
夕焼けがきれいでした。
夜も眠らずに走りました。
あたりまえですが、真っ暗です。
この詳細は、また改めてブログ本編で書きますね。
楽しみにしていてください!
まだまだ旅は続きます!
ではまた
(= ´ω`)ノ
※ここで使用している全体図は環境省ホームページ「NATS自然大好きクラブ」の地図に手を加えさせていただいています。
NATS 自然大好きクラブ|長距離自然歩道を歩こう!|首都圏自然歩道
夕陽と断崖 理想郷をたずねて②
(写真:鵜原理想郷に設置されていた案内板)
こんにちは、りゅうぞうです。
前回は、清澄寺から山を下り、内浦海岸の砂浜から、おせんころがしの手前の漁村まで旅したところでした。
⇩前回の旅はこちら
trailtravel8hureai.hatenablog.jp
今回は、その続きです。
ちょっと怖い 行川アイランドとおせんころがし
看板が見えてきました。
独特の雰囲気を醸し出してます。
JR行川アイランド駅が「海と森をつなぐみち」のゴールです。
次のコース「理想郷をたずねるみち」のスタートは、ここから2駅先のJR鵜原駅になります。今回は電車で移動することを選択。
ところで、ここ行川アイランドは、かつて遊園地があったところですが、すでに営業しておらず廃墟になってます。
そのせいか、ふれあいの道の標示もかなりダークです。
(;゚Д゚) ううっ・・・
なんか不気味・・・
これが行川アイランドの入り口です。
昔はこのトンネルを子供たちが大喜びで通り抜けたんでしょうが、今はその面影はありません。
柵で閉ざされて、入ることもできません。
周囲は人影もなく、全体的に廃墟が醸し出す独特の雰囲気が漂っていて、まだ明るいのですが不気味な感じがします。
ここ、日が暮れてから到着してたら、ちょっと怖かったかも。
さて、「おせんころがし」はここから数百メートル海のほうです。
ここです。
この断崖の上に、おせんの碑が立ってます。
時間があったので、しばらくここに座って海を眺めていました。
むかし、領民を苦しめる欲張りな豪族がいて、それに耐えかねた村人が彼を殺そうとたくらんでいたそうです。それを知った豪族の娘「お仙」が父を諫めるために、ここから身を投げてしまいました。その故事にちなんで、この場所は「おせんころがし」と言われているそうです。
(父の身代わりになって悪代官に突き落とされたという説もあり。「ころがし」ならこちらの説の方が納得)
おせんかわいそう。
そんな悲しい出来事があったせいか、なんだか物寂しい場所です。
あとで知ったのですが、ここでは殺人事件も起きており、心霊スポットらしいです。
(;´Д`) 早く言ってよ!
さて、電車の時間となったので、おせんころがしを後に鵜原理想郷へ向かいます。
トンネルを抜けると、そこは理想郷
鵜原駅に到着したのは、陽も暮れかかる頃でした。
電車が行ってしまうと、あたりの静けさが身に沁みます。
駅を出ると、鵜原の集落です。
路地を抜けると、海が目の前に見えてきました。
ぼくは海のそばに住んだことはないのですが、それでもどこか懐かしい感じがする、ノスタルジックな風景です。
集落を抜けて、海沿いに歩いていくと、いよいよ鵜原理想郷への入り口です。目の前に険しい高台と断崖が見えています。
大正時代にここを別荘地とする計画があり、理想郷と呼ばれるようになったらしいです。多くの文人墨客が愛した風光明媚な地で、三島由紀夫や与謝野晶子も訪れたとのこと。
しかし、理想郷に入るにはちょっとした試練が必要でした。
Σ(゚Д゚) トンネル!
しかも、狭い!
「うわー、やだなー、通りたくないなー」と思いますが、しかたがない。
まっすぐ立つと全く通れない高さなので、腰をかがめて通ります。
もう、早く抜けたい一心です。
でも、本当に狭い! これも夜だと通るのに相当覚悟がいると思いました。
何かの拍子で電気が消えたら、とか、後ろから(すばやい)何かが来たら、とか考えると、もうダメですね。
で、こんな感じのトンネルが数本あって、そこを通り抜けると理想郷です。
まるで通過儀礼です。
トンネルも終わり、高台に出ます。
高台の上に迷路のような森があり、そこを抜けると、リアス式の複雑な海岸線と、そびえたつ断崖が続く絶景が広がっていました。
そして、夕陽が沈んでいきます。
きれいです。
言葉が出ません。
いつも感じるのは、ほんとうにこの世界は、美しいということです。
そして、その美しさを、いかに今まで見過ごしてきたり、無視したりしてきたかということも感じます。
例えこの世の果てまで行かなくても、美しい世界はすぐ身近にあって、ただそれに気づいていないだけなんだと思います。
ふれあいの道一周を始めて、そのあたりまえの事実を改めて感じました。
やがて、陽は沈み、岬の反対側から、大きな満月が昇ってきました。
地球の丸さを感じます。
月を見ながら、夕食をとることにしました。
ランチョンミート・ステーキです。
(*´ω`*) なかなかうまい
この後、宿営地に移動して、ツェルトでぐっすり眠りました。
さて、翌日の朝からは、鵜原理想郷を後にして、九十九里浜まで向かいます。
次回はこの旅について書きますね。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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それでは、また。
(= ´ω`)ノ
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ネコの日(2月22日)なので旅ネコ
聞くところによると、2月22日はネコの日らしいです。
2(ニャー)月、22(ニャーニャー)日にちなむとのこと。
(* ´ω`*) なにそれかわいい・・・
ということで、今回はネコの日にちなんで旅ネコ特集です。
前にも同じようなのやったけど、何度でもやります!
(ふれあいの道とあまり関係ないけど、ネコが好きなので・・・)
⇩前回のネコ記事はこちら
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トップ写真は千葉の「三浦・岩礁のみち」で出会ったネコです。
ちなみに、彼は怒っているのではなく、喜んでます。(ホントです)
さて、ネコの日は2が3つも並んでます。
というわけで、今回の旅ネコ特集は2をテーマに、旅で出会ったペア・カップルをご紹介することにしたいと思います。
まずはこちら。
この美ネコ兄弟(?)は、栃木県の「麦笛のみち」で見つけました。
振り返っている方は「なんだお前?」って感じでぼくを見てます。
ネコはやっぱり警戒心が強くて、なかなか写真を撮るのも難しいです。
「世界ネコ歩き」の岩合光昭さんは、どこに行ってもネコと仲良くなってバッチリ撮影してるけど、ほんとにすごいなあ。
(弟子になりたい・・・)
これは筑波山口のバス停にいた親子です。
お母さんはぼくの方を少し気にしてますが、子どものほうは無警戒ですね。
もうだいぶ体が大きい子ネコですが、ずいぶん甘えん坊のようです。
これは神奈川県の「三浦・岩礁のみち」のとある漁港でみかけたペアです。
⇩「三浦・岩礁のみち」の旅はこちら
trailtravel8hureai.hatenablog.jp
この直後、なぜかクロは後頭部にブチのパンチを食らっていました。
(;゚Д゚) 何があったの?
こちらは、茨城県の「筑波連山縦走のみち(2)」で出会ったサバトラたちです。
そっくり兄弟だなー、と思っていたら
じつはそっくり3兄弟(姉妹?)でした。
ちょっと写真がブレてますが、わかりますよね?
最後は、千葉県の「伊藤佐千夫のみち」で見かけた異色カップルです。
この二人は、他人じゃなくて、一緒に散歩してるようなんです。
ご主人は、イヌと一緒に歩いているおばさんです。
おばさんは、ネコにも声をかけながら、歩いてましたから、たぶんそうなんだと思います。
まあ、ネコはあまり言うことを聞かず、あっち行ったりしてましたが。
イヌも大きいですが、ネコもなかなかの巨体です。
きっと、うまいものいっぱい食べて、可愛がられてるんでしょうね。
いかがでしたでしょうか。
関東ふれあいの道に関して、何一つためになる情報はありませんでしたが、個人的趣味により、またやりますね動物特集。
どうぞご期待ください。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
よろしければ、コメントや読者登録を頂けると嬉しいです!
ではまた。
(=´ω`)ノ
ふたたび海へ 理想郷をたずねて①
(「理想郷を訪ねるみち」鵜原理想郷からの夕暮れ)
こんにちは、りゅうぞうです。
前回は、房総の山を横断して、太平洋まで出るつもりだったんですが、途中の清澄寺で暑さにやられてダウン。
千葉の山の秘境っぷりがまた、すごかったです。
⇩前回の旅はこちら。
trailtravel8hureai.hatenablog.jp
というわけで、遠路はるばる電車とバスを乗り継いで、前回終了地点の清澄寺からスタートです。
自宅を出たのが5時半ぐらい、到着したのが9時29分。
ほぼ4時間かかりましたよ、ハイ。
今回のルートはこれです。
清澄山を東に太平洋に下り、そこから海岸沿いに勝浦を経て九十九里浜の南端まで。
途中ビバークを入れて2日間の旅です。
これが1日目のルートです。
清澄寺から内浦山県民の森まで「アジサイのみち」、そこからおせんころがしまでの「海と森をつなぐみち」を通り、そこから電車移動して「理想郷をたずねるみち」で終了。
2日目のルートは、また改めて詳しく紹介しますね。
今回は、山あり海ありのダイナミックなコースです。
なかでも楽しみにしているのが、「鵜原理想郷」!
理想郷っていうぐらいだから、天国みたいなところに違いない!
( * ´Д`) ハアハア・・・
もう心が騒ぎます! いや、よこしまな気持ちはありませんよ。
で、出発したんですが、前回の旅が8月22~23日だったのに、今回の旅はなんと、4カ月後の平成27年12月22~23日となりました。
もう年の瀬です。
熱中症の記事を書いた次が、もう冬になってるって、なんだか強引なストーリー展開のようで、とても気が引けます。
来年はもっと頑張って旅しようと誓うのでした。
一気に海へ! 秘境をあとに
さて、新幹線なら大阪まで余裕で行ける時間をかけて、ようやく到着しましたJR安房小湊駅。なんだか公民館のような雰囲気です。
ここから、バスに乗って清澄寺まで。
バスといっても、ワンボックスカーです。
運転手さんに、「九十九里まで行くんです」って言ったら、「うへぇ!」と反応が返ってきました。
20分ほどで清澄寺バス停に到着です。
ここは知る人ぞ知る、極真空手発祥の地らしい。なんでも、大山倍達がここで一年半にわたり山籠もり修行をしたそうです。
清澄寺はなかなか立派なお寺です。
1200年ぐらい前に「不思議法師」という素性不明のお坊さんがやってきて、開山したそうです。またここは、日蓮上人が日蓮宗を開いたお寺でもあります。
もともとは、もっと山奥の元清澄山(前回アップダウンがきつくてバテたあたり)にお寺があったそうです。たしかに不思議法師が現れそうな秘境でしたね。
ちょっと境内に入って、お参りして、スタートします。
前回の秘境ムードとは異なり、明るく開けたトレイルです。
林道なので、人の気配もあります。
下り基調ということもあり、快調に走って行きます。
海が見えてきました。
神奈川編でもこういう景色を見ましたが、山の間から輝く海が見えると、心が躍りますね。ぼくの大好きな景色の一つです。
そうこうするうちに、「アジサイのみち」の終点の内浦山県民の森に到着です。
8km弱を1時間ほどで進んだので、だいぶ時間の余裕もできました。前回の熱中症ふらふら状態とは全く違う快調ぶりです。
まあ、もう冬になりましたからね・・・
ここから先は、しっかりした舗装道を下って、先ほどの安房小湊の町まで一気に下り降ります。
秘境とも、いよいよお別れです。
終わりとなると、やっぱりちょっと寂しい。
4kmほど続く、ながーい下りを進むと、ようやく海のほとりに出ました。
始まります 海の千葉
さて、ここからは海沿いにJR行川アイランド駅まで進み、そこから電車で鵜原理想郷へ向かいます。
まずは、安房小湊の内浦湾沿いに走ります。ここの内浦海岸は神奈川編を思い出させる砂浜です。
⇩砂浜を走る神奈川の旅はこちら
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やっぱり、海はいつ来ても開放感がありますね。
今回の旅で、印象に残った光景がこれです。
砂浜を走っていると、波打ち際でキャーキャーとはしゃいでいる女性4人を見かけました。よく見ると、だいぶ年配のご婦人たちでした。
まるで女子高生のように、無邪気に会話しています。女学生時代の友達でしょうか。
もしかすると、何年ぶりかで一緒に旅行に来たのかもしれません。
彼女たちにとっても忘れられない旅があったのかも、そんなことを想像しながら、ぼくは4人の影を見ていました。
やがて砂浜は終わり、誕生寺という日蓮上人が生まれたというお寺に到着します。
お寺の裏に高台へ登るみちが通じていて、そこを登っていくと、トンネルがありました。
そこを抜けると、今度は先ほどまでの優しい砂浜とは打って変わった、荒々しい断崖のみちが続いていました。
このみちを1kmほど行くと、小さな漁村がありました。
少し集落のほうに降りてみます。
急な崖沿いに、家がへばりつくように建てられていて、それらが階段と路地で迷路のように結ばれています。
そして、漁港と言えば、ネコです。いたるところにネコが歩いたり、寝ていたりして、ネコ好きのぼくとしてはもうウキウキです。
(*´ω`*) ここが理想郷?
この美猫一家は、別の記事でも紹介しましたね。
⇩ネコや動物たちの記事はこちら
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ネコに心を癒されながら、漁村を散歩しました。
さて、ここを過ぎると、「海と森をつなぐみち」のゴールとなる「おせんころがし」と行川アイランドはすぐそこです。
おせんころがし、なんだか気になる地名です。
この続きは、次回の「理想郷をたずねて ②」で書くことにしますね。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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(まだ、コメントゼロなんですさびしい・・・読者登録もお待ちしています!)
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